ちょっとネットを見ていたら、とんでもない話が載ってました。
ひでーなぁ、日本の新聞。ほんとうにひどいわ。
どうしたら、こういう嘘っぱちばっかり書いていて平気でいられるんでしょう。
ほんまにイヤになります。
キチンと書いてくれてるのは、
木走日記というブログで、木走正水(きばしりまさみず)さんという方が報告くださってます。
自己主張のために日本をボロカスに偏向報道する大新聞社説
http://news.livedoor.com/article/detail/4858168/?p=1
です。
くわしくは、上記の記事を読んでいただくとして、簡単にダイジェストで要約しますと、
---------------------------------------------------
G20で、世界の国が集まったが、海外からの借金が多くてヒーコラ言ってる各国が、自国の国内で国債の調達ができている日本は財政状態が良いから、「日本は独自のスケジュールでやってくれていいよ」と、財政状態の良い日本だけを別枠扱いにして共通目標を立てることにした。
であるにも関わらず、官僚の言いなりになっている新聞5紙(朝日・読売・毎日・産経・日経)は、この「別枠扱い」を、あたかも、日本だけが特別に「財政状態が悪い」のであるかのように「例外扱いは恥ずかしい」などと書いて、日本の世論を「増税仕方なし」に誘導するようにし向けた。
---------------------------------------------------
ということなんですよ。
新聞各社の社説のタイトルを並べてみましょう。
【朝日社説】G20―「例外日本」の情けなさ
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit2
【読売社説】成長と財政再建 G20で首相が負った重い宿題
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100629-OYT1T01141.htm
【毎日社説】G20財政目標 日本こそ必要な危機感
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100630k0000m070108000c.html
【産経社説】G20首脳宣言 「例外扱い」は恥ずかしい
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100630/fnc1006300341001-n1.htm
【日経社説】財政立て直しの国際数値目標の重さ
http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE3E2E2E6E5E7E2E2E0EBE2E4E0E2E3E28297EAE2E2E2;n=96948D819A938D96E38D8D8D8D8D
どうですか?この横並び報道。
いや、横並び誤報ですよ。
というか、横並び偏向記事であり、
●横並び洗脳
なわけです。新聞がいかに洗脳メディアであるか?ということがよくわかりますよね。
しかし、ここまでひどいというのは、本当にとんでもないことだと思います。
こいつらに良心というものはないのかね?って思います。
本当に、あまりにひどいです。
いったい、どこをどう曲解したら、ここまで正反対の記事になるのか。救いようがないです。
これが「記者クラブ制」という、とんでもない制度のひどさなんですよ。
なんだ、これは。
本当にひどいですなぁ。
でも、真面目な国民ほど、社説を丁寧に読んで「ああ、日本は本当にダメだ」と思いこまされるわけです。あああ、だまされたらあきませんよ、お父さん!と言いたくなります。
しかしそれにしても、5社が一斉に、同じ方向に、とんでもなく歪んでいるんですよ?
なんじゃこれは。
明らかに、「国民を洗脳してやる!」という悪意、コントロール意識が丸見えじゃないですか。
ほんまにひどい。
しかし、かなり多くの人が、この「洗脳」にやられてしまうでしょうし、どうしたらええんやろか?と暗澹たる気持になります。
とにかく、このひどさを、1人でも多くの人に伝えないと、とてもじゃないけど、寝れませんわ。
みなさん、本当に、本当に、本当に、このひどい状態を、しっかり認識してくださいね!!!!!
新聞・テレビは嘘っぱちばっかり報道してるんですよ!!!!!
ちゃんと自分で情報を調べて理解してくださいね!!!!
こんなもん、正しい知識があれば、絶対に騙されない、ものすごく基本的な事なんですよ。5大紙は、本当にひどい。国民的不買運動を展開するべきですわ。マジで。
この話に関しては、ここまで、なんですけど、まぁ、これに伴って、以下基礎知識を少し書いておきますので、知らない人は、こういう基礎知識をキチンと身につけてください。
------------------
日本は戦前、「大本営発表」という体制を作りました。
日本を戦時体制にするために、情報のルートを制限したんです。ラジオは当然統制されましたが、新聞も地方新聞がたくさんあったのに、「地域に一社」という限定をつけたわけです。
この情報統制の仕組みのせいで、国民は知るべき正しい情報が得られずに、軍部の独走に歯止めもかけられず、突っ走ってばかりで、結果として原爆を落とされてやっとストップという最悪の結果になったんです。
で、戦後。
日本人は自覚してませんが、欧米人から見ると、日本人は、とてつもなく獰猛で、暴力的民族という捉え方をされてたわけです。なぜなら、黄色人種で白人文化にケンカを売った民族は、他にいなかったからです。
だから、日本に入ったGHQは、獰猛な日本人を、いかに飼い慣らすか?という問題意識を持っていて、そのために、交戦権を奪う憲法第九条を日本人に与えたりしたわけです。(だからどうだ、というのは、ここではちょっと保留。)
で、その「大本営発表」という仕組みをどうしたかというと、これが驚くべき事に、改革せずに、そのまま残しちゃったんですね。
つまり、「地方新聞は都道府県に1社」というルールを戦前に戻さずに、そのまま残してしまったわけです。
なぜなら、その方が、日本の国民全体を洗脳するのに都合が良かったからです。
民主主義だとか、いろんな考えを日本人に吹き込まなければならなかったので、大本営発表の仕組みを見て「おお、こりゃ便利だ!」とでも思ったのではないでしょうか。
以来、日本では、まともな地域ジャーナリズムというのが育っていません。新聞社の数も、ものすごく少ないんです。アメリカと比べると、何分の一とか、そういう比率でしょう。10分の1くらいだったかもしれません。
そのせいで、日本では、戦後も画一的価値観が津々浦々にあっという間に広がるという体制ができあがってしまったわけです。日本においては、価値観の多様性と言う事自体がないわけです。
このあたり、どうも当時のGHQは、意図的に「日本をコントロールできる仕組み」を温存して、日本の国内に、そういう仕組み・仕掛けを設置したまま帰ったっぽいんです。
その証拠に関しては、いろいろ話はあって、新聞社の社主がアメリカCIAのスパイだったとか、自民党にCIAから資金提供がされているとか、それはもういろいろ傍証はあるわけですが、まず僕たちがしっかりと意識しないといけないのは、このGHQによって、「東京地検特捜部」というものが設置されたんですよ!!!と言うことです。
小沢さんの政治資金規正法を、やたらと突っついてたのが、この「東京地検特捜部」です。また、この地検の情報をリークでもいいから欲しがるのがマスコミで、そのマスコミは「記者クラブ制」によって完全に情報がガードされて、一般の記者が政治家の会見に参加もできないという状態になっている、ということなんです。
そして、この「東京地検特捜部」というのは、もともとは、日本政府の戦時中の物資を横流しして、自分のポケットに入れていた政治家を摘発するために作られた部署でして、単純に言ってしまうと「抜き打ち検査をする機能」くらいしか機能をもっていないのです。
別に警察のように緻密な捜査を繰り返して「この政治家は怪しい」とざっくりとしたアタリがあった上で捜査するのではなく、実に恣意的に「こいつは悪いことをやっているに違いない!」という決めつけの前提で捜査するというトンデモ部署なわけです。もともとが、そういう部署なんですよ。
で、しかも、この「東京地検特捜部」の歴代の偉いさんは、必ずアメリカの日本大使館勤めになっていて、米国人脈とつながりがある形になっているわけです。
で、確か、あの「ノーパンしゃぶしゃぶ」の事件も、この「東京地検特捜部」が担当したのだったと思います。
つまり、政治家も官僚も、好きなように恣意的に締め上げる事ができる部署が「東京地検特捜部」なんですよね。
ですから、こいつらの「捜査」を真に受けてたら、ろくな事がないんです。どの程度まともに捜査をしているのかを、しっかり国民がチェックしなければならない。
であるにもかかわらず!!!
ですよ。
日本人の多くは、この「東京地検特捜部」を正義の味方のように思ってるわけです。
この半年、ツイッターでいろいろな情報を見聞してきましたが、それはもう、「東京地検特捜部」の捜査とか極悪です。とにかく「ないことを吐かせる」というひどさなんですから。
小沢さんの秘書を捕まえる。で、密室に閉じこめて「吐け!」とひたすら脅す。それだけなんですよね。実際に何か裏金を動かしたかどうかとかは関係ないわけです。たとえひと言でも、秘書さんが「やりました」と発言したら、その発言だけで起訴に持ち込むわけです。
本当にひでぇ話です。
そういうのが「東京地検特捜部」。
腐った奴ら。
で、その手先になってるのが、大手新聞社5社。
で、世界第二位の経済大国(最近はもうちょっと地位は落ちたかも。)の日本が、別に財政危機に陥ってるわけでもないのに、世界のG20という超メジャーな会議での様子を、上記のように、完全にひんまげて報道して、それでも「どうせ大本営発表だからバレないさ」と、いけしゃあしゃあとウソをつきまくっているというのが、この国の現実なわけですよ。
そういう事を、みなさん、しっかりと意識してくださいね、という話でした。
ひでーなぁ、日本の新聞。ほんとうにひどいわ。
どうしたら、こういう嘘っぱちばっかり書いていて平気でいられるんでしょう。
ほんまにイヤになります。
キチンと書いてくれてるのは、
木走日記というブログで、木走正水(きばしりまさみず)さんという方が報告くださってます。
自己主張のために日本をボロカスに偏向報道する大新聞社説
http://news.livedoor.com/article/detail/4858168/?p=1
です。
くわしくは、上記の記事を読んでいただくとして、簡単にダイジェストで要約しますと、
---------------------------------------------------
G20で、世界の国が集まったが、海外からの借金が多くてヒーコラ言ってる各国が、自国の国内で国債の調達ができている日本は財政状態が良いから、「日本は独自のスケジュールでやってくれていいよ」と、財政状態の良い日本だけを別枠扱いにして共通目標を立てることにした。
であるにも関わらず、官僚の言いなりになっている新聞5紙(朝日・読売・毎日・産経・日経)は、この「別枠扱い」を、あたかも、日本だけが特別に「財政状態が悪い」のであるかのように「例外扱いは恥ずかしい」などと書いて、日本の世論を「増税仕方なし」に誘導するようにし向けた。
---------------------------------------------------
ということなんですよ。
新聞各社の社説のタイトルを並べてみましょう。
【朝日社説】G20―「例外日本」の情けなさ
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit2
【読売社説】成長と財政再建 G20で首相が負った重い宿題
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100629-OYT1T01141.htm
【毎日社説】G20財政目標 日本こそ必要な危機感
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100630k0000m070108000c.html
【産経社説】G20首脳宣言 「例外扱い」は恥ずかしい
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100630/fnc1006300341001-n1.htm
【日経社説】財政立て直しの国際数値目標の重さ
http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE3E2E2E6E5E7E2E2E0EBE2E4E0E2E3E28297EAE2E2E2;n=96948D819A938D96E38D8D8D8D8D
どうですか?この横並び報道。
いや、横並び誤報ですよ。
というか、横並び偏向記事であり、
●横並び洗脳
なわけです。新聞がいかに洗脳メディアであるか?ということがよくわかりますよね。
しかし、ここまでひどいというのは、本当にとんでもないことだと思います。
こいつらに良心というものはないのかね?って思います。
本当に、あまりにひどいです。
いったい、どこをどう曲解したら、ここまで正反対の記事になるのか。救いようがないです。
これが「記者クラブ制」という、とんでもない制度のひどさなんですよ。
なんだ、これは。
本当にひどいですなぁ。
でも、真面目な国民ほど、社説を丁寧に読んで「ああ、日本は本当にダメだ」と思いこまされるわけです。あああ、だまされたらあきませんよ、お父さん!と言いたくなります。
しかしそれにしても、5社が一斉に、同じ方向に、とんでもなく歪んでいるんですよ?
なんじゃこれは。
明らかに、「国民を洗脳してやる!」という悪意、コントロール意識が丸見えじゃないですか。
ほんまにひどい。
しかし、かなり多くの人が、この「洗脳」にやられてしまうでしょうし、どうしたらええんやろか?と暗澹たる気持になります。
とにかく、このひどさを、1人でも多くの人に伝えないと、とてもじゃないけど、寝れませんわ。
みなさん、本当に、本当に、本当に、このひどい状態を、しっかり認識してくださいね!!!!!
新聞・テレビは嘘っぱちばっかり報道してるんですよ!!!!!
ちゃんと自分で情報を調べて理解してくださいね!!!!
こんなもん、正しい知識があれば、絶対に騙されない、ものすごく基本的な事なんですよ。5大紙は、本当にひどい。国民的不買運動を展開するべきですわ。マジで。
この話に関しては、ここまで、なんですけど、まぁ、これに伴って、以下基礎知識を少し書いておきますので、知らない人は、こういう基礎知識をキチンと身につけてください。
------------------
日本は戦前、「大本営発表」という体制を作りました。
日本を戦時体制にするために、情報のルートを制限したんです。ラジオは当然統制されましたが、新聞も地方新聞がたくさんあったのに、「地域に一社」という限定をつけたわけです。
この情報統制の仕組みのせいで、国民は知るべき正しい情報が得られずに、軍部の独走に歯止めもかけられず、突っ走ってばかりで、結果として原爆を落とされてやっとストップという最悪の結果になったんです。
で、戦後。
日本人は自覚してませんが、欧米人から見ると、日本人は、とてつもなく獰猛で、暴力的民族という捉え方をされてたわけです。なぜなら、黄色人種で白人文化にケンカを売った民族は、他にいなかったからです。
だから、日本に入ったGHQは、獰猛な日本人を、いかに飼い慣らすか?という問題意識を持っていて、そのために、交戦権を奪う憲法第九条を日本人に与えたりしたわけです。(だからどうだ、というのは、ここではちょっと保留。)
で、その「大本営発表」という仕組みをどうしたかというと、これが驚くべき事に、改革せずに、そのまま残しちゃったんですね。
つまり、「地方新聞は都道府県に1社」というルールを戦前に戻さずに、そのまま残してしまったわけです。
なぜなら、その方が、日本の国民全体を洗脳するのに都合が良かったからです。
民主主義だとか、いろんな考えを日本人に吹き込まなければならなかったので、大本営発表の仕組みを見て「おお、こりゃ便利だ!」とでも思ったのではないでしょうか。
以来、日本では、まともな地域ジャーナリズムというのが育っていません。新聞社の数も、ものすごく少ないんです。アメリカと比べると、何分の一とか、そういう比率でしょう。10分の1くらいだったかもしれません。
そのせいで、日本では、戦後も画一的価値観が津々浦々にあっという間に広がるという体制ができあがってしまったわけです。日本においては、価値観の多様性と言う事自体がないわけです。
このあたり、どうも当時のGHQは、意図的に「日本をコントロールできる仕組み」を温存して、日本の国内に、そういう仕組み・仕掛けを設置したまま帰ったっぽいんです。
その証拠に関しては、いろいろ話はあって、新聞社の社主がアメリカCIAのスパイだったとか、自民党にCIAから資金提供がされているとか、それはもういろいろ傍証はあるわけですが、まず僕たちがしっかりと意識しないといけないのは、このGHQによって、「東京地検特捜部」というものが設置されたんですよ!!!と言うことです。
小沢さんの政治資金規正法を、やたらと突っついてたのが、この「東京地検特捜部」です。また、この地検の情報をリークでもいいから欲しがるのがマスコミで、そのマスコミは「記者クラブ制」によって完全に情報がガードされて、一般の記者が政治家の会見に参加もできないという状態になっている、ということなんです。
そして、この「東京地検特捜部」というのは、もともとは、日本政府の戦時中の物資を横流しして、自分のポケットに入れていた政治家を摘発するために作られた部署でして、単純に言ってしまうと「抜き打ち検査をする機能」くらいしか機能をもっていないのです。
別に警察のように緻密な捜査を繰り返して「この政治家は怪しい」とざっくりとしたアタリがあった上で捜査するのではなく、実に恣意的に「こいつは悪いことをやっているに違いない!」という決めつけの前提で捜査するというトンデモ部署なわけです。もともとが、そういう部署なんですよ。
で、しかも、この「東京地検特捜部」の歴代の偉いさんは、必ずアメリカの日本大使館勤めになっていて、米国人脈とつながりがある形になっているわけです。
で、確か、あの「ノーパンしゃぶしゃぶ」の事件も、この「東京地検特捜部」が担当したのだったと思います。
つまり、政治家も官僚も、好きなように恣意的に締め上げる事ができる部署が「東京地検特捜部」なんですよね。
ですから、こいつらの「捜査」を真に受けてたら、ろくな事がないんです。どの程度まともに捜査をしているのかを、しっかり国民がチェックしなければならない。
であるにもかかわらず!!!
ですよ。
日本人の多くは、この「東京地検特捜部」を正義の味方のように思ってるわけです。
この半年、ツイッターでいろいろな情報を見聞してきましたが、それはもう、「東京地検特捜部」の捜査とか極悪です。とにかく「ないことを吐かせる」というひどさなんですから。
小沢さんの秘書を捕まえる。で、密室に閉じこめて「吐け!」とひたすら脅す。それだけなんですよね。実際に何か裏金を動かしたかどうかとかは関係ないわけです。たとえひと言でも、秘書さんが「やりました」と発言したら、その発言だけで起訴に持ち込むわけです。
本当にひでぇ話です。
そういうのが「東京地検特捜部」。
腐った奴ら。
で、その手先になってるのが、大手新聞社5社。
で、世界第二位の経済大国(最近はもうちょっと地位は落ちたかも。)の日本が、別に財政危機に陥ってるわけでもないのに、世界のG20という超メジャーな会議での様子を、上記のように、完全にひんまげて報道して、それでも「どうせ大本営発表だからバレないさ」と、いけしゃあしゃあとウソをつきまくっているというのが、この国の現実なわけですよ。
そういう事を、みなさん、しっかりと意識してくださいね、という話でした。
また、岩上安身氏のインタビュー動画を紹介します。
今回は、減税を着実に実行しようとしている名古屋市長、河村たかし氏のインタビュー。
うちの日記でも、2年近く前に、この河村たかしさんの著書、「この国は議員にいくら使うのか」を紹介してます。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200810231205279766/
この本は、とにかくもう、絶対必読。政治について考える気があるなら、まず「この国は議員にいくら使うのか」を、最低でも読んでから考えないと、絶対に官僚の口車に乗せられます。必ず読んでください。
さて、河村さんの意見を簡単に紹介しますと、財政を健全にするには、まずプライスキャップを明確にするのが大事ということをいっておられる。
だから、最初に【減税】を決定して、それから「いかに削るのか」を考えない限り、
「右のポケットの予算を左のポケットに移す」
という話にしかならない。
ということなんですね。
正しい。
実にまっとうです。
行財政改革をするなら、事業仕分けしたり、天下り制限をしたりとかするんでなくて、
●まず減税をする。
ということをしない限り、絶対にでけんわね、というのが河村市長の絶対的信念なんですが、非常に正しいですわね。
あと、なるほどなーと思うのは、
「政権交代なんか要求してもアカンのよ。減税を要求せにゃ。」という事を言ってるのも確かにその通り。
スーパーにでかけて商品の品質と値段についてはチェックするけど、経営陣を変えろ!とかは要求せんでしょ?ということだそうな。確かにそのとおり。
こういう事を言ってるのは、河村さんに言わせれば「いまの政治家はほとんど全部が『家業』になっとる。税金で食っとるでしょ。それは違うんだわ。自分の稼ぎは自分の商売で得て、政治はボランティアでやるようにせんといかん。でも、それを言うと、まず政治家に大反対されるんだわ。だからうまく行かんのよ。だから市民の側は、まず減税を要求してくださいと言うとるの。」という話なんですね。
それから、財政危機に関しても、河村さんに言わせれば箸にも棒にもひっかからない論議となりまして、
「国債は国の借金かも知らんが、日本の場合は国民から借りとるんだから、国民にとっては資産でしょうが。財産が増えとるのに、なんでそれが危機になるんですか。」
と言うことなんですよね。これまた当たり前。
もう、小気味良いほど政治家も官僚も切りまくり。官僚に至っては、
「官僚は経済の事を勉強しとらんから、何にも知らんのよ。ペケペケ大学を出てペケペケ省に入って、またペケペケ大学の教授になって、ずっと『先輩の言うとおり』の事を言い続けておるから、大学教授があーだこーだ言うのも全部一緒。みーんななーんも知らんのだわ。国債が国民の財産だっちゅう基本的なこともわかっとらんのよ。」
と、「ペケペケ村の村民」として切って捨てております。あー、実に正しい。
まぁ僕のダイジェストより、実際のインタビューを見て、聞いてもらう方がよろしい。
で、内容に納得したら、どんどん拡散してください。よろしくです。
一本目の動画は、まだ雑談半分でエンジンがかかってませんので、2本目あたりから見た方が面白いかも。まぁ、そのあたりはご自由に。
●河村たかし氏インタビュー01
http://www.youtube.com/watch?v=wfuUisvDkhE
「テレビと新聞が一緒になとるメディアは日本だけなんでしょう。主要国はではない。」
●河村たかし氏インタビュー02
http://www.youtube.com/watch?v=3UCa5bNAZlA&feature=related
「自民党と民主党が増税を争いながら政治をやるなんてね」「日本は実は、家業議員国家なんですよ」
●河村たかし氏インタビュー03
http://www.youtube.com/watch?v=QMg8p1KGxUg&feature=related
「これ見てる人、東京電力の社債は借金ですか財産ですかどっちですか」「国債は財務省から見れば借金かもわからんが、国民から見ればこれは財産じゃないの」
●河村たかし氏インタビュー04
http://www.youtube.com/watch?v=BlqlZ2Sr7z8&feature=related
「役人で出世するのは天下り先を作ったり裏金を作った人が出世するんだから。減税したら出世なんてできるわけないじゃないですか」「議員が家業になって税金で飯食うと、構造的に税金が多い方がいいんです」
●河村たかし氏インタビュー05
http://www.youtube.com/watch?v=4rR-3tZoCmc&feature=related
「政治というのは納税者が徴税者と戦う歴史なんです。納税者の代弁者であるべき議員の生活費と活動費が税金で賄われていると、これは役人じゃないですか」「有権者の皆さんが一番大事なことは、減税を要求することです。政権交代を要求しても駄目」
●河村たかし氏インタビュー06
http://www.youtube.com/watch?v=hzAlFprl4TQ&feature=related
「庶民の生活を守るために、庶民側に立たなきゃいかん。役人側でなしに」「増税を争う政党なんて、選択肢ありゃしませんね。えらいことになりましたね、日本も」
●河村たかし氏インタビュー07
http://www.youtube.com/watch?v=wXSMT3_jq-E&feature=related
「元々議員というのは自由ですから。党議拘束があるのがおかしいんです」「なんで議会が減税に反対するかというと、税金の分配権がなくなるから」
●河村たかし氏インタビュー08
http://www.youtube.com/watch?v=dMe6QF5Ex34&feature=related
「自分で町を作っていく。そういうことができれば、政治ももっと尊敬されるようになってね、地域愛が生まれ、で、愛国心がでる」「非自民の旗は減税にならないかんですよ」
今回は、減税を着実に実行しようとしている名古屋市長、河村たかし氏のインタビュー。
うちの日記でも、2年近く前に、この河村たかしさんの著書、「この国は議員にいくら使うのか」を紹介してます。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200810231205279766/
この本は、とにかくもう、絶対必読。政治について考える気があるなら、まず「この国は議員にいくら使うのか」を、最低でも読んでから考えないと、絶対に官僚の口車に乗せられます。必ず読んでください。
さて、河村さんの意見を簡単に紹介しますと、財政を健全にするには、まずプライスキャップを明確にするのが大事ということをいっておられる。
だから、最初に【減税】を決定して、それから「いかに削るのか」を考えない限り、
「右のポケットの予算を左のポケットに移す」
という話にしかならない。
ということなんですね。
正しい。
実にまっとうです。
行財政改革をするなら、事業仕分けしたり、天下り制限をしたりとかするんでなくて、
●まず減税をする。
ということをしない限り、絶対にでけんわね、というのが河村市長の絶対的信念なんですが、非常に正しいですわね。
あと、なるほどなーと思うのは、
「政権交代なんか要求してもアカンのよ。減税を要求せにゃ。」という事を言ってるのも確かにその通り。
スーパーにでかけて商品の品質と値段についてはチェックするけど、経営陣を変えろ!とかは要求せんでしょ?ということだそうな。確かにそのとおり。
こういう事を言ってるのは、河村さんに言わせれば「いまの政治家はほとんど全部が『家業』になっとる。税金で食っとるでしょ。それは違うんだわ。自分の稼ぎは自分の商売で得て、政治はボランティアでやるようにせんといかん。でも、それを言うと、まず政治家に大反対されるんだわ。だからうまく行かんのよ。だから市民の側は、まず減税を要求してくださいと言うとるの。」という話なんですね。
それから、財政危機に関しても、河村さんに言わせれば箸にも棒にもひっかからない論議となりまして、
「国債は国の借金かも知らんが、日本の場合は国民から借りとるんだから、国民にとっては資産でしょうが。財産が増えとるのに、なんでそれが危機になるんですか。」
と言うことなんですよね。これまた当たり前。
もう、小気味良いほど政治家も官僚も切りまくり。官僚に至っては、
「官僚は経済の事を勉強しとらんから、何にも知らんのよ。ペケペケ大学を出てペケペケ省に入って、またペケペケ大学の教授になって、ずっと『先輩の言うとおり』の事を言い続けておるから、大学教授があーだこーだ言うのも全部一緒。みーんななーんも知らんのだわ。国債が国民の財産だっちゅう基本的なこともわかっとらんのよ。」
と、「ペケペケ村の村民」として切って捨てております。あー、実に正しい。
まぁ僕のダイジェストより、実際のインタビューを見て、聞いてもらう方がよろしい。
で、内容に納得したら、どんどん拡散してください。よろしくです。
一本目の動画は、まだ雑談半分でエンジンがかかってませんので、2本目あたりから見た方が面白いかも。まぁ、そのあたりはご自由に。
●河村たかし氏インタビュー01
http://www.youtube.com/watch?v=wfuUisvDkhE
「テレビと新聞が一緒になとるメディアは日本だけなんでしょう。主要国はではない。」
●河村たかし氏インタビュー02
http://www.youtube.com/watch?v=3UCa5bNAZlA&feature=related
「自民党と民主党が増税を争いながら政治をやるなんてね」「日本は実は、家業議員国家なんですよ」
●河村たかし氏インタビュー03
http://www.youtube.com/watch?v=QMg8p1KGxUg&feature=related
「これ見てる人、東京電力の社債は借金ですか財産ですかどっちですか」「国債は財務省から見れば借金かもわからんが、国民から見ればこれは財産じゃないの」
●河村たかし氏インタビュー04
http://www.youtube.com/watch?v=BlqlZ2Sr7z8&feature=related
「役人で出世するのは天下り先を作ったり裏金を作った人が出世するんだから。減税したら出世なんてできるわけないじゃないですか」「議員が家業になって税金で飯食うと、構造的に税金が多い方がいいんです」
●河村たかし氏インタビュー05
http://www.youtube.com/watch?v=4rR-3tZoCmc&feature=related
「政治というのは納税者が徴税者と戦う歴史なんです。納税者の代弁者であるべき議員の生活費と活動費が税金で賄われていると、これは役人じゃないですか」「有権者の皆さんが一番大事なことは、減税を要求することです。政権交代を要求しても駄目」
●河村たかし氏インタビュー06
http://www.youtube.com/watch?v=hzAlFprl4TQ&feature=related
「庶民の生活を守るために、庶民側に立たなきゃいかん。役人側でなしに」「増税を争う政党なんて、選択肢ありゃしませんね。えらいことになりましたね、日本も」
●河村たかし氏インタビュー07
http://www.youtube.com/watch?v=wXSMT3_jq-E&feature=related
「元々議員というのは自由ですから。党議拘束があるのがおかしいんです」「なんで議会が減税に反対するかというと、税金の分配権がなくなるから」
●河村たかし氏インタビュー08
http://www.youtube.com/watch?v=dMe6QF5Ex34&feature=related
「自分で町を作っていく。そういうことができれば、政治ももっと尊敬されるようになってね、地域愛が生まれ、で、愛国心がでる」「非自民の旗は減税にならないかんですよ」
ちょっと、いまコンビニに出ている「週刊ポスト」がけっこう面白いので紹介がてら、書きます。ポストは編集長が代わってから、面白くなったと評判です。とくに、
●官・財・マスコミ「増税キャンペーン」の汚い内幕
という記事をはじめ、消費税にまつわるマスコミの「嘘」を暴いてくれてるのがなかなか良いのです。ざっくりと大枠、わかりやすく書いてくれてます。
で。
繰り返し、何度でも書かないと、なかなかわかってもらえないので、今後もしつこく書いていこうと思うのですが、いまの日本は、ほんとうに、ボヤっとしてると「バカ」になってしまう環境になってるんですね。
それはつまり、
●自分から問題意識を持って情報を取りに行かない人は、テレビと新聞に洗脳されますよ。
ということなんです。
週刊ポストの記事にしても、自分で問題意識を持って「消費税増税って必要なのかな?」と、しっかりとテレビ・新聞とは違う見方を心の中に育てておかないと見過ごしてしまう記事のはずです。
いま、日本という国で何が問題かと言えば、とにかくまず「テレビ・新聞による目に余る嘘っぱち報道」と言うことにつきます。で、それはそれは、本当にひどい「嘘」なんですね。たとえば、
嘘→●日本は財政危機である??????????
なんていうのは、その最たるもので、バカでアホウな官僚が税金を値上げしたいからテキトーな事を言っている事の代表例そのものなんです。
だいたい、
本当→●国家が多くの資産を持っているから、差引きすれば、800兆の借金は300兆にまで下がる。その借金額は、GDP500兆の6割程度だから、健全である。
という話がまずありますよね? これは先に書きました。よその国は資産もないからどうしようもなくなるというだけの話で、日本の政府は金融資産やらビルやら土地やら、ものすごい量の資産を持ってます。だからバランスシート上の問題としては「その計算はおかしいで!」という話です。
でも、これは「嘘」の代表例でしかなくて、ほかにも嘘はいくつもあるわけですよ。たとえば、
事実→●国債は発行していても、それを海外資金ではなく、国内で消化している。
というのがまずあります。そりゃ国債は借金だし、日本の国債の額はすごいので「ギリシャのようになる」とか言うと本当のように感じますけど、ギリシャは海外資金に頼って国債を発行したからおかしくなったんであって、日本は資金調達は国内で充分まかなっていますから、ものすごく健全なわけですよ。
ポストの記事に経済評論家の上念司という人がうまい事言ってる表現が載ってましたが、その例えを借りるなら
「日本の国債は93%を国民が買っている。少子化がどんどん進んで人口が1人になったとしたら、左手に借金、右手に国債を持っているから相殺できる。」
ということにしかならないんですね。つまり、
嘘→●子や孫の世代が苦しむ????
という論理も嘘っぱちなわけです。この理屈に騙されてる「親」世代も多くて困ります。官僚は、その「親心」につけこんで騙しに来てるわけで、実に姑息かつ卑怯で、許せん輩(やから)であります。こういう嘘っぱちに騙されてはいけません。
しかも、なにより
事実→●日本は債務国(借金国)ではなく、世界最大の債権国(金貸し国)である。
という歴然とした事実があります。つまりギリシャは「他の国に金を借りて首が回らなくなった」国ですが、日本は金を貸してる国なわけです。債務=借金を借りている、ということで、債権=金を貸している、ということです。
まぁアメリカに貸してる額がものすごくて、アメリカが潰れてお金を返してもらえなくなると、けっこう大変ですが、それでもとにかく、金を貸して、残った金額だけでもなんとかやっていけてる、ということだから、かなり健全度は高いわけです。
で、それよりなにより大問題なのは、
大嘘→●消費税UPでまともな社会になる。
という、根幹の問題です。こんなもん、うまいこと行くわけないやんけ!アホか!
という話です。だいたい官僚は、心底アホで、学習能力がまったくないと言っても過言ではないのですが、
勘違い→●税率を上げれば、税収は増える。
と思ってるわけです。というのも、これはすでに
事実→●1997年消費税を3%から5%に上げた時、大不況になって翌年の税収は2兆5000億円減った。
という橋本政権の大失敗があったわけですよ。たったの13年前の話ですよ?そんな直近の事実さえ、キチンと検討されていないのが、今回の増税論議の稚拙な点なんですよ。
そんなもん、3%から5%に、【2%】上げただけで2兆5000億円も税収が減ったのだから、5%から10%へ【5%】も上げたら、7~8兆円は確実に税収は下がります。というか、1997年より、いまの社会情勢(国際情勢を含む)はひどいですから、それどころではなくて、20兆とか30兆円の大減収、つまり政府・役人に金が入らなくなる可能性もあるわけでしょ? 自分達の首を絞める事にしかならんのに、それに気づいてないのが、いまのアホアホの官僚たちだって事なんですよ。そういうアホな政策を、過去20年近くも延々続けてきたのが官僚です。
で、総仕上げに差引き【5%もの税率アップ】というキチガイ沙汰をテレビ・新聞を使って宣伝してでもやろうとしているわけで、そこまで税を上げたら、どんな事になるやわかりませんよ。日本が破滅ですって。ほんとに。
いや本当に、本当に、どうしようもないアホなわけですよ。日本の官僚というのは。
今週のポストの記事にもありますが、世界中どこであろうと、不況対策の基本は「減税」なんですよ。あるいは公共投資です。本当は公共投資が効果的なんですけど、よその国では国債を発行して公共投資をするとなると、海外の投資家から借りるということになるから、リスクが高いので、なかなかできないわけです。日本の場合は国内で消化できるのだから、もともと赤字国債であっても、何ら問題はないくらいです。
海外の場合は「よその国に頼って経済復興するわけにもいかんよな」ということで、まず減税をするわけです。それが一番経済に効果があるわけですから。公共投資の次に効果がある。
だから、普通は減税するんです。
だって減税は、「政府の工夫」でできる事だから、ですよ。いろいろな支出を抑えたり、予算の組み替えをしたり、出費を抑えて、それを実現するわけです。それこそ役人が、まず最初にできる「対策」で、まず、それをやってもらわないといけない。
つまり、
世界の常識→●まず減税して、予算を絞って、公共サービスを圧縮する。
わけです。減税というのは緊縮財政のスタート地点なんだ!と言うことですね。減税もせずに、「事業仕分け」して、何の意味がありまんねん? ちゅう事ですわ。あんなパフォーマンスをテレビで見てても、意味なんかまったくありませんって。まず減税ありき。減税したら、いやでも事業の見直しするしかなくなるんですから。で、減税さえしてくれりゃ、あんな「事業仕分けの生中継」なんざ、必要もないっちゅう話ですよ。あんなものは、減税する腹さえくくれない、みみっちい財務省の姑息なパフォーマンスにしか過ぎないっちゅう話で、実にくっだらねぇ。さっさと減税すりゃいいんだ。そんなもん。
僕自身は「福祉はいらんから減税せよ」派なんですけど、でも、この僕の意見すら、本当は「官僚に優しい」意見であって、本当の本当は、
●一般会計は赤字かもしらんが、特別会計には、まだまだ「剰余金」などの資金がある。
ということなんですよね。つまり政府の隠し資産、「埋蔵金」が山盛りあるって事です。だから、この不況時を、政府のサービスを一切圧縮しなくても、埋蔵金をうまく引き出せば50兆やそこいらの予算は簡単につけられるのだから、毎年10兆ずつ減税をやっても、何の事業の規模縮小をしなくても、5年は「不況脱出財政」を運営できるわけですよ。もともと。
今回消費税を5%から10%に5%上げるだけで、少なくとも消費税での税収は9兆円は増える、という話ですから、それこそ、その埋蔵金の活用で「消費税0%」を5年間続けるなんてことすら可能なわけです。
だから、この不況時に大増税を言うと言う事自体が「キチガイ沙汰」であって、それをテレビ・新聞を通じて大宣伝すること自体が犯罪的ですらあるし、そんなアホな話の尻馬に乗って「やっぱり増税しないと日本は危ないよね」なんて言ってのは、はっきり言って、
●ドアホ
だということです。
現実問題としては、法人税減税などはちょっとやめて、法人税と投資減税を組合わせれば効果的なはずなんですよね。新たな事業などを興して、投資するような企業の場合は減税をして、そうでない企業、従来からの経営体制を引き継ぐだけの会社の法人税は、その分上げるとかね。そういう「税の使い方」キチンと考えれば、経済効果につながる施策をいくらでも、打てるはずなんですよ。それも、とても少ない税金で。
つまり、政府は本当に、何にも国民の事なんか考えていない、ということなんですよ。
どうして、ここまでおかしな事を、官僚がやりたがるのか?というと、これまた週刊ポストの記事は、良くまとめてくれていて、元財務官僚の高橋洋一さんの言葉が的確です。財務省という省庁の中の省庁にいただけに、「官僚の文化」「官僚の気持」「官僚の本音」が、実によくわかる。ちょっと引用しましょう。
(引用開始)-------------------------------
「財務官僚には実体経済は分からないし、国の将来のことも二の次です。驚くかもしれませんが、財政再建さえ本気でやろうとは思っていない。借金が大変といいながら、国の巨大な資産を売ろうとしないのがその証拠です。財務官僚は税金を集めて予算を配分することで霞ヶ関や各業界に力を持ってきた。減税は配る金が入らないからやる気はない。増税しても借金返済係なんて仕事は面白くないわけです。
だから財政再建なんていうのは単なる増税の口実でしかなく、政治家をうまく丸め込んで増税させ、予算規模を増やすことを常に考えている。政治家も金を集めて配る方が選挙に有利で政治力も強まるから、それを承知でやっている。」
(引用終了)-------------------------------
と言うことなんですよ。
つまり、ひと言で言うなら、
●予算の配分権さえ手に入れば、国がどうなろうと知ったことではない。
というのが、官僚たちのメンタリティそのものなんです。
ここ!
ここを間違えてはいけません!
こんなキチガイみたいな発想を、実は国民の側は想像すらできないんです。
●予算の配分権さえ手に入れば、国がどうなろうと知ったことではない。
ですよ?
彼らの発想の根幹は、これなんです。我々一般国民からすれば、とんでもない話なんですが、彼らにしたら、こういう事にしかならないんです。
●予算の配分権がすべて!
なんです。
他に価値観は一切ないんです。
で、小沢・鳩山政権は、まさに、そこにメスを入れようとして、テレビ・新聞からの一斉攻撃を受けたんですよ。
それを間違ってはいけないんです。
だから、結論はひと言。
●官僚は正真正銘のキチガイである。
こうにしかならないんです。
何度考えても、他に表現する言葉を思いつかない。
こう言うしか他に言い方がないんですね。
そして、テレビ・新聞は官僚の宣伝メディアですから、その「キチガイ」を伝播させてしまうんです。かなり問題なんです。
そこを、本当に正しく理解してもらいたいと、僕は心底、多くの方に伝えたいです。
●官僚はキチガイである。
●新聞・テレビは、キチガイ増幅装置である。
ということですね。
そこを理解してください。
本当に。
で、分かっていただけたら、是非とも情報拡散をして欲しいんです。
なんと言っても、新聞・テレビのマスの力は大きいですから。
理解ができない!というなら、まず、
●自分から問題意識を持って情報を取りに行く
ということをやってみて欲しいのです。
ここで書いたことが本当かどうかの検証をしてみるだけでもいいと思います。
それだけでも、かなりの事がわかるはずだと思います。
とにかく、自分の頭で考えるようにしましょう。
そこにしか、あなたの幸せはありません。
ということで、よろしくお願いします。
●官・財・マスコミ「増税キャンペーン」の汚い内幕
という記事をはじめ、消費税にまつわるマスコミの「嘘」を暴いてくれてるのがなかなか良いのです。ざっくりと大枠、わかりやすく書いてくれてます。
で。
繰り返し、何度でも書かないと、なかなかわかってもらえないので、今後もしつこく書いていこうと思うのですが、いまの日本は、ほんとうに、ボヤっとしてると「バカ」になってしまう環境になってるんですね。
それはつまり、
●自分から問題意識を持って情報を取りに行かない人は、テレビと新聞に洗脳されますよ。
ということなんです。
週刊ポストの記事にしても、自分で問題意識を持って「消費税増税って必要なのかな?」と、しっかりとテレビ・新聞とは違う見方を心の中に育てておかないと見過ごしてしまう記事のはずです。
いま、日本という国で何が問題かと言えば、とにかくまず「テレビ・新聞による目に余る嘘っぱち報道」と言うことにつきます。で、それはそれは、本当にひどい「嘘」なんですね。たとえば、
嘘→●日本は財政危機である??????????
なんていうのは、その最たるもので、バカでアホウな官僚が税金を値上げしたいからテキトーな事を言っている事の代表例そのものなんです。
だいたい、
本当→●国家が多くの資産を持っているから、差引きすれば、800兆の借金は300兆にまで下がる。その借金額は、GDP500兆の6割程度だから、健全である。
という話がまずありますよね? これは先に書きました。よその国は資産もないからどうしようもなくなるというだけの話で、日本の政府は金融資産やらビルやら土地やら、ものすごい量の資産を持ってます。だからバランスシート上の問題としては「その計算はおかしいで!」という話です。
でも、これは「嘘」の代表例でしかなくて、ほかにも嘘はいくつもあるわけですよ。たとえば、
事実→●国債は発行していても、それを海外資金ではなく、国内で消化している。
というのがまずあります。そりゃ国債は借金だし、日本の国債の額はすごいので「ギリシャのようになる」とか言うと本当のように感じますけど、ギリシャは海外資金に頼って国債を発行したからおかしくなったんであって、日本は資金調達は国内で充分まかなっていますから、ものすごく健全なわけですよ。
ポストの記事に経済評論家の上念司という人がうまい事言ってる表現が載ってましたが、その例えを借りるなら
「日本の国債は93%を国民が買っている。少子化がどんどん進んで人口が1人になったとしたら、左手に借金、右手に国債を持っているから相殺できる。」
ということにしかならないんですね。つまり、
嘘→●子や孫の世代が苦しむ????
という論理も嘘っぱちなわけです。この理屈に騙されてる「親」世代も多くて困ります。官僚は、その「親心」につけこんで騙しに来てるわけで、実に姑息かつ卑怯で、許せん輩(やから)であります。こういう嘘っぱちに騙されてはいけません。
しかも、なにより
事実→●日本は債務国(借金国)ではなく、世界最大の債権国(金貸し国)である。
という歴然とした事実があります。つまりギリシャは「他の国に金を借りて首が回らなくなった」国ですが、日本は金を貸してる国なわけです。債務=借金を借りている、ということで、債権=金を貸している、ということです。
まぁアメリカに貸してる額がものすごくて、アメリカが潰れてお金を返してもらえなくなると、けっこう大変ですが、それでもとにかく、金を貸して、残った金額だけでもなんとかやっていけてる、ということだから、かなり健全度は高いわけです。
で、それよりなにより大問題なのは、
大嘘→●消費税UPでまともな社会になる。
という、根幹の問題です。こんなもん、うまいこと行くわけないやんけ!アホか!
という話です。だいたい官僚は、心底アホで、学習能力がまったくないと言っても過言ではないのですが、
勘違い→●税率を上げれば、税収は増える。
と思ってるわけです。というのも、これはすでに
事実→●1997年消費税を3%から5%に上げた時、大不況になって翌年の税収は2兆5000億円減った。
という橋本政権の大失敗があったわけですよ。たったの13年前の話ですよ?そんな直近の事実さえ、キチンと検討されていないのが、今回の増税論議の稚拙な点なんですよ。
そんなもん、3%から5%に、【2%】上げただけで2兆5000億円も税収が減ったのだから、5%から10%へ【5%】も上げたら、7~8兆円は確実に税収は下がります。というか、1997年より、いまの社会情勢(国際情勢を含む)はひどいですから、それどころではなくて、20兆とか30兆円の大減収、つまり政府・役人に金が入らなくなる可能性もあるわけでしょ? 自分達の首を絞める事にしかならんのに、それに気づいてないのが、いまのアホアホの官僚たちだって事なんですよ。そういうアホな政策を、過去20年近くも延々続けてきたのが官僚です。
で、総仕上げに差引き【5%もの税率アップ】というキチガイ沙汰をテレビ・新聞を使って宣伝してでもやろうとしているわけで、そこまで税を上げたら、どんな事になるやわかりませんよ。日本が破滅ですって。ほんとに。
いや本当に、本当に、どうしようもないアホなわけですよ。日本の官僚というのは。
今週のポストの記事にもありますが、世界中どこであろうと、不況対策の基本は「減税」なんですよ。あるいは公共投資です。本当は公共投資が効果的なんですけど、よその国では国債を発行して公共投資をするとなると、海外の投資家から借りるということになるから、リスクが高いので、なかなかできないわけです。日本の場合は国内で消化できるのだから、もともと赤字国債であっても、何ら問題はないくらいです。
海外の場合は「よその国に頼って経済復興するわけにもいかんよな」ということで、まず減税をするわけです。それが一番経済に効果があるわけですから。公共投資の次に効果がある。
だから、普通は減税するんです。
だって減税は、「政府の工夫」でできる事だから、ですよ。いろいろな支出を抑えたり、予算の組み替えをしたり、出費を抑えて、それを実現するわけです。それこそ役人が、まず最初にできる「対策」で、まず、それをやってもらわないといけない。
つまり、
世界の常識→●まず減税して、予算を絞って、公共サービスを圧縮する。
わけです。減税というのは緊縮財政のスタート地点なんだ!と言うことですね。減税もせずに、「事業仕分け」して、何の意味がありまんねん? ちゅう事ですわ。あんなパフォーマンスをテレビで見てても、意味なんかまったくありませんって。まず減税ありき。減税したら、いやでも事業の見直しするしかなくなるんですから。で、減税さえしてくれりゃ、あんな「事業仕分けの生中継」なんざ、必要もないっちゅう話ですよ。あんなものは、減税する腹さえくくれない、みみっちい財務省の姑息なパフォーマンスにしか過ぎないっちゅう話で、実にくっだらねぇ。さっさと減税すりゃいいんだ。そんなもん。
僕自身は「福祉はいらんから減税せよ」派なんですけど、でも、この僕の意見すら、本当は「官僚に優しい」意見であって、本当の本当は、
●一般会計は赤字かもしらんが、特別会計には、まだまだ「剰余金」などの資金がある。
ということなんですよね。つまり政府の隠し資産、「埋蔵金」が山盛りあるって事です。だから、この不況時を、政府のサービスを一切圧縮しなくても、埋蔵金をうまく引き出せば50兆やそこいらの予算は簡単につけられるのだから、毎年10兆ずつ減税をやっても、何の事業の規模縮小をしなくても、5年は「不況脱出財政」を運営できるわけですよ。もともと。
今回消費税を5%から10%に5%上げるだけで、少なくとも消費税での税収は9兆円は増える、という話ですから、それこそ、その埋蔵金の活用で「消費税0%」を5年間続けるなんてことすら可能なわけです。
だから、この不況時に大増税を言うと言う事自体が「キチガイ沙汰」であって、それをテレビ・新聞を通じて大宣伝すること自体が犯罪的ですらあるし、そんなアホな話の尻馬に乗って「やっぱり増税しないと日本は危ないよね」なんて言ってのは、はっきり言って、
●ドアホ
だということです。
現実問題としては、法人税減税などはちょっとやめて、法人税と投資減税を組合わせれば効果的なはずなんですよね。新たな事業などを興して、投資するような企業の場合は減税をして、そうでない企業、従来からの経営体制を引き継ぐだけの会社の法人税は、その分上げるとかね。そういう「税の使い方」キチンと考えれば、経済効果につながる施策をいくらでも、打てるはずなんですよ。それも、とても少ない税金で。
つまり、政府は本当に、何にも国民の事なんか考えていない、ということなんですよ。
どうして、ここまでおかしな事を、官僚がやりたがるのか?というと、これまた週刊ポストの記事は、良くまとめてくれていて、元財務官僚の高橋洋一さんの言葉が的確です。財務省という省庁の中の省庁にいただけに、「官僚の文化」「官僚の気持」「官僚の本音」が、実によくわかる。ちょっと引用しましょう。
(引用開始)-------------------------------
「財務官僚には実体経済は分からないし、国の将来のことも二の次です。驚くかもしれませんが、財政再建さえ本気でやろうとは思っていない。借金が大変といいながら、国の巨大な資産を売ろうとしないのがその証拠です。財務官僚は税金を集めて予算を配分することで霞ヶ関や各業界に力を持ってきた。減税は配る金が入らないからやる気はない。増税しても借金返済係なんて仕事は面白くないわけです。
だから財政再建なんていうのは単なる増税の口実でしかなく、政治家をうまく丸め込んで増税させ、予算規模を増やすことを常に考えている。政治家も金を集めて配る方が選挙に有利で政治力も強まるから、それを承知でやっている。」
(引用終了)-------------------------------
と言うことなんですよ。
つまり、ひと言で言うなら、
●予算の配分権さえ手に入れば、国がどうなろうと知ったことではない。
というのが、官僚たちのメンタリティそのものなんです。
ここ!
ここを間違えてはいけません!
こんなキチガイみたいな発想を、実は国民の側は想像すらできないんです。
●予算の配分権さえ手に入れば、国がどうなろうと知ったことではない。
ですよ?
彼らの発想の根幹は、これなんです。我々一般国民からすれば、とんでもない話なんですが、彼らにしたら、こういう事にしかならないんです。
●予算の配分権がすべて!
なんです。
他に価値観は一切ないんです。
で、小沢・鳩山政権は、まさに、そこにメスを入れようとして、テレビ・新聞からの一斉攻撃を受けたんですよ。
それを間違ってはいけないんです。
だから、結論はひと言。
●官僚は正真正銘のキチガイである。
こうにしかならないんです。
何度考えても、他に表現する言葉を思いつかない。
こう言うしか他に言い方がないんですね。
そして、テレビ・新聞は官僚の宣伝メディアですから、その「キチガイ」を伝播させてしまうんです。かなり問題なんです。
そこを、本当に正しく理解してもらいたいと、僕は心底、多くの方に伝えたいです。
●官僚はキチガイである。
●新聞・テレビは、キチガイ増幅装置である。
ということですね。
そこを理解してください。
本当に。
で、分かっていただけたら、是非とも情報拡散をして欲しいんです。
なんと言っても、新聞・テレビのマスの力は大きいですから。
理解ができない!というなら、まず、
●自分から問題意識を持って情報を取りに行く
ということをやってみて欲しいのです。
ここで書いたことが本当かどうかの検証をしてみるだけでもいいと思います。
それだけでも、かなりの事がわかるはずだと思います。
とにかく、自分の頭で考えるようにしましょう。
そこにしか、あなたの幸せはありません。
ということで、よろしくお願いします。
今日はちょっと経済に関して大変有益な、YouTubeの動画の紹介をします。下の方にリンクがありますので、ぜひ見てください。
その前に、ちょっと解説をしておきます。
デフレ経済下で消費税増税など、狂気の沙汰だ、ということをずっと書いてるわけですが、それでも、大手新聞やテレビでは「社会保障のためにはやむなし」てな感じで消費税増税賛成の情報ばかりが流れております。
しかし、テレビ・新聞というものは、「記者クラブ制」という仲良しクラブがあるがために、いまや完全に官僚の出先機関になってしまっていて、本当に国民の事を考えてくれている政治家の声が国民に届かなくなってしまっているんですね。
鳩山政権が倒れてしまったのは、まさにテレビ・新聞の洗脳的な「支持率調査」のせいでした。国民の「意識調査」をして、普天間移設に賛成か、反対かを聞くなら話もわかるけれど、「鳩山を支持するかしないか」ばかりを聞いた。おかしな話です。
「支持率調査」と「意識調査」では全然違いますよ。「支持率調査」なんてのは、ようはマスコミが鳩山さんをやめさせたかったから、国民洗脳のためにやったことです。朝日が半年間で12回、読売が14回、毎日が9回も「支持率調査」をしました。国民の「意識調査」ではなくて、「鳩山はやめるべきかどうか」という質問ばかりを繰り返す「支持率調査」が、計35回もあったのです。バカの極みですな。
こんな「洗脳装置」と化してしまっているマスコミなど、いまやもう、情報収集の役に立つわけがありません。
なので、マスコミではあまり紹介されないけれども、本当に大切な事は、国民同士の横つながりで、共有しあうしかないと思うのですよ。
そこで、とりあえずいまは消費税増税が話題になっているので、ネットで知った有益情報をみなさまに提供します。
これもツイッターで知った方ですが、フリージャーナリストの岩上安身さんという方がおられまして、この方が実に精力的に、いろんな方にインタビューをされて、ネット経由で情報を提供してくださっているんですね。
で、その岩上さんが経済アナリストで「消費税は0%にできる」という著書の作者である菊池英博さんにいろいろと聞いている動画がありますので、それを紹介します。
「消費税は0%にできる」は、本当に面白い本で、まずいまの日本の弱っている経済状態をなんとかしなければ、と思っている人なら、真っ先に読んで欲しい内容なのです。
消費税は0%にできる―負担を減らして社会保障を充実させる経済学
菊池 英博
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4478009848
が、読書というのは根気が必要ですし、まずは以下のユーチューブの動画を、どれか1本(YOUTUBEですから、10分以下です)見てみてください。
ちょっと音の状態が悪いので、聞き取りにくいかとは思いますが、内容はものすごくすぐれてます。まず、ぜひ聞いて欲しいです。
ということでよろしくです。
フリージャーナリスト岩上安身による経済アナリスト菊池英博氏への緊急インタビュー。菅内閣の発足をうけて、経済政策、消費税増税の罠についてうかがいました。
●全体目次ページ
http://www.youtube.com/view_play_list?p=97092CF3A7F26A0E
●100616菊池英博氏インタビュー01
http://www.youtube.com/watch?v=HsvKqGwVJEo&feature=PlayList&p=97092CF3A7F26A0E&playnext_from=PL&index=0
「小泉・竹中時代は、メガバンクが地方からお金を回収し海外に投資をしていた。しかし、モラトリアム法案によってそれが止まった」
●100616菊池英博氏インタビュー02
http://www.youtube.com/watch?v=Lv6FzYnEUIc&feature=channel
「消費税をはじめ税体系を表にだしてきたでしょ。特別会計の中にある無駄な金、埋蔵金を使おうという努力を放棄してしまったんじゃないか。あるいは放棄させられたのかもしれない」
●100616菊池英博氏インタビュー03
http://www.youtube.com/watch?v=tf9Vn_PgaW4&feature=related
「特別会計というのは、一年単位の一般会計と違い、剰余金・積立金がある。これを分析してみると、2007年予算では、剰余金・積立金を合計したら103兆円あります」
●100616菊池英博氏インタビュー04
http://www.youtube.com/watch?v=z1ldlgWA6pM&feature=PlayList&p=97092CF3A7F26A0E&playnext_from=PL&playnext=4
「三つの柱については賛成です。問題はどう優先順位つけてやっていくか。強い経済を作ることに3年間集中する。そうすれば、強い財政と強い社会保障は見えてくる」
●100616菊池英博氏インタビュー05
http://www.youtube.com/watch?v=4ko4z5S-7_I&feature=PlayList&p=97092CF3A7F26A0E&playnext_from=PL&playnext=5
「1996年に橋本財政改革があって、経済の流れを崩した。そして1997年に株が大暴落して金融恐慌が起きた。」「竹中氏がやったことは、デフレをやって時価会計を適用して、そして不良債権を増やした。増やした不良債権で銀行の自己資本を減額させる。それによって金融を次々と潰していった」
●100616菊池英博氏インタビュー06
http://www.youtube.com/watch?v=59BBuYkz57w&feature=related
「もっと大きい小泉・竹中構造改革の失敗は、金融を緩和させて、一方財政は絞るやり方をとったこと。これはアメリカのマネタリストの考え方。その結果どうなったかと言うと、結局デフレは全然解消しない」
●100616菊池英博氏インタビュー07
http://www.youtube.com/watch?v=3df3kpHATPo&feature=channel
「1997年3月、当時のゴア副大統領が『どうして日本は緊縮財政をやるのだ。日本は財政危機じゃないじゃないか』と、橋本総理に言った」
●100616菊池英博氏インタビュー08
http://www.youtube.com/watch?v=bLQqFEXvaTg&feature=channel
「アメリカが日本の富を熱心に吸い上げ始めたのは、ブッシュになってから。1990年代にアメリカが日本に言ってきたのは、もっと内需を拡大しなさいということ」
●100616菊池英博氏インタビュー09
http://www.youtube.com/watch?v=lfL1Lalj7lM&feature=channel
「1989年からパパブッシュは財政均衡政策をとって、どんどんデフレになった。それで1992年の選挙の時、湾岸戦争の英雄なのに選挙に落ちた。クリントンは、債務国だけれども歳出を伸ばして成功した」
●100616菊池英博氏インタビュー10
http://www.youtube.com/watch?v=1ZKjPtNsRGE&feature=channel
「アメリカはレーガン政権の時、最高税率をどんどん落として金持ちに金をくれてやった。その結果アメリカは、1985年に債務国に転落した」
●100616菊池英博氏インタビュー11
http://www.youtube.com/watch?v=jk0e5d6LRVo&feature=channel
「この10年間プライマリー・バランスを均衡させようとして、2000年をベースに考えると地方交付税公金のカット額は47兆円。公共投資は13兆円。それからアメリカの国債を40兆円ぐらい買った。合わせて100兆円。この10年に外資に出ている額が100兆円増えている。まさに国内から回収して海外へ出ている」
●100616菊池英博氏インタビュー12
http://www.youtube.com/watch?v=3xgoAT6Ggeg&feature=channel
「日本の国富を海外に流出させるような政策をとってきたのが、構造改革だったんです。そして、結局どうなったかと言うと、非正規社員はすでに三分の一に達して、1730万人が非正規社員です。その人たちは年齢を問わず200万円ですよ、年収が」
●100616菊池英博氏インタビュー13
http://www.youtube.com/watch?v=pMEVDS_C14Q&feature=channel
「法人税を下げて消費税を上げる。これはものすごく危険です。これをやりますと、さらに国富が100兆流出します」
●100616菊池英博氏インタビュー14
http://www.youtube.com/watch?v=gSW_Ls9S1EE&feature=channel
「日本がクリントンの成功を学ぼうとしい理由は、財務省の官僚機構にあるのではないか。そしてもう一つの理由は、自公政権は財界依存だった。」「国民のために、富が流出するのを防ぐのは結局は政治なんですよ」
●100616菊池英博氏インタビュー15
http://www.youtube.com/watch?v=udtMDg_yS_I&feature=channel
「民主党のこうした方々の大きな認識不足と思うのは、なぜ税収不足に陥ったのかという分析が足りないんですよ。」
●100616菊池英博氏インタビュー16
http://www.youtube.com/watch?v=ScRWgVmCneU&feature=channel
「今危険なのは、消費税を上げて財政赤字を消そうと思っているところです」「法人税の引き下げは日本経済にとって明らかにマイナスです。私は断言しておきたい。大企業は法人税が下がっても国内に投資をしない」
●100616菊池英博氏インタビュー17
http://www.youtube.com/watch?v=x8Jzvd5otbU&feature=channel
「円高が大変だというのは輸出企業が減収になるから。1991年には円がどんどん高くなって80円を割ったこともある。それでも国内は活況だったからそんなに税収は落ちてない」
●100616菊池英博氏インタビュー18
http://www.youtube.com/watch?v=olnnwzOWcGE&feature=channel
「今の民主党の政策が、アメリカの共和党の真似事だったら、日本は完全に行き詰まって手元にある資産が海外に出て行くだけになる。内需拡大をどうやっていくか。一番のポイントは社会的インフラの充実」
●100616菊池英博氏インタビュー19
http://www.youtube.com/watch?v=PufQedTYt7U&feature=channel
「IMFは市場原理主義のかたまり」「政治家にしっかりした折衝力と国益を維持していこうという政治理念、政治力のある人がいるか」
その前に、ちょっと解説をしておきます。
デフレ経済下で消費税増税など、狂気の沙汰だ、ということをずっと書いてるわけですが、それでも、大手新聞やテレビでは「社会保障のためにはやむなし」てな感じで消費税増税賛成の情報ばかりが流れております。
しかし、テレビ・新聞というものは、「記者クラブ制」という仲良しクラブがあるがために、いまや完全に官僚の出先機関になってしまっていて、本当に国民の事を考えてくれている政治家の声が国民に届かなくなってしまっているんですね。
鳩山政権が倒れてしまったのは、まさにテレビ・新聞の洗脳的な「支持率調査」のせいでした。国民の「意識調査」をして、普天間移設に賛成か、反対かを聞くなら話もわかるけれど、「鳩山を支持するかしないか」ばかりを聞いた。おかしな話です。
「支持率調査」と「意識調査」では全然違いますよ。「支持率調査」なんてのは、ようはマスコミが鳩山さんをやめさせたかったから、国民洗脳のためにやったことです。朝日が半年間で12回、読売が14回、毎日が9回も「支持率調査」をしました。国民の「意識調査」ではなくて、「鳩山はやめるべきかどうか」という質問ばかりを繰り返す「支持率調査」が、計35回もあったのです。バカの極みですな。
こんな「洗脳装置」と化してしまっているマスコミなど、いまやもう、情報収集の役に立つわけがありません。
なので、マスコミではあまり紹介されないけれども、本当に大切な事は、国民同士の横つながりで、共有しあうしかないと思うのですよ。
そこで、とりあえずいまは消費税増税が話題になっているので、ネットで知った有益情報をみなさまに提供します。
これもツイッターで知った方ですが、フリージャーナリストの岩上安身さんという方がおられまして、この方が実に精力的に、いろんな方にインタビューをされて、ネット経由で情報を提供してくださっているんですね。
で、その岩上さんが経済アナリストで「消費税は0%にできる」という著書の作者である菊池英博さんにいろいろと聞いている動画がありますので、それを紹介します。
「消費税は0%にできる」は、本当に面白い本で、まずいまの日本の弱っている経済状態をなんとかしなければ、と思っている人なら、真っ先に読んで欲しい内容なのです。
消費税は0%にできる―負担を減らして社会保障を充実させる経済学
菊池 英博
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4478009848
が、読書というのは根気が必要ですし、まずは以下のユーチューブの動画を、どれか1本(YOUTUBEですから、10分以下です)見てみてください。
ちょっと音の状態が悪いので、聞き取りにくいかとは思いますが、内容はものすごくすぐれてます。まず、ぜひ聞いて欲しいです。
ということでよろしくです。
フリージャーナリスト岩上安身による経済アナリスト菊池英博氏への緊急インタビュー。菅内閣の発足をうけて、経済政策、消費税増税の罠についてうかがいました。
●全体目次ページ
http://www.youtube.com/view_play_list?p=97092CF3A7F26A0E
●100616菊池英博氏インタビュー01
http://www.youtube.com/watch?v=HsvKqGwVJEo&feature=PlayList&p=97092CF3A7F26A0E&playnext_from=PL&index=0
「小泉・竹中時代は、メガバンクが地方からお金を回収し海外に投資をしていた。しかし、モラトリアム法案によってそれが止まった」
●100616菊池英博氏インタビュー02
http://www.youtube.com/watch?v=Lv6FzYnEUIc&feature=channel
「消費税をはじめ税体系を表にだしてきたでしょ。特別会計の中にある無駄な金、埋蔵金を使おうという努力を放棄してしまったんじゃないか。あるいは放棄させられたのかもしれない」
●100616菊池英博氏インタビュー03
http://www.youtube.com/watch?v=tf9Vn_PgaW4&feature=related
「特別会計というのは、一年単位の一般会計と違い、剰余金・積立金がある。これを分析してみると、2007年予算では、剰余金・積立金を合計したら103兆円あります」
●100616菊池英博氏インタビュー04
http://www.youtube.com/watch?v=z1ldlgWA6pM&feature=PlayList&p=97092CF3A7F26A0E&playnext_from=PL&playnext=4
「三つの柱については賛成です。問題はどう優先順位つけてやっていくか。強い経済を作ることに3年間集中する。そうすれば、強い財政と強い社会保障は見えてくる」
●100616菊池英博氏インタビュー05
http://www.youtube.com/watch?v=4ko4z5S-7_I&feature=PlayList&p=97092CF3A7F26A0E&playnext_from=PL&playnext=5
「1996年に橋本財政改革があって、経済の流れを崩した。そして1997年に株が大暴落して金融恐慌が起きた。」「竹中氏がやったことは、デフレをやって時価会計を適用して、そして不良債権を増やした。増やした不良債権で銀行の自己資本を減額させる。それによって金融を次々と潰していった」
●100616菊池英博氏インタビュー06
http://www.youtube.com/watch?v=59BBuYkz57w&feature=related
「もっと大きい小泉・竹中構造改革の失敗は、金融を緩和させて、一方財政は絞るやり方をとったこと。これはアメリカのマネタリストの考え方。その結果どうなったかと言うと、結局デフレは全然解消しない」
●100616菊池英博氏インタビュー07
http://www.youtube.com/watch?v=3df3kpHATPo&feature=channel
「1997年3月、当時のゴア副大統領が『どうして日本は緊縮財政をやるのだ。日本は財政危機じゃないじゃないか』と、橋本総理に言った」
●100616菊池英博氏インタビュー08
http://www.youtube.com/watch?v=bLQqFEXvaTg&feature=channel
「アメリカが日本の富を熱心に吸い上げ始めたのは、ブッシュになってから。1990年代にアメリカが日本に言ってきたのは、もっと内需を拡大しなさいということ」
●100616菊池英博氏インタビュー09
http://www.youtube.com/watch?v=lfL1Lalj7lM&feature=channel
「1989年からパパブッシュは財政均衡政策をとって、どんどんデフレになった。それで1992年の選挙の時、湾岸戦争の英雄なのに選挙に落ちた。クリントンは、債務国だけれども歳出を伸ばして成功した」
●100616菊池英博氏インタビュー10
http://www.youtube.com/watch?v=1ZKjPtNsRGE&feature=channel
「アメリカはレーガン政権の時、最高税率をどんどん落として金持ちに金をくれてやった。その結果アメリカは、1985年に債務国に転落した」
●100616菊池英博氏インタビュー11
http://www.youtube.com/watch?v=jk0e5d6LRVo&feature=channel
「この10年間プライマリー・バランスを均衡させようとして、2000年をベースに考えると地方交付税公金のカット額は47兆円。公共投資は13兆円。それからアメリカの国債を40兆円ぐらい買った。合わせて100兆円。この10年に外資に出ている額が100兆円増えている。まさに国内から回収して海外へ出ている」
●100616菊池英博氏インタビュー12
http://www.youtube.com/watch?v=3xgoAT6Ggeg&feature=channel
「日本の国富を海外に流出させるような政策をとってきたのが、構造改革だったんです。そして、結局どうなったかと言うと、非正規社員はすでに三分の一に達して、1730万人が非正規社員です。その人たちは年齢を問わず200万円ですよ、年収が」
●100616菊池英博氏インタビュー13
http://www.youtube.com/watch?v=pMEVDS_C14Q&feature=channel
「法人税を下げて消費税を上げる。これはものすごく危険です。これをやりますと、さらに国富が100兆流出します」
●100616菊池英博氏インタビュー14
http://www.youtube.com/watch?v=gSW_Ls9S1EE&feature=channel
「日本がクリントンの成功を学ぼうとしい理由は、財務省の官僚機構にあるのではないか。そしてもう一つの理由は、自公政権は財界依存だった。」「国民のために、富が流出するのを防ぐのは結局は政治なんですよ」
●100616菊池英博氏インタビュー15
http://www.youtube.com/watch?v=udtMDg_yS_I&feature=channel
「民主党のこうした方々の大きな認識不足と思うのは、なぜ税収不足に陥ったのかという分析が足りないんですよ。」
●100616菊池英博氏インタビュー16
http://www.youtube.com/watch?v=ScRWgVmCneU&feature=channel
「今危険なのは、消費税を上げて財政赤字を消そうと思っているところです」「法人税の引き下げは日本経済にとって明らかにマイナスです。私は断言しておきたい。大企業は法人税が下がっても国内に投資をしない」
●100616菊池英博氏インタビュー17
http://www.youtube.com/watch?v=x8Jzvd5otbU&feature=channel
「円高が大変だというのは輸出企業が減収になるから。1991年には円がどんどん高くなって80円を割ったこともある。それでも国内は活況だったからそんなに税収は落ちてない」
●100616菊池英博氏インタビュー18
http://www.youtube.com/watch?v=olnnwzOWcGE&feature=channel
「今の民主党の政策が、アメリカの共和党の真似事だったら、日本は完全に行き詰まって手元にある資産が海外に出て行くだけになる。内需拡大をどうやっていくか。一番のポイントは社会的インフラの充実」
●100616菊池英博氏インタビュー19
http://www.youtube.com/watch?v=PufQedTYt7U&feature=channel
「IMFは市場原理主義のかたまり」「政治家にしっかりした折衝力と国益を維持していこうという政治理念、政治力のある人がいるか」
菅政権というのは、もう、はっきり「官僚がシナリオを書いた政権」であって、このシナリオに、大手の新聞社やらテレビは、完全に乗ってます。
だから、このデフレ下に増税という、そんなアホというか、話にならんというか、パァというか、とんでもない、キチガイじみた論議を巻き起こそうとしてるわけです。
これほどおかしな話はないのです。
僕はコピーライターで、それこそ中小のいろいろな企業さんの会社案内やら製品パンフレットやら、なんだかんだ作ってますが、そんなもの、成長戦略なんて、まともな会社なら、みんなキチンと持っているし、そのために地力もちゃんと身につけているわけです。
たとえば、ある部品メーカーさんなんかだと、図面を引くことはパソコンでできても、実際に材料の鉄を曲げたり伸ばしたりの加工には、職人的技術が必要で、その習得のために、職人の技術を高く評価して企業の根幹に据えてるのです。
国が定めた「●●士」のたぐいの国家資格の試験などもある技師さんたちですが、そんな国の側でわかる程度の「基準」では、世界の互して戦えるわけがないので、社内で独自に規格を作り、それを満たすかどうかが、基準値だったりします。
で、こういう基準値を超えた人間は社内でも高く評価されて、長年務めた場合は経営陣に参加してもらう、というところまで行ってるわけです。
この企業の場合は、仕事の発注もインターネットで取っているし、国の衛星の部品としても採用されたりしてるんですね。だからそういう意味で成長戦略はキチンと持っている。
でも、しかし、そういう企業でも、一般消費者の消費が伸びないと、経営に大きな損害を被るわけです。
一般の消費者から直接仕事を受けるという仕組みも作ってますし、そこから評価が上がったと言う部分もある企業だからなんですね。
そうなると、まず国内の個人消費が伸びてもらわないとどうしようもないわけですよ。
●日本は輸出依存型の国だから輸出産業を優遇しないとダメだ。
などという、わかったような事を言う人も多いですが、そういうのはでたらめで、実際にはGDPの6割から7割は国内産業が占めています。輸出企業の比率なんて、GDPの1~2割というところなんですよ。
もちろん、その1~2割の輸出産業が国内産業に刺激を与えている部分もありますが、それは国内経済を回していくには、それほど大きい要素でもないんです。
まず、なにより、我々日本人が日本人同士で生産財をやりとりしているのが、基本中の基本であって、そこの根幹がゆるんでしまったら、うまく回るものも回らなくなるんです。
こういう状態のなかで、消費税増税を言う事自体が、どう考えてもトンチンカンだし、とんでもない話なんです。
すでに政府はデフレ宣言をしていますし、デフレ状況下で増税なんて、どう考えてもキチガイ行為です。
デフレ脱却には、まず真っ先に減税なんです。
とにかく、ひとりひとりの懐にお金がなくなっているんだから、国はまず何より減税を考えるのが当たり前の話なんです。
だいたい、「デフレだから減税しなければ、経済が破綻する。」という危機感を持って語る人間がいない事自体がおかしいんですよ。
まだ、10年前には、そういう論議があったんです。政治家の側から、キチンとそういう声が出た。
橋本龍太郎なんかは、そういう声も知りつつ、悩みに悩んで、経済が悪化している中で消費税を3%から5%に上げて、その結果金融恐慌が起こり、次の自民党の総裁選で「あの増税は失政でした。私の責任です。」と明言したくらいなんですから。
その後、小渕内閣で積極財政(公共投資です!赤字国債で公共事業を進めた。)をしたおかげで、小渕以降ほんの少し経済は戻りました。
この小渕さんが総裁になるときに、一緒に総裁選に立候補したのが、梶山静六さんで、この人も積極財政派だった。
三人とも、財務省にはえらく叩かれましたし、小渕さんなんかは「世界一の借金王」と自嘲気味に語っておられましたが、それでも経済は戻した。
あの当時は、官僚とは違う、政治の側からの「積極財政が必要なんだ」という動きが、キチンとあったわけです。
しかし、いまはもう、そういう積極財政を唱える人さえいません。増税が当然というような人ばかりが残ってる。
実におかしな話です。
(小渕も、梶山も、橋龍も、官僚に暗殺されたのだ、という噂まであります。単なる噂ですが、実際、かなり怪しい。官僚はそこまでやりかねない組織だと、僕は断じています。)
いまは、世間の流れが完全に「官僚のペーパーが新聞に流れる」という形でつくられてしまいつつある時代です。
だから、官僚のペーパーを読むだけの菅政権など、本当に不要です。
僕は参議院選挙では、民主党が54議席を割った方が、この国のためだと思います。
まぁ、さすがに、おなじように増税を言ってる自民党に票を入れるなんてバカの極みだと思いますが、まともに物事を考える気のある人なら、増税を唱える党に入れるのは、絶対におかしいのです。
デフレの時は、まず減税です。
そうすれば、家計がやすらぎます。そうなれば、多少気持にゆとりも出て、家族が仲良くなります。
これはものすごく如実ですよ。
生活が苦しいと、家族仲も悪くなりがちなんです。
家族が仲良くなれば、かなりの福祉政策は不要になるんです。福祉、なんて、家族の助け合いがない人に必要な措置なんですから、強い福祉を実現するより先に、まず家族の家計を助ける事です。
そのためには減税。それが一番早いし、効果も高い。
年間300万円の支出がある人だと、現在消費税は、ほぼ必ず、15万円支払っているんです。
消費税が10%になったら、これが30万円になります。
月あたり2万円以上ですよ?
とんでもない額です。
そういう、とんでもない事を、この世の中がデフレの時にするという事自体がおかしい。
福祉も要らん。
成長戦略も自分らでやる。
そやから、家計に金を回せ。
減税をしろ。
そういう事です。
成長戦略なんて、それこそ、各企業ごとで、みんな持ってるっちゅうねん。
税金で邪魔されなけりゃ、自然と成長するわい。ほっといてくれ。
だいたい官僚に成長戦略なんかまかせた日には、日本が破滅するっちゅうねん。
いや、これが、冗談ではないのです。
原子力発電所の開発の話ですが、設計の部署のトップが官僚になって、図面のチェックも、その官僚がやってたわけです。で、まぁバカのくせに真面目なだけの、一番どうしようもない、パァな官僚が、図面に書いてあるサイズと太さのほんの少し違いのあるパイプが届いたので、それを「図面通りに作り直せ」と言ったわけです。
が、そのパイプを作っていた職人は、「いや、その図面を見る限り、その部品は相当に熱を持つから、熱膨張が起きる。だから、少し小さめでピッタリになるんだ」とそのサイズの説明をしたのですが、「いや、図面通りにやらねばいかん!」と言ってパイプを図面通りのサイズに作り替えろと言ってきたらしいのですね。
職人さんは怒って「そんな危険な事ができるか!」と仕事をやめたらしいのですが、伝え聞いたところによれば、その図面サイズ通りに作るところを見つけて設置したと言う話。
で、きっちり、その後、その発電所で事故が起こったというとんでもない話でしてね。
何度でも繰り返し書かねばなりませんが、官僚、とくにトップに近い人ほど、
●学校の成績は良かったけれど、まともに現実の中で商売なんぞしたこともない。
世間知らずばーーーーーーーーーーーーーっかりなんですよ。
で、世間知らずのくせに、「日本を動かしている」と勘違いしているキチガイどもなんです。
あいつらに日本をまかせていたら、日本は絶対破滅するし、まさに、この10年以上の不況は、あいつらのせい。最近、それがはっきりとわかりました。
日本の破滅は官僚から、です。
官僚政治打破、菅・官共存政権打破は、どうあってもやらねばならない事です。
だから、このデフレ下に増税という、そんなアホというか、話にならんというか、パァというか、とんでもない、キチガイじみた論議を巻き起こそうとしてるわけです。
これほどおかしな話はないのです。
僕はコピーライターで、それこそ中小のいろいろな企業さんの会社案内やら製品パンフレットやら、なんだかんだ作ってますが、そんなもの、成長戦略なんて、まともな会社なら、みんなキチンと持っているし、そのために地力もちゃんと身につけているわけです。
たとえば、ある部品メーカーさんなんかだと、図面を引くことはパソコンでできても、実際に材料の鉄を曲げたり伸ばしたりの加工には、職人的技術が必要で、その習得のために、職人の技術を高く評価して企業の根幹に据えてるのです。
国が定めた「●●士」のたぐいの国家資格の試験などもある技師さんたちですが、そんな国の側でわかる程度の「基準」では、世界の互して戦えるわけがないので、社内で独自に規格を作り、それを満たすかどうかが、基準値だったりします。
で、こういう基準値を超えた人間は社内でも高く評価されて、長年務めた場合は経営陣に参加してもらう、というところまで行ってるわけです。
この企業の場合は、仕事の発注もインターネットで取っているし、国の衛星の部品としても採用されたりしてるんですね。だからそういう意味で成長戦略はキチンと持っている。
でも、しかし、そういう企業でも、一般消費者の消費が伸びないと、経営に大きな損害を被るわけです。
一般の消費者から直接仕事を受けるという仕組みも作ってますし、そこから評価が上がったと言う部分もある企業だからなんですね。
そうなると、まず国内の個人消費が伸びてもらわないとどうしようもないわけですよ。
●日本は輸出依存型の国だから輸出産業を優遇しないとダメだ。
などという、わかったような事を言う人も多いですが、そういうのはでたらめで、実際にはGDPの6割から7割は国内産業が占めています。輸出企業の比率なんて、GDPの1~2割というところなんですよ。
もちろん、その1~2割の輸出産業が国内産業に刺激を与えている部分もありますが、それは国内経済を回していくには、それほど大きい要素でもないんです。
まず、なにより、我々日本人が日本人同士で生産財をやりとりしているのが、基本中の基本であって、そこの根幹がゆるんでしまったら、うまく回るものも回らなくなるんです。
こういう状態のなかで、消費税増税を言う事自体が、どう考えてもトンチンカンだし、とんでもない話なんです。
すでに政府はデフレ宣言をしていますし、デフレ状況下で増税なんて、どう考えてもキチガイ行為です。
デフレ脱却には、まず真っ先に減税なんです。
とにかく、ひとりひとりの懐にお金がなくなっているんだから、国はまず何より減税を考えるのが当たり前の話なんです。
だいたい、「デフレだから減税しなければ、経済が破綻する。」という危機感を持って語る人間がいない事自体がおかしいんですよ。
まだ、10年前には、そういう論議があったんです。政治家の側から、キチンとそういう声が出た。
橋本龍太郎なんかは、そういう声も知りつつ、悩みに悩んで、経済が悪化している中で消費税を3%から5%に上げて、その結果金融恐慌が起こり、次の自民党の総裁選で「あの増税は失政でした。私の責任です。」と明言したくらいなんですから。
その後、小渕内閣で積極財政(公共投資です!赤字国債で公共事業を進めた。)をしたおかげで、小渕以降ほんの少し経済は戻りました。
この小渕さんが総裁になるときに、一緒に総裁選に立候補したのが、梶山静六さんで、この人も積極財政派だった。
三人とも、財務省にはえらく叩かれましたし、小渕さんなんかは「世界一の借金王」と自嘲気味に語っておられましたが、それでも経済は戻した。
あの当時は、官僚とは違う、政治の側からの「積極財政が必要なんだ」という動きが、キチンとあったわけです。
しかし、いまはもう、そういう積極財政を唱える人さえいません。増税が当然というような人ばかりが残ってる。
実におかしな話です。
(小渕も、梶山も、橋龍も、官僚に暗殺されたのだ、という噂まであります。単なる噂ですが、実際、かなり怪しい。官僚はそこまでやりかねない組織だと、僕は断じています。)
いまは、世間の流れが完全に「官僚のペーパーが新聞に流れる」という形でつくられてしまいつつある時代です。
だから、官僚のペーパーを読むだけの菅政権など、本当に不要です。
僕は参議院選挙では、民主党が54議席を割った方が、この国のためだと思います。
まぁ、さすがに、おなじように増税を言ってる自民党に票を入れるなんてバカの極みだと思いますが、まともに物事を考える気のある人なら、増税を唱える党に入れるのは、絶対におかしいのです。
デフレの時は、まず減税です。
そうすれば、家計がやすらぎます。そうなれば、多少気持にゆとりも出て、家族が仲良くなります。
これはものすごく如実ですよ。
生活が苦しいと、家族仲も悪くなりがちなんです。
家族が仲良くなれば、かなりの福祉政策は不要になるんです。福祉、なんて、家族の助け合いがない人に必要な措置なんですから、強い福祉を実現するより先に、まず家族の家計を助ける事です。
そのためには減税。それが一番早いし、効果も高い。
年間300万円の支出がある人だと、現在消費税は、ほぼ必ず、15万円支払っているんです。
消費税が10%になったら、これが30万円になります。
月あたり2万円以上ですよ?
とんでもない額です。
そういう、とんでもない事を、この世の中がデフレの時にするという事自体がおかしい。
福祉も要らん。
成長戦略も自分らでやる。
そやから、家計に金を回せ。
減税をしろ。
そういう事です。
成長戦略なんて、それこそ、各企業ごとで、みんな持ってるっちゅうねん。
税金で邪魔されなけりゃ、自然と成長するわい。ほっといてくれ。
だいたい官僚に成長戦略なんかまかせた日には、日本が破滅するっちゅうねん。
いや、これが、冗談ではないのです。
原子力発電所の開発の話ですが、設計の部署のトップが官僚になって、図面のチェックも、その官僚がやってたわけです。で、まぁバカのくせに真面目なだけの、一番どうしようもない、パァな官僚が、図面に書いてあるサイズと太さのほんの少し違いのあるパイプが届いたので、それを「図面通りに作り直せ」と言ったわけです。
が、そのパイプを作っていた職人は、「いや、その図面を見る限り、その部品は相当に熱を持つから、熱膨張が起きる。だから、少し小さめでピッタリになるんだ」とそのサイズの説明をしたのですが、「いや、図面通りにやらねばいかん!」と言ってパイプを図面通りのサイズに作り替えろと言ってきたらしいのですね。
職人さんは怒って「そんな危険な事ができるか!」と仕事をやめたらしいのですが、伝え聞いたところによれば、その図面サイズ通りに作るところを見つけて設置したと言う話。
で、きっちり、その後、その発電所で事故が起こったというとんでもない話でしてね。
何度でも繰り返し書かねばなりませんが、官僚、とくにトップに近い人ほど、
●学校の成績は良かったけれど、まともに現実の中で商売なんぞしたこともない。
世間知らずばーーーーーーーーーーーーーっかりなんですよ。
で、世間知らずのくせに、「日本を動かしている」と勘違いしているキチガイどもなんです。
あいつらに日本をまかせていたら、日本は絶対破滅するし、まさに、この10年以上の不況は、あいつらのせい。最近、それがはっきりとわかりました。
日本の破滅は官僚から、です。
官僚政治打破、菅・官共存政権打破は、どうあってもやらねばならない事です。
ジェラルド・カーティスというのは、日本語を話す、変なガイジン。
こいつはCIAの情報提供者としてクロウリーファイルにも名前が出ている、かなり怪しい日本操り班の1人です。
で、そいつが菅さんと1時間も話してる。
アカンよな、こんな政権。ダメですわ。
でも、テレビ新聞は、だからこそ、菅首相をどんどんもり立てますよ。日本のマスメディアは、「米官報複合体」で、一体化してますから。
首相になると、「首相動向」というベタ記事が、新聞に掲載されます。そこで、何時何分に誰と会ったかというのが細かく出るわけです。だから、これがかなり重要なんですね。
そしてジェラルド・カーティスほど怪しい奴はおらんのだが、たとえば、菅政権ができた後のNHKの夜中の番組で、このジェラルド・カーティスなんかがとうとうと、「官僚をちゃんと使いこなさないとダメです。」というような意見を日本語で話す放送が流れてたりするわけですわ。
まさに「1984」の世界です。国民洗脳マシンですな。NHKは。
洗脳されたい人はされてください。
ガイジンが日本語を話すというのは、「日本語で洗脳する」という明確な意図があって、しゃべるわけです。「親日本なんだよ。」というポーズ。
でも、そんなわきゃないんですよ。日本人洗脳のために、わざわざ「しゃべれる奴」を雇ってるわけです。アメリカの主要ポストの人間が。
で、それがNHKの夜中の番組で、司会もつけずに、偉そうに1人でしゃべってたりするわけ。
なんじゃこりゃ。
ああ、気持ち悪い。
お前なんか、アメリカへ帰れ!
そういう事ですね。
まぁ、菅政権は、だからダメです。
世の中をキチンと見ている人は、こういう点をしっかり見ているわけです。
小泉首相も、そういう「やっかいなガイジン」との接点が多かったんよなぁ。
用心しましょう。
とにかく。
------------------------
2010.6.24追記。
ちょっと、ジェラルド・カーティスの顔写真が必要だよなぁって思ったので、ネットで探して入れておいた。
で、そのネットに書いてあった情報が「ああ、そうなの、やっぱりひどいね。」って内容だったので、追記。
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-1560.html
このブログを読んでください。
で、簡単に説明しますが、小沢一郎がこの1月に秘書が逮捕された、その理由を、みなさん知ってますか?あれは「政治資金規正法」での容疑だったわけですが、その犯罪内容は、
●土地取得期日の書き込みミス
だったんですよ?
土地購入代金を支払ったのは前年だったが、土地の登記は翌年になったので、帳簿上の処理を次の年にまとめてやった、というだけ。
しかも、「この表記で良いか?」と監督官庁にチェックしてもらってOKももらっていた内容ですよ?
それで逮捕。
その後、何度も何度も事情聴取しても、何の裏金も出てこない。それどころか小沢さんが奥さん名義の銀行預金から、一時的に借金して入金してるとか、そんな話まで出てきて、その銀行口座の番号も検察に言ってあって、裏まで取ってるわけですよ。
それを、マスコミは、やたら「政治とカネ」で叩きまくったわけです。
そういうアホな報道に関して、このジェラルド・カーティスのおっさんは、以下のように言います。
「この事件の結果、民主党の支持率が下がり、小沢代表への批判も広がっているが、その結果
責任を一番負うべきなのは小沢代表自身
と民主党であって、この点では
マスコミを責める理由はないと思っている。」
まぁ見事な無茶ぶりですわなぁ。
CIAの情報提供者ですから。
アメリカ対日本の、情報戦の最前線で、あることないこと言う、司令塔ですから。こいつは。
テレビで見かけたら、必ずそういう色眼鏡で思い切り偏向して見てください。
なぜかと言うと、
●日本語をしゃべるガイジンに、日本人は弱い。
ということを、「戦略的」に理解して、日本語を「強烈な武器」として使っている、とんでもない極悪人だ、ということですから。
そこ、勘違いしないようにね。
テレビに良く出てますから、じーーーーーくり観察してください。
で、自分が、いかにだまされているか、だまされてきたか、「日本語をしゃべるガイジン」に弱いのか、を自覚しましょう。
そこが、かなり重要な国防の基礎になります。
こいつはCIAの情報提供者としてクロウリーファイルにも名前が出ている、かなり怪しい日本操り班の1人です。
で、そいつが菅さんと1時間も話してる。
アカンよな、こんな政権。ダメですわ。
でも、テレビ新聞は、だからこそ、菅首相をどんどんもり立てますよ。日本のマスメディアは、「米官報複合体」で、一体化してますから。
首相になると、「首相動向」というベタ記事が、新聞に掲載されます。そこで、何時何分に誰と会ったかというのが細かく出るわけです。だから、これがかなり重要なんですね。
そしてジェラルド・カーティスほど怪しい奴はおらんのだが、たとえば、菅政権ができた後のNHKの夜中の番組で、このジェラルド・カーティスなんかがとうとうと、「官僚をちゃんと使いこなさないとダメです。」というような意見を日本語で話す放送が流れてたりするわけですわ。
まさに「1984」の世界です。国民洗脳マシンですな。NHKは。
洗脳されたい人はされてください。
ガイジンが日本語を話すというのは、「日本語で洗脳する」という明確な意図があって、しゃべるわけです。「親日本なんだよ。」というポーズ。
でも、そんなわきゃないんですよ。日本人洗脳のために、わざわざ「しゃべれる奴」を雇ってるわけです。アメリカの主要ポストの人間が。
で、それがNHKの夜中の番組で、司会もつけずに、偉そうに1人でしゃべってたりするわけ。
なんじゃこりゃ。
ああ、気持ち悪い。
お前なんか、アメリカへ帰れ!
そういう事ですね。
まぁ、菅政権は、だからダメです。
世の中をキチンと見ている人は、こういう点をしっかり見ているわけです。
小泉首相も、そういう「やっかいなガイジン」との接点が多かったんよなぁ。
用心しましょう。
とにかく。
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2010.6.24追記。
ちょっと、ジェラルド・カーティスの顔写真が必要だよなぁって思ったので、ネットで探して入れておいた。
で、そのネットに書いてあった情報が「ああ、そうなの、やっぱりひどいね。」って内容だったので、追記。
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-1560.html
このブログを読んでください。
で、簡単に説明しますが、小沢一郎がこの1月に秘書が逮捕された、その理由を、みなさん知ってますか?あれは「政治資金規正法」での容疑だったわけですが、その犯罪内容は、
●土地取得期日の書き込みミス
だったんですよ?
土地購入代金を支払ったのは前年だったが、土地の登記は翌年になったので、帳簿上の処理を次の年にまとめてやった、というだけ。
しかも、「この表記で良いか?」と監督官庁にチェックしてもらってOKももらっていた内容ですよ?
それで逮捕。
その後、何度も何度も事情聴取しても、何の裏金も出てこない。それどころか小沢さんが奥さん名義の銀行預金から、一時的に借金して入金してるとか、そんな話まで出てきて、その銀行口座の番号も検察に言ってあって、裏まで取ってるわけですよ。
それを、マスコミは、やたら「政治とカネ」で叩きまくったわけです。
そういうアホな報道に関して、このジェラルド・カーティスのおっさんは、以下のように言います。
「この事件の結果、民主党の支持率が下がり、小沢代表への批判も広がっているが、その結果
責任を一番負うべきなのは小沢代表自身
と民主党であって、この点では
マスコミを責める理由はないと思っている。」
まぁ見事な無茶ぶりですわなぁ。
CIAの情報提供者ですから。
アメリカ対日本の、情報戦の最前線で、あることないこと言う、司令塔ですから。こいつは。
テレビで見かけたら、必ずそういう色眼鏡で思い切り偏向して見てください。
なぜかと言うと、
●日本語をしゃべるガイジンに、日本人は弱い。
ということを、「戦略的」に理解して、日本語を「強烈な武器」として使っている、とんでもない極悪人だ、ということですから。
そこ、勘違いしないようにね。
テレビに良く出てますから、じーーーーーくり観察してください。
で、自分が、いかにだまされているか、だまされてきたか、「日本語をしゃべるガイジン」に弱いのか、を自覚しましょう。
そこが、かなり重要な国防の基礎になります。
日本が破滅するかどうかの瀬戸際だと、認識して欲しいのです。
2010年6月22日コメント (7)テレビや新聞は、今後、菅政権をイメージリーダーにして、どんどん「消費税増税は必要だ」という一大キャンペーンを張るだろうと思います。
しかし、いま、世界不況が吹き荒れており、いつ、より大きな落ち込みがやってくるかわからないという、このタイミングで消費税増税が決まってなどしてしまったら、もう日本は立ち上がれないほどの大打撃を受けてしまうことは間違いないのです。
特に、菅政権がひどいのは、消費税増税と平行して法人税減税を掲げていることです。
この消費税増税、法人税減税という発想は、まさに小泉政権で言われていた、「新自由主義経済」そのものであり、すでにその失敗がはっきりしている間違った政策なのです。
現在の不況は、まさに「貧乏人に金がなく、その貧富の差が広がりすぎて、お金が回らなくなってしまった状況」なのです。
そして、消費税増税というのは、圧倒的に貧乏人に不利な税制で、この金詰まり状態が、よりひどくなる政策でしかないという事なんですよ。
こういう、あたりまえで、普通の人間が普通に考えておかしいことが、まかり通ろうとしていること自体が異常なんです。
まず、日本人全員が、そこに気づいて欲しいと、僕は強く希望します。
企業減税をすれば、企業が儲かるから、そこから経済が復活する、などと言われていますが、それは完全に間違いであって、それはまさに、この5年間、小泉政権が勧めてきた「改革」とまったく同じ政策なのだ、ということを、もう一度検証し直して欲しいと思うのです。
小泉政権は、ずっと「企業が強くなれば経済も復活する」と言っていましたが、結果としてリーマンショックの時に、かなりの大打撃を受けたのは、まさにこの「企業減税」があったからこそなのだ、ということを再確認して欲しいんですね。
国を開くべきだと言われ、外資が参入して、普通に海外の投資家や機関投資家が日本企業に投資をするように、この国は作り替えられてしまいましたから、「企業減税」というのは、そういう海外投資家への優遇策であるという強い一面があるんです。
つまり、「国民より外国人を優遇している」と言い換えても良いのです。なにせ、日本国内には、それほど巨大な投資機関等もありませんから。
その結果、企業の経営の方向性は外資よりとなりまして、いきおい国内市場より海外市場やグローバル市場に向かいます。その事自体は、それほど悪い事でもないのでしょうが、とにかく国内市場が軽んじられます。
その結果、いままで日本国内に投資されていたお金が、中国やその他の発展の可能性のある国に投資され、日本国内への投資が減ります。
そして、たとえば特許なども世界資本がある程度握って、海外で稼げるところで稼いだお金が、日本に落ちることもなく、「投資するにはコスト割れする」という観点からどんどん大企業のお金が世界に逃げ、国内に還元されない状態になっていってしまうわけです。
たとえば、日産なんかもカルロス・ゴーンが社長だったりしましたが、日産自体は復活しても、その実、日本国民にはとりたててうれしい商品がどんどん供給されるわけでもなくなってしまうわけです。日本市場だけ見ていてもダメ、という世界にどんどん流れていきますから。
そういう中で生産拠点は、世界競争力の面から見ても、どんどんより安い労働力のある場所へと移転してしまって、国内に「賃金」が還元されなくなった。だから貧乏人が増えて、「金詰まり」を起こして、日本は10年不況とかになってしまったわけです。
だから、いま必要なのは、法人税をあげて、富の海外流出に制限をかけ(制限をかけるだけで、別に「止める」わけではないですよ。いまが外に流れすぎだ、ということです。)、逆に消費税は引き上げを凍結するか、それどころか削減するくらいのつもりにした方が良いのです。
実際、日本の不況は、はっきりと消費税を3%から5%に上げた1997年4月1日から泥沼のようにいつまでも続くようになってしまったのであって、一番大きな原因が消費税にあるんだ、ということを、少し日本国民は考え直してみるべきです。
3%から5%。たった2%上げただけの愚策で、10年もの長きにわたって不景気に苦しむ、日本の「官製不況」は幕を切って落としたわけです。
(はっきりとこれは「官製不況」なんです。それはまた別の機会に書きますが。)
これが5%から10%に上がれば一気に5%もの、とんでもない上げ幅になります。
これはどう考えたって、おかしな政策なのです。
これは、消費税自体が悪いわけではないんです。問題は、「いつ導入したか?」が問題なのです。
消費税というのは、一般大衆や貧乏な、最下層から金を巻き上げる税金で、こういう税は、
●好景気な時に導入すべき税
だということなんです。好景気の時なら、最下層がお金を普通に使うタイミングだから、効果もあるでしょう。しかし、一番最下層が貧困にあえいでいるときに、消費税増税を行ったら、金詰まりがよけいにひどくなって、それこそ目も当てられない、とんでもない逆効果にしかならない。当然の話なんです。
それに加えて、日本の富を、海外の投資家が「安いコスト(少ない法人税)」で、日本の外からチューチューとストローで吸えるようにしてしまう法人税減税までしてしまったら、日本国民は貧困にあえぎ、国内企業はいくら努力しても売上があがらず、大企業も特許や利益や法人所有の資産(株、土地など)が海外どんどん流れていくだけという、ほんっとうにどうしようもない破滅に近づくだけなんです。
いったい、どうしてこんな当たり前の事が、世間一般の人間にはわからないのか? 僕は恐ろしくて仕方ありません。
先のメッセージにも書きましたが、日本の国家財政には財務省が各省庁に割り振る「一般会計」だけではなくて、各省庁が独立して権限を持っている「特別会計」というものがあります。
財政赤字と言われるものは、おもに「一般会計」の話であって、「特別会計」の方は、おおむね黒字になっているんです。
しかも、一般会計が「単年度決算」で、一年ごとの会計であるのに対して、「特別会計」は、各省庁ごとの「政策の連続性」を考慮して、余ったお金の翌年への持ち越しが認められているんです。
つまり、各省庁ごとに「へそくり」が、それなりにある、ということです。
もちろん、正当な計算のもとに「へそくり」されているものもありますが、過分に貯めているものも多いはずです。
この状態をして、その昔、塩爺と呼ばれた、塩川正十郎財務大臣が、「母屋(一般会計)でおかゆをすすりながら、離れ(特別会計)ではすき焼きを喰っている」と表現したわけです。
粗っぽく計算しても、その黒字額は240兆円とも200兆円とも言われていて、まぁ正当な「へそくり」としていくらかは残さなければいけないにしても、毎年、この特別会計から20兆円ずつ国民の側への富の再分配をしても、3年や4年は充分に持つのです。
この特別会計からの国民への投資(子供手当もそうでしょうし、公共投資、たとえば下水道整備とか、乗数効果の高い社会資本に投資するのが効果的だと思われます。)に回せば、確実に景気は上を向くわけです。
(公共投資は、効果がない、金融政策を緩和すべきだという論を持ち出す人もいますが、それも海外の例を見れば、成功しているとは言い難いと僕は思います。新自由主義とともに、金融政策は失敗した、だから財政政策=公共投資に切り替えるのが正しいのだ、というのが世界の趨勢ですし、実際オバマもグリーン政策やスマートグリッドへの投資もそうでしょうし、なにより、なんだかんだ言って、過去の不況時には「戦争」という公共投資によって経済が復活したというのが現実なんです。だから、物理的なモノや生活基盤などに、どんどん大量に投資するべきなんですよ。それこそ戦争を回避するくらいの巨大投資が必要なのが、いまの世界経済状態だと言えるでしょう。)
こういう事を、本当に1人でも多くの人に、しっかりと考えて欲しいのですね。
で、「消費税を上げれば、強い保障が可能になる」という逆転した考えを、どうにか改めていただきたい。
そんなものね、「まともに生活できている人が増えれば、保障は小さくてかまわない。」のですよ。消費税を上げて、生活を苦しくして、それで貧乏人が増えて、「でも保障がしっかりさせます」というのは、完全に逆転している、間違ったアジェンダの立て方でしかないわけです。
●保障が小さくても、安心して生活できる経済。
こそが、まず最初に必要な事なんです。そして、経済にゆとりができてはじめて、「余裕もできたらか、保障をしっかりさせよう」になって、その後に「増税も仕方あるまい」が来るというのが、当たり前の手順なんですよ。この順番を逆転させるなんてとんでもない話で、わざわざ失敗するためにやるようなもんです。
(で、実際に前に消費税上げをしたときは、ものの見事に大失敗をして、金融恐慌に近いところまでの大騒ぎになったわけですから。しかも、その消費税上げをしたポマード頭の橋本龍太郎首相は、「財政改革は間違ってなかったが、消費税上げだけは、失敗でした。これは率直に国民におわびしなければならない」と明確に失敗を認めたんですよ。ここまでちゃんと失敗を認めた例も他にはないんです。だから消費税上げは、経済が弱っている時にやるべき政策ではないのです。本当にはっきりしてるんです。)
だから、消費税を増やすというバカな事に賛成してはいけないんですよ。
いまから、しばらく、この手の話をコツコツを書いていこうと思いますが、これを読んでくださった方も、ぜひ、「消費税は上げるべきではなく、代わりに法人税を上げるべきなんだ」という考え方について、じっくり考察し、検討して欲しいと思います。
で、そういう事を、身近な方といろいろ話し合って話題にして、本当の意味での「国民的論議」にして欲しいと思うのです。
そうでなければ、多分、いまのタイミングでの消費税上げは、日本が破滅するかどうかを決めてしまうくらいの、とんでもない悪いインパクトを国民経済に与えてしまうと思います。
「じゃ、なぜ、日本が破滅するような事を菅政権は公約にしてるの?」という話については、また次回に回します。
しかし、最優先で考えるべきことは、もっとストレートに「消費税なんか上げたら、日本破滅」という考え方についても、しっかり検討してみることだと僕は思います。
そういう真逆の考えを検討もせずに「みんなが言ってるから正しい」だけで選択するには、あまりに重いテーマなのだ、ということを、もっとみんながしっかりと検討しないとダメでしょう。
そこは、これから、何度もじっくり語りたいなと思っています。
よろしくお願いします。
しかし、いま、世界不況が吹き荒れており、いつ、より大きな落ち込みがやってくるかわからないという、このタイミングで消費税増税が決まってなどしてしまったら、もう日本は立ち上がれないほどの大打撃を受けてしまうことは間違いないのです。
特に、菅政権がひどいのは、消費税増税と平行して法人税減税を掲げていることです。
この消費税増税、法人税減税という発想は、まさに小泉政権で言われていた、「新自由主義経済」そのものであり、すでにその失敗がはっきりしている間違った政策なのです。
現在の不況は、まさに「貧乏人に金がなく、その貧富の差が広がりすぎて、お金が回らなくなってしまった状況」なのです。
そして、消費税増税というのは、圧倒的に貧乏人に不利な税制で、この金詰まり状態が、よりひどくなる政策でしかないという事なんですよ。
こういう、あたりまえで、普通の人間が普通に考えておかしいことが、まかり通ろうとしていること自体が異常なんです。
まず、日本人全員が、そこに気づいて欲しいと、僕は強く希望します。
企業減税をすれば、企業が儲かるから、そこから経済が復活する、などと言われていますが、それは完全に間違いであって、それはまさに、この5年間、小泉政権が勧めてきた「改革」とまったく同じ政策なのだ、ということを、もう一度検証し直して欲しいと思うのです。
小泉政権は、ずっと「企業が強くなれば経済も復活する」と言っていましたが、結果としてリーマンショックの時に、かなりの大打撃を受けたのは、まさにこの「企業減税」があったからこそなのだ、ということを再確認して欲しいんですね。
国を開くべきだと言われ、外資が参入して、普通に海外の投資家や機関投資家が日本企業に投資をするように、この国は作り替えられてしまいましたから、「企業減税」というのは、そういう海外投資家への優遇策であるという強い一面があるんです。
つまり、「国民より外国人を優遇している」と言い換えても良いのです。なにせ、日本国内には、それほど巨大な投資機関等もありませんから。
その結果、企業の経営の方向性は外資よりとなりまして、いきおい国内市場より海外市場やグローバル市場に向かいます。その事自体は、それほど悪い事でもないのでしょうが、とにかく国内市場が軽んじられます。
その結果、いままで日本国内に投資されていたお金が、中国やその他の発展の可能性のある国に投資され、日本国内への投資が減ります。
そして、たとえば特許なども世界資本がある程度握って、海外で稼げるところで稼いだお金が、日本に落ちることもなく、「投資するにはコスト割れする」という観点からどんどん大企業のお金が世界に逃げ、国内に還元されない状態になっていってしまうわけです。
たとえば、日産なんかもカルロス・ゴーンが社長だったりしましたが、日産自体は復活しても、その実、日本国民にはとりたててうれしい商品がどんどん供給されるわけでもなくなってしまうわけです。日本市場だけ見ていてもダメ、という世界にどんどん流れていきますから。
そういう中で生産拠点は、世界競争力の面から見ても、どんどんより安い労働力のある場所へと移転してしまって、国内に「賃金」が還元されなくなった。だから貧乏人が増えて、「金詰まり」を起こして、日本は10年不況とかになってしまったわけです。
だから、いま必要なのは、法人税をあげて、富の海外流出に制限をかけ(制限をかけるだけで、別に「止める」わけではないですよ。いまが外に流れすぎだ、ということです。)、逆に消費税は引き上げを凍結するか、それどころか削減するくらいのつもりにした方が良いのです。
実際、日本の不況は、はっきりと消費税を3%から5%に上げた1997年4月1日から泥沼のようにいつまでも続くようになってしまったのであって、一番大きな原因が消費税にあるんだ、ということを、少し日本国民は考え直してみるべきです。
3%から5%。たった2%上げただけの愚策で、10年もの長きにわたって不景気に苦しむ、日本の「官製不況」は幕を切って落としたわけです。
(はっきりとこれは「官製不況」なんです。それはまた別の機会に書きますが。)
これが5%から10%に上がれば一気に5%もの、とんでもない上げ幅になります。
これはどう考えたって、おかしな政策なのです。
これは、消費税自体が悪いわけではないんです。問題は、「いつ導入したか?」が問題なのです。
消費税というのは、一般大衆や貧乏な、最下層から金を巻き上げる税金で、こういう税は、
●好景気な時に導入すべき税
だということなんです。好景気の時なら、最下層がお金を普通に使うタイミングだから、効果もあるでしょう。しかし、一番最下層が貧困にあえいでいるときに、消費税増税を行ったら、金詰まりがよけいにひどくなって、それこそ目も当てられない、とんでもない逆効果にしかならない。当然の話なんです。
それに加えて、日本の富を、海外の投資家が「安いコスト(少ない法人税)」で、日本の外からチューチューとストローで吸えるようにしてしまう法人税減税までしてしまったら、日本国民は貧困にあえぎ、国内企業はいくら努力しても売上があがらず、大企業も特許や利益や法人所有の資産(株、土地など)が海外どんどん流れていくだけという、ほんっとうにどうしようもない破滅に近づくだけなんです。
いったい、どうしてこんな当たり前の事が、世間一般の人間にはわからないのか? 僕は恐ろしくて仕方ありません。
先のメッセージにも書きましたが、日本の国家財政には財務省が各省庁に割り振る「一般会計」だけではなくて、各省庁が独立して権限を持っている「特別会計」というものがあります。
財政赤字と言われるものは、おもに「一般会計」の話であって、「特別会計」の方は、おおむね黒字になっているんです。
しかも、一般会計が「単年度決算」で、一年ごとの会計であるのに対して、「特別会計」は、各省庁ごとの「政策の連続性」を考慮して、余ったお金の翌年への持ち越しが認められているんです。
つまり、各省庁ごとに「へそくり」が、それなりにある、ということです。
もちろん、正当な計算のもとに「へそくり」されているものもありますが、過分に貯めているものも多いはずです。
この状態をして、その昔、塩爺と呼ばれた、塩川正十郎財務大臣が、「母屋(一般会計)でおかゆをすすりながら、離れ(特別会計)ではすき焼きを喰っている」と表現したわけです。
粗っぽく計算しても、その黒字額は240兆円とも200兆円とも言われていて、まぁ正当な「へそくり」としていくらかは残さなければいけないにしても、毎年、この特別会計から20兆円ずつ国民の側への富の再分配をしても、3年や4年は充分に持つのです。
この特別会計からの国民への投資(子供手当もそうでしょうし、公共投資、たとえば下水道整備とか、乗数効果の高い社会資本に投資するのが効果的だと思われます。)に回せば、確実に景気は上を向くわけです。
(公共投資は、効果がない、金融政策を緩和すべきだという論を持ち出す人もいますが、それも海外の例を見れば、成功しているとは言い難いと僕は思います。新自由主義とともに、金融政策は失敗した、だから財政政策=公共投資に切り替えるのが正しいのだ、というのが世界の趨勢ですし、実際オバマもグリーン政策やスマートグリッドへの投資もそうでしょうし、なにより、なんだかんだ言って、過去の不況時には「戦争」という公共投資によって経済が復活したというのが現実なんです。だから、物理的なモノや生活基盤などに、どんどん大量に投資するべきなんですよ。それこそ戦争を回避するくらいの巨大投資が必要なのが、いまの世界経済状態だと言えるでしょう。)
こういう事を、本当に1人でも多くの人に、しっかりと考えて欲しいのですね。
で、「消費税を上げれば、強い保障が可能になる」という逆転した考えを、どうにか改めていただきたい。
そんなものね、「まともに生活できている人が増えれば、保障は小さくてかまわない。」のですよ。消費税を上げて、生活を苦しくして、それで貧乏人が増えて、「でも保障がしっかりさせます」というのは、完全に逆転している、間違ったアジェンダの立て方でしかないわけです。
●保障が小さくても、安心して生活できる経済。
こそが、まず最初に必要な事なんです。そして、経済にゆとりができてはじめて、「余裕もできたらか、保障をしっかりさせよう」になって、その後に「増税も仕方あるまい」が来るというのが、当たり前の手順なんですよ。この順番を逆転させるなんてとんでもない話で、わざわざ失敗するためにやるようなもんです。
(で、実際に前に消費税上げをしたときは、ものの見事に大失敗をして、金融恐慌に近いところまでの大騒ぎになったわけですから。しかも、その消費税上げをしたポマード頭の橋本龍太郎首相は、「財政改革は間違ってなかったが、消費税上げだけは、失敗でした。これは率直に国民におわびしなければならない」と明確に失敗を認めたんですよ。ここまでちゃんと失敗を認めた例も他にはないんです。だから消費税上げは、経済が弱っている時にやるべき政策ではないのです。本当にはっきりしてるんです。)
だから、消費税を増やすというバカな事に賛成してはいけないんですよ。
いまから、しばらく、この手の話をコツコツを書いていこうと思いますが、これを読んでくださった方も、ぜひ、「消費税は上げるべきではなく、代わりに法人税を上げるべきなんだ」という考え方について、じっくり考察し、検討して欲しいと思います。
で、そういう事を、身近な方といろいろ話し合って話題にして、本当の意味での「国民的論議」にして欲しいと思うのです。
そうでなければ、多分、いまのタイミングでの消費税上げは、日本が破滅するかどうかを決めてしまうくらいの、とんでもない悪いインパクトを国民経済に与えてしまうと思います。
「じゃ、なぜ、日本が破滅するような事を菅政権は公約にしてるの?」という話については、また次回に回します。
しかし、最優先で考えるべきことは、もっとストレートに「消費税なんか上げたら、日本破滅」という考え方についても、しっかり検討してみることだと僕は思います。
そういう真逆の考えを検討もせずに「みんなが言ってるから正しい」だけで選択するには、あまりに重いテーマなのだ、ということを、もっとみんながしっかりと検討しないとダメでしょう。
そこは、これから、何度もじっくり語りたいなと思っています。
よろしくお願いします。
税金は、基本、「良くない金」です。
だから、そうそう簡単に「税金を上げる」などと言う事を言ってはならないのです。
税金を上げて良いのは、真に正しい社会保障が成されている時だけです。
「スウェーデンは消費税25%、日本は少なすぎる」なんていうのは、嘘の極みでして、あちらは、消費税は高くても社会保険料を国民は一銭も払わないそうですから。社会保険は全部企業持ち。稼いでるところが全部支払うってことです。
よその国はよその国。社会保障体制が根本から違うところと比べる、という段階で、嘘をついて国民を騙すための「甘言」であることは明白です。
キチンとした社会保障政策があって、それが「うむ、良い政策だ」という国民的納得があって、その社会保障政策のコストが一円、一銭まで明確化できて、それで「コスト割れでどうしようもない。税金をあげさせてくれ。」というのなら、話もわかりますが、「これから保障を充実させるから、とにかく税金を上げさせてくれ。」というのは、あまりにひどい。
普通の仕事の発注でも、たとえば注文住宅を建てるなら、設計図面を引いて、材料費やら工賃やらを計算して見積書を出し、それでOKなら作業をGOさせるわけで、そういう手続きもなしに、増税だけを言うなんて、もってのほか。
最近は「増税」と言うと聞こえが悪いからか、とうとう「財政再建」という、わけのわからんお題目を唱えはじめた。なんやねん、そのザイセイサイケンっちゅうのは。食うたらうまいんか?どんな味だんねん?けっ。
「財政危機だ!」と官僚が叫ぶなら、まずその財政の悪化状況のバランスシート(帳簿:家計簿)を見せてもらわないと話にならない。
ところが、世間で話題になっている800兆円の赤字なんて、粗債務という奴で、国の資産額を考慮していない、あまりにテキトーな数字。
たとえば、普通の家庭でローンで家を買ったとしますわね?そしたら、そういう人は数千万円の借金を背負ってるということになります。それは確かに事実です。
でもね、ローンで買った家は、その人の資産でしょ? それを売ったら借金の返済に充てられるわけですやん。家の場合は買った時より上がったり下がったりしますから、損したり得したりいろいろですが、差引き、それほどの借金にはならないですよ。
そういう仕組みがなかったら、普通の一般人が大きな買い物なんかしませんって。
では、日本国という、「国」はどうか。
国は、なんと、東京や大阪の一等地にドデカイ建物とかを持ってます。あれ、立派な国の資産ですから。あれを売ったら何十億にもなりますから。
で、日本国というのは、なぜか、そういう資産が異様に多い国でして、そういうのをさっ引いて計算したら、赤字は300兆に減るわけです。
いきなり500兆円ですぜ、奥さん。
まず、500兆円も水増し請求しとるんだ、あの役人のドアホどもは。もう、すでにここで、全員クビにせなあきませんよ。
まったく信用ならない。
信用ならない相手とは商取引なんか、普通はせんのです。
国の借金800兆円と騙されてる人。まず、ここでアウト。そういう子供だましに騙されたらあきません。
で、この300兆円というのも、かなりの巨額に見えますが、日本は世界の10位以内に入る(10年前は2位とかやってんけどなぁ。)大国ですから、額が大きくなってしまうだけです。
GDP比で60%くらいになるそうですから、まぁ健全の範囲に入れても良いというようなものです。
ここまで見るだけでも「財政再建って、ちょっと待てよぉ!」と言いたくなるアホな話なんですが、ここに一般会計と特別会計の問題が入ってくるから、よけい話はおかしくなる。
だいたい、「財政再建が必要だ」という時に「予算は削れない」としてギャーギャーわめくのは、財務省で、財務省が差配しているのは、大きくは一般会計の話です。
一般会計というのは、単年度決算で、国庫に入った税金を、各省庁にどう配分するかの話。
しかし、国の予算というのは一般会計だけで成り立っているのではなく、各省庁ごとに独立して予算を確保している特別会計というものもあるんです。
各省庁ごとに独自に国民から直接徴収したり、手数料として取っていたり、○○税として徴収してたりいろいろですけど、省庁単位の財布というのが、別にあるってことです。
この、特別会計がわからない。
内容がどうにもはっきりしない。
この特別会計すらも減ってきていて、キツキツなんだと、大前研一あたりは言いますけど、ウソです。
確かに各省庁から内容に関してこれだけの予算配分だという帳簿はあがってきているけれども、その内容のこまかいところまでは、省庁の中の省庁、大ボスの財務省にだってわかってないんですから。財務省にわかってないものが、なんで大前研一にわかるねんっちゅう話ですわ。
だいたい事業仕分けというのは、民主党がやったみたいに思われてますが、まずおそらく、あれは財務省マターで、政治家の味方のフリをして、それぞれの省庁の特別会計の実態がどうなっているのかを、財務省が把握したくてやったこと、と言われてるくらいなんですよ。
騙されたらアカンのです。
役人に騙されて、こういうウソっぱちな仕組みを、良しとしてしまう風潮こそを戒めないといけないのです。
「いまの財政赤字をそのままにしておいては、次の世代に過大な借金を残してしまう」
などという、アホの極みの事を役人は言いますが、そんな「いまいてない人間」の話を持ち出した段階で「机上の空論」ということがハッキリしてます。「ウソをこれからつきますよー」と言うてるのと同じです。そういうアホな言い分を聞いてはいけないのです。
それより、「税の仕組み」をキチンと検討もせず、「重税がのしかかかる仕組み」を、子供世代まで残してしまう方が、はるかに、はるかに、はるかに、はるかに、はるかに、はるかに、大問題ですよ。
そういう当たり前の事を、しっかり考えてもらいたい。
アホになるな。
騙されるな。
ということです。
まずなにより、重要な選択肢として、
●福祉を削っても良いから、税金も安くしろ。
という考え方だってあるんだ、ということを強く意識しなくてはなりません。
充実した福祉、とか言うけど、介護度1程度の老人を特養の老人ホームにほおりこむくらいなら、小沢一郎が「子供手当の次は同居手当をやりたい」と言ってたように、各家庭に同居手当を配った方が、はるかにマシだと、僕は思う。
で、そういう事をしっかり考えるために、国会という論戦の場はあるのであって、そこで論議しあえば、もともと「事業仕分け」自体が不要なのですよ。
このあたりは亀井前金融大臣が言ってた事に賛成。「事業仕分けもいいけど、それは国会審議でキチンと方向付けをして、法制化すれば済むことなんじゃないの?」って事です。
もともと、そういう仕組みなんやから。なんでわざわざ、新たに事業仕分けなんかせなアカンねん。おかしいやろ。手間を増やしてるだけやんけ。
ということなので、
●一般会計と特別会計の違いも知らないうちから「増税賛成」などと言ってはならない。
のですよ。
わかりますか?
増税賛成の方々。
だから、そうそう簡単に「税金を上げる」などと言う事を言ってはならないのです。
税金を上げて良いのは、真に正しい社会保障が成されている時だけです。
「スウェーデンは消費税25%、日本は少なすぎる」なんていうのは、嘘の極みでして、あちらは、消費税は高くても社会保険料を国民は一銭も払わないそうですから。社会保険は全部企業持ち。稼いでるところが全部支払うってことです。
よその国はよその国。社会保障体制が根本から違うところと比べる、という段階で、嘘をついて国民を騙すための「甘言」であることは明白です。
キチンとした社会保障政策があって、それが「うむ、良い政策だ」という国民的納得があって、その社会保障政策のコストが一円、一銭まで明確化できて、それで「コスト割れでどうしようもない。税金をあげさせてくれ。」というのなら、話もわかりますが、「これから保障を充実させるから、とにかく税金を上げさせてくれ。」というのは、あまりにひどい。
普通の仕事の発注でも、たとえば注文住宅を建てるなら、設計図面を引いて、材料費やら工賃やらを計算して見積書を出し、それでOKなら作業をGOさせるわけで、そういう手続きもなしに、増税だけを言うなんて、もってのほか。
最近は「増税」と言うと聞こえが悪いからか、とうとう「財政再建」という、わけのわからんお題目を唱えはじめた。なんやねん、そのザイセイサイケンっちゅうのは。食うたらうまいんか?どんな味だんねん?けっ。
「財政危機だ!」と官僚が叫ぶなら、まずその財政の悪化状況のバランスシート(帳簿:家計簿)を見せてもらわないと話にならない。
ところが、世間で話題になっている800兆円の赤字なんて、粗債務という奴で、国の資産額を考慮していない、あまりにテキトーな数字。
たとえば、普通の家庭でローンで家を買ったとしますわね?そしたら、そういう人は数千万円の借金を背負ってるということになります。それは確かに事実です。
でもね、ローンで買った家は、その人の資産でしょ? それを売ったら借金の返済に充てられるわけですやん。家の場合は買った時より上がったり下がったりしますから、損したり得したりいろいろですが、差引き、それほどの借金にはならないですよ。
そういう仕組みがなかったら、普通の一般人が大きな買い物なんかしませんって。
では、日本国という、「国」はどうか。
国は、なんと、東京や大阪の一等地にドデカイ建物とかを持ってます。あれ、立派な国の資産ですから。あれを売ったら何十億にもなりますから。
で、日本国というのは、なぜか、そういう資産が異様に多い国でして、そういうのをさっ引いて計算したら、赤字は300兆に減るわけです。
いきなり500兆円ですぜ、奥さん。
まず、500兆円も水増し請求しとるんだ、あの役人のドアホどもは。もう、すでにここで、全員クビにせなあきませんよ。
まったく信用ならない。
信用ならない相手とは商取引なんか、普通はせんのです。
国の借金800兆円と騙されてる人。まず、ここでアウト。そういう子供だましに騙されたらあきません。
で、この300兆円というのも、かなりの巨額に見えますが、日本は世界の10位以内に入る(10年前は2位とかやってんけどなぁ。)大国ですから、額が大きくなってしまうだけです。
GDP比で60%くらいになるそうですから、まぁ健全の範囲に入れても良いというようなものです。
ここまで見るだけでも「財政再建って、ちょっと待てよぉ!」と言いたくなるアホな話なんですが、ここに一般会計と特別会計の問題が入ってくるから、よけい話はおかしくなる。
だいたい、「財政再建が必要だ」という時に「予算は削れない」としてギャーギャーわめくのは、財務省で、財務省が差配しているのは、大きくは一般会計の話です。
一般会計というのは、単年度決算で、国庫に入った税金を、各省庁にどう配分するかの話。
しかし、国の予算というのは一般会計だけで成り立っているのではなく、各省庁ごとに独立して予算を確保している特別会計というものもあるんです。
各省庁ごとに独自に国民から直接徴収したり、手数料として取っていたり、○○税として徴収してたりいろいろですけど、省庁単位の財布というのが、別にあるってことです。
この、特別会計がわからない。
内容がどうにもはっきりしない。
この特別会計すらも減ってきていて、キツキツなんだと、大前研一あたりは言いますけど、ウソです。
確かに各省庁から内容に関してこれだけの予算配分だという帳簿はあがってきているけれども、その内容のこまかいところまでは、省庁の中の省庁、大ボスの財務省にだってわかってないんですから。財務省にわかってないものが、なんで大前研一にわかるねんっちゅう話ですわ。
だいたい事業仕分けというのは、民主党がやったみたいに思われてますが、まずおそらく、あれは財務省マターで、政治家の味方のフリをして、それぞれの省庁の特別会計の実態がどうなっているのかを、財務省が把握したくてやったこと、と言われてるくらいなんですよ。
騙されたらアカンのです。
役人に騙されて、こういうウソっぱちな仕組みを、良しとしてしまう風潮こそを戒めないといけないのです。
「いまの財政赤字をそのままにしておいては、次の世代に過大な借金を残してしまう」
などという、アホの極みの事を役人は言いますが、そんな「いまいてない人間」の話を持ち出した段階で「机上の空論」ということがハッキリしてます。「ウソをこれからつきますよー」と言うてるのと同じです。そういうアホな言い分を聞いてはいけないのです。
それより、「税の仕組み」をキチンと検討もせず、「重税がのしかかかる仕組み」を、子供世代まで残してしまう方が、はるかに、はるかに、はるかに、はるかに、はるかに、はるかに、大問題ですよ。
そういう当たり前の事を、しっかり考えてもらいたい。
アホになるな。
騙されるな。
ということです。
まずなにより、重要な選択肢として、
●福祉を削っても良いから、税金も安くしろ。
という考え方だってあるんだ、ということを強く意識しなくてはなりません。
充実した福祉、とか言うけど、介護度1程度の老人を特養の老人ホームにほおりこむくらいなら、小沢一郎が「子供手当の次は同居手当をやりたい」と言ってたように、各家庭に同居手当を配った方が、はるかにマシだと、僕は思う。
で、そういう事をしっかり考えるために、国会という論戦の場はあるのであって、そこで論議しあえば、もともと「事業仕分け」自体が不要なのですよ。
このあたりは亀井前金融大臣が言ってた事に賛成。「事業仕分けもいいけど、それは国会審議でキチンと方向付けをして、法制化すれば済むことなんじゃないの?」って事です。
もともと、そういう仕組みなんやから。なんでわざわざ、新たに事業仕分けなんかせなアカンねん。おかしいやろ。手間を増やしてるだけやんけ。
ということなので、
●一般会計と特別会計の違いも知らないうちから「増税賛成」などと言ってはならない。
のですよ。
わかりますか?
増税賛成の方々。
この数日、政局をじっくり見ていて、菅は転んだということがはっきりわかった。
所信表明演説など、内容が狂気の沙汰だ。
いわく、
●政治とカネの解決(小沢一郎追放・マスコミ追随)
●日米同盟堅持(沖縄切り捨て・戦争賛成)
●財政健全化=増税と企業減税(弱者から分捕り、金持に貢ぐ)
という三点セット。
キチガイもここまで行くと呆れるしかない。
なんだこれは?
この所信表明演説を聴いて、「これは民主党内部のクーデターだ」と気づかないものはバカである。
この所信表明演説の、どこに「国民の生活が一番」を標榜していた、小沢路線が残っているのか?
まったく影も形もない。
これでは別の党ではないか。
いったい去年の選挙の投票は何だったのか?
意味がない。
亀井さんが大臣を辞任したのも当然だ。500兆もの国民の虎の子である郵貯を、アメリカに取られる可能性が、これで大きく復活してきたからです。
今回の政変は、沖縄もさることながら、郵政の法案が決まる寸前の行われた、悪辣なクーデターで、ここまであからさまで、ひどいクーデターはない。
郵貯をアメリカのものにするために、500兆を狙って、ものすごいカネが動いているのに違いない。
菅もかなりの額をもらったろう。なんと悪辣な。
菅さんは、もともと、去年の段階から、ダメダメだったからなぁ。
年末に財務大臣になって、亀井さんと補正予算でもめにもめた。完全に官僚の側についてたもんなぁ。一ヶ月で洗脳されたのが菅さん。もともと、どうしようもないダメ政治家でした。そら、小沢=鳩山政権においては活躍の場はないですわ。ここまで信念がなく、回りに流されて、官僚に洗脳されてしまうのでは。
公共投資は、ドカンと出さねば意味がないのです。
だから亀井さんは7兆まで引っ張り出させた。
なのに、菅さんは「出せない」と抵抗した。
アカンっちゅうねん。
この不景気な時に、政治家が「出さない」を言ってはイカンのだ。何がどうあろうと出さねばイカンのだ。これだけはっきり不況であることが明確な時に「出せない」という言葉を出す時点で、政治家失格なのよ。
そういう基本的な事が、まったくわかってない、ダメダメ政治家が菅直人です。
「公共投資は不景気対策として効果がない」などと、しれーっと言うバカがたくさんおりますが、効くか効かないかなんか、どうでもええんじゃボケ!おまえらはアホか!頭腐っとんのか!マヌケのコンコンチキや。
不況で困ってる。だから政府が出す。
こんなもん、何がどうあろうが、最低限の約束。それがなかったら、政府なんかいらんやんけ。ドアホが。
効くか効かないかではない。
信義があるかないかである。
命の次に大事なカネを預けるに足る相手かどうか?ということである。
肝心な時に「出す」と言わないのなら、そんな政府は潰れてしまえ。
そうなって当然だ。
そういう事もわかってないバカは、黙っとれ。アホが。
「経済がわかってない」とか言うバカに限って「信義」という、もっと大事なことがわかっていない。
そういうバカは、ドタマにハイキックを入れて、脳みそを引っかき回してブチ倒してやりたいわ。
増税も同じ事。
このタイミングで増税やと?
それを言った段階で、政府としての信頼ゼロよ。
アホな事を言うなっちゅうねん。
国民みんながアナーキズムになって、で、税金を支払わずに、そのカネをコソコソと国民同士で融通しあう方が、圧倒的に現実的やわい。
こうなったら、国民全員でいっせいにコソコソしようぜ。
信頼できない奴にカネなど支払う意味はない。
当然の話。
世の中には、法律より重要なルールというものがあるのだ。
そして、世の中は、そういう法より重要なルールでこそ動いているのだ。
信頼できない奴はつまはじきにされ、信頼できる人間同士で助け合うのだ。
現実が厳しくなったら、そうするしかない。
政治は、みんなが大変な時に助け合うためにやることで、その本質が守られなかったら信義を失うのです。
まずいコーヒーを飲まされたら、そんな喫茶店には、二度と入らない。
それと同じ事です。「社会的に大変な事が起きて、その時に個人ではどうしようもないから、イヤイヤながら権力機構というのを作って、そこに強大な権力を持たせて安心・安全を担保している」というだけなんやからね。それが本質なんやから。
こんな異常な政府など、存続させる意味はない。
「菅と小沢は通じ合っていて、選挙後にふたたび連携しあう」というような観測もあるようだし、民主党が参院でも過半数を取るためには、どうしてもそれが必要という部分はあるんでしょうが、それでも、今回のクーデターはあまりに露骨に、小泉時代の新自由主義に戻りすぎ。
民主党内部の、自民党より右に傾いてる連中が力を持ちすぎてる。
あまりに危険や。
副島隆彦さんの掲示板を読んでいると、副島さんが、「私たち愛国者は原住民としての横の連帯を大事にして、ヒソヒソ話で、真実を伝えあわなければならない。」と書いておられた。実に心に響く。まさにこれだ。
いまや、新聞・テレビは、国民の敵である。官僚と完全に結託して、菅政権のクーデター性や、昨年の選挙時との方針のあまりに大きな違いに関して、指摘も批判もせず、またぞろ「支持率調査」というアホな嘘っぱち情報で「管政権支持率68%」などとやっている。
もう、そういうアホ話につきあってはいられない。
本当に信用できる人同士が連帯しあって、真実を求め合うようにするしかないのだ。
もう、マスコミは、一切信用できないからです。
これから、マスコミは、一斉に「増税は正しい」論を垂れ流すでしょう。
そんなアホな!
こんな大不況のタイミングで増税を言うなど、根本的におかしい。狂っている。そういうメディアに騙されてはいけません。絶対的な間違いです。キチガイ沙汰です。
おなじく、副島さんの言葉をちょっと引用しておきます。
「現下の緊急事態で、日本国民の多くが、『消費税が上がるのは、仕方がないのかも。いやだけど。それらの増税が、福祉や社会保障のために使われるのなら我慢する』 という、愚かな考えに染まりつつあるからだ。地獄への道は、己れの善意と愚かさによって敷き詰められている。」
まさに、これ。
為政者は、国民の善意を悪用するんです。
為政者は、国民の善意を悪用するんです。
為政者は、国民の善意を悪用するんです。
ここがものすごく大事なんです。
地獄への道は、己れの善意と愚かさによって敷き詰められている。
のですよ。
悪魔になってでも、地獄への道は避けなければならない。
だから、キツク叱りつけるという事も必要なのだ。
バカはバカと罵らねばならないのだ。
鬼でも悪魔にでもなってやる。
君らもなれ!
そういう事です。
所信表明演説など、内容が狂気の沙汰だ。
いわく、
●政治とカネの解決(小沢一郎追放・マスコミ追随)
●日米同盟堅持(沖縄切り捨て・戦争賛成)
●財政健全化=増税と企業減税(弱者から分捕り、金持に貢ぐ)
という三点セット。
キチガイもここまで行くと呆れるしかない。
なんだこれは?
この所信表明演説を聴いて、「これは民主党内部のクーデターだ」と気づかないものはバカである。
この所信表明演説の、どこに「国民の生活が一番」を標榜していた、小沢路線が残っているのか?
まったく影も形もない。
これでは別の党ではないか。
いったい去年の選挙の投票は何だったのか?
意味がない。
亀井さんが大臣を辞任したのも当然だ。500兆もの国民の虎の子である郵貯を、アメリカに取られる可能性が、これで大きく復活してきたからです。
今回の政変は、沖縄もさることながら、郵政の法案が決まる寸前の行われた、悪辣なクーデターで、ここまであからさまで、ひどいクーデターはない。
郵貯をアメリカのものにするために、500兆を狙って、ものすごいカネが動いているのに違いない。
菅もかなりの額をもらったろう。なんと悪辣な。
菅さんは、もともと、去年の段階から、ダメダメだったからなぁ。
年末に財務大臣になって、亀井さんと補正予算でもめにもめた。完全に官僚の側についてたもんなぁ。一ヶ月で洗脳されたのが菅さん。もともと、どうしようもないダメ政治家でした。そら、小沢=鳩山政権においては活躍の場はないですわ。ここまで信念がなく、回りに流されて、官僚に洗脳されてしまうのでは。
公共投資は、ドカンと出さねば意味がないのです。
だから亀井さんは7兆まで引っ張り出させた。
なのに、菅さんは「出せない」と抵抗した。
アカンっちゅうねん。
この不景気な時に、政治家が「出さない」を言ってはイカンのだ。何がどうあろうと出さねばイカンのだ。これだけはっきり不況であることが明確な時に「出せない」という言葉を出す時点で、政治家失格なのよ。
そういう基本的な事が、まったくわかってない、ダメダメ政治家が菅直人です。
「公共投資は不景気対策として効果がない」などと、しれーっと言うバカがたくさんおりますが、効くか効かないかなんか、どうでもええんじゃボケ!おまえらはアホか!頭腐っとんのか!マヌケのコンコンチキや。
不況で困ってる。だから政府が出す。
こんなもん、何がどうあろうが、最低限の約束。それがなかったら、政府なんかいらんやんけ。ドアホが。
効くか効かないかではない。
信義があるかないかである。
命の次に大事なカネを預けるに足る相手かどうか?ということである。
肝心な時に「出す」と言わないのなら、そんな政府は潰れてしまえ。
そうなって当然だ。
そういう事もわかってないバカは、黙っとれ。アホが。
「経済がわかってない」とか言うバカに限って「信義」という、もっと大事なことがわかっていない。
そういうバカは、ドタマにハイキックを入れて、脳みそを引っかき回してブチ倒してやりたいわ。
増税も同じ事。
このタイミングで増税やと?
それを言った段階で、政府としての信頼ゼロよ。
アホな事を言うなっちゅうねん。
国民みんながアナーキズムになって、で、税金を支払わずに、そのカネをコソコソと国民同士で融通しあう方が、圧倒的に現実的やわい。
こうなったら、国民全員でいっせいにコソコソしようぜ。
信頼できない奴にカネなど支払う意味はない。
当然の話。
世の中には、法律より重要なルールというものがあるのだ。
そして、世の中は、そういう法より重要なルールでこそ動いているのだ。
信頼できない奴はつまはじきにされ、信頼できる人間同士で助け合うのだ。
現実が厳しくなったら、そうするしかない。
政治は、みんなが大変な時に助け合うためにやることで、その本質が守られなかったら信義を失うのです。
まずいコーヒーを飲まされたら、そんな喫茶店には、二度と入らない。
それと同じ事です。「社会的に大変な事が起きて、その時に個人ではどうしようもないから、イヤイヤながら権力機構というのを作って、そこに強大な権力を持たせて安心・安全を担保している」というだけなんやからね。それが本質なんやから。
こんな異常な政府など、存続させる意味はない。
「菅と小沢は通じ合っていて、選挙後にふたたび連携しあう」というような観測もあるようだし、民主党が参院でも過半数を取るためには、どうしてもそれが必要という部分はあるんでしょうが、それでも、今回のクーデターはあまりに露骨に、小泉時代の新自由主義に戻りすぎ。
民主党内部の、自民党より右に傾いてる連中が力を持ちすぎてる。
あまりに危険や。
副島隆彦さんの掲示板を読んでいると、副島さんが、「私たち愛国者は原住民としての横の連帯を大事にして、ヒソヒソ話で、真実を伝えあわなければならない。」と書いておられた。実に心に響く。まさにこれだ。
いまや、新聞・テレビは、国民の敵である。官僚と完全に結託して、菅政権のクーデター性や、昨年の選挙時との方針のあまりに大きな違いに関して、指摘も批判もせず、またぞろ「支持率調査」というアホな嘘っぱち情報で「管政権支持率68%」などとやっている。
もう、そういうアホ話につきあってはいられない。
本当に信用できる人同士が連帯しあって、真実を求め合うようにするしかないのだ。
もう、マスコミは、一切信用できないからです。
これから、マスコミは、一斉に「増税は正しい」論を垂れ流すでしょう。
そんなアホな!
こんな大不況のタイミングで増税を言うなど、根本的におかしい。狂っている。そういうメディアに騙されてはいけません。絶対的な間違いです。キチガイ沙汰です。
おなじく、副島さんの言葉をちょっと引用しておきます。
「現下の緊急事態で、日本国民の多くが、『消費税が上がるのは、仕方がないのかも。いやだけど。それらの増税が、福祉や社会保障のために使われるのなら我慢する』 という、愚かな考えに染まりつつあるからだ。地獄への道は、己れの善意と愚かさによって敷き詰められている。」
まさに、これ。
為政者は、国民の善意を悪用するんです。
為政者は、国民の善意を悪用するんです。
為政者は、国民の善意を悪用するんです。
ここがものすごく大事なんです。
地獄への道は、己れの善意と愚かさによって敷き詰められている。
のですよ。
悪魔になってでも、地獄への道は避けなければならない。
だから、キツク叱りつけるという事も必要なのだ。
バカはバカと罵らねばならないのだ。
鬼でも悪魔にでもなってやる。
君らもなれ!
そういう事です。
政治家は、国民の代表なのだから、基本的には応援して、失敗も含めて大らかに見守る必要があると僕は考えています。少なくとも、国民の側をしっかり見ている人なら。
でも、マスコミは、3日に一度という頻度で「支持率調査」をして「いつやめるのか!」とヒステリックに騒いでばかりでした。
この段階で、国民と政治家の間の絆を断ち切ろうという魂胆が、はっきりと見えていたわけです。
当然、政治家の「良い面」は一切出さずに、「悪い面」ばかりを、繰り返し繰り返し報道するわけです。
そんな事されたら、どんな人間でも「悪人」になってしまう。
結局、鳩山さんにせよ、小沢さんにせよ、辞任の段階では、あまり物事の本質を考えない人、あるいは情報源を新聞やテレビだけに頼っている人の「イメージ」では「ろくでもない奴」という印象ばかりが浮かぶようになっていました。
知り合いで比較的まともな事を言う人の間でも、さすがに鳩山さんの腰砕けな点は評判が悪かったですしね。
でも、話を聞いていると、やはり、かなり新聞・テレビによる印象操作にあやつられている、洗脳されてしまっているという側面が大きかったと思います。
で、そういう人でも、鳩山さんの退任の演説を全部読んで「ええこと言うてるやん」とは、なりました。「そういう事考えてるとか、全然知らんかったわ。」てな感じなわけです。
あー、やれやれ、とは思うものの、まぁ、この辞任劇で、そういう側面が多少なりともわかったというだけでも良かったのかなぁとも思うわけで。辞任の退任演説の時くらいしか、いまの国民は「聞く耳」持ってないんですよ。それが、すべての原因。もっともよろしくない点です。
国民が、とにかく、できるだけ政治家の生の声を聞くこと。信用できるかどうかの判断の「情報」を、もっと幅広く得るようにすること。
で、自分がそれをできないのなら、自分が信用している人が、どういう情報源から判断材料を得ているのかを、しっかり確認しておくこと、そういう事が大切です。
(だからツイッターが大事だって事になるんですがね。ツイッターの話は、また今度。)
で、こういう事を言うと、
「新聞・テレビだって情報源じゃないか」
とごく普通に疑問に思うと思うんですよ。
でも、そうじゃないんですね。
日本のマスメディアは、かなりおかしな仕組みになっていて、まともな論説が新聞に載らないという大問題があるんです。
まず何より、記名記事が少ない。有名記者とか人気のジャーナリストというのがほとんどいない。そういう人は新聞社から出てフリーでやるしかない。ようするに、国民の側が記事内容を支持するという仕組みが、日本の新聞社にはないわけです。
いくら、新聞社のトップが「こんな記事を書かせよう」と思っていても、人気記者がいて、その人の連載やらリポートが国民に支持されていて、それが発行部数やら、売上に貢献していたら、トップも何も言えないわけです。
しかし、そういう記銘記事は全然なくて、誰かわからん「一記者」が書いてるだけなわけです。
で、そういう人は、実は、上からの指示に従って書くしかないんですね。読売新聞なんかは、そういうトップダウンがかなりきついらしいです。「社の方針」というのがあって、それに逆らって書くことができない。
これに加えて「記者クラブ」という大問題があります。
この記者クラブ問題は、本当に大問題で、この仕組みによって、日本国民に対して、とんでもない情報閉鎖が行われていると言って過言ではないんですよ。
まさに、この「記者クラブ制度」によって、政治家と国民の間が遮断されてしまっているんです。
記者クラブというのは、各省庁ごとに大手マスコミの詰め所があって、その記者クラブが大臣や官僚の会見を取り仕切っている仕組みなわけですが、とにかく記者クラブに加入している会社の人間しか記者クラブには参加できないわけです。
たとえば、「通販生活」なんて雑誌がありますが、あそこで記者をやっていたフリージャーナリストの畠山さんなんかは、ものすごく素朴に、「うちの雑誌で政治家の記者会見を取材できるんだろうか?」と思って記者クラブに問い合わせたという事だったらしいわけです。
そうすると、「通販生活」は、そういう記者クラブに加盟してないので、取材することはできませんというつれない返事だったらしく。「いや、なんとか取材したいんですけどねぇ」と食い下がると、「記者クラブ外の人には、オブザーバー参加をしていただいてます。」と言われたらしいわけです。
「なんですか?そのオブザーバー参加というのは。偉いンですか?」と聞くと「別に偉いわけではないですが、記者会見の様子を見ていただくことはできます。」と言われたそうです。
「え?じゃぁ質問とかはできないんですか?」「できません」
「カメラで撮影は?」「ご遠慮ください」
「メモは」「それはご自由に」
というものだったそうです。
これ、かなりおかしくないですか?
通販生活なんかは、いろんな商品の善し悪しを確かめながら、それを販売している小売店なわけですから、「小売業としての立場から大臣に質問する」という事はあって然るべきでしょう。
であるのに、そういう視点からの質問は一切させずに新聞記者が自分たちのトップが決めた方針に従って質問するしかないわけですよ。
で、そのトップが決めた方針による質問というのが、「支持率が20%を切りましたが、いつおやめになりますか?」という質問だったりするわけです。
なんじゃそりゃ?
どうでもええわい、そんな事。
と、僕は思うわけで。
この支持率調査が、またひどくて、たとえば小沢さんの政治資金問題などに関しては、実態は本当に「ちょっとした帳簿上のミス」でしかないのに(土地購入のための資金記載が年度をまたいで記入すべきでなかったものが年度をまたがって記入されていただけです。実につまらん。)、そういう説明は一切なしで、
「今回の問題の責任をとって、小沢さんは辞任すべきでしょうか?」
と調査しているわけです。
なんじゃそりゃ。
実にひどい。
そういう前提の部分の報道すべきところを隠して、で、支持率が下がるような、あざとい「支持率調査」を繰り返していれば、そら支持率なんか下がりますよ。ひどい話です。
で、小沢さんが自分の政治資金の帳簿上の説明をやっていた記者会見に関しては、一切テレビ報道も新聞報道もなかったんですね。
唯一(というか、もう1人だったかな?)、上記の畠山さんがオモチャみたいなパソコン用のWEBカメラみたいなもので、小沢会見を中継したわけですよ。それがツイッターで話題になって、すごい人が見た、という話で。
小沢さんは、自分の会見はオープンにしてますからね。記者クラブ以外のメディアにもオープンにしている。(だからこそ、既得権益を守りたい新聞・テレビからは嫌われるわけです。ここのところ、良く理解してください。)
ま、この会見は記者クラブ主催だったのかな?そこまでは良く知りませんが。
そこまで、情報閉鎖がされているのだって事を、まずは、知らない人は知りましょう。それから、知った人は、身の回りの人に伝えましょう。僕はまず、これは書かないとアカンと思って書いてます。
では、なんで、そういう閉鎖的な事を、記者の人たちが唯々諾々と上の指示に従ってやるかというと、これが表題に書いた「特オチの恐怖」からなわけです。
普通、新聞やテレビというのは、ウケ狙いですから、「特ダネ」を狙うわけです。
独自スクープを取ろうとする。
しかし、いまの新聞・テレビは、そういう事より「どの新聞社も大々的に発表しているニュースを報道できずに、自分たちだけが報道し損ねる」という「特オチ」を怖れるわけです。
これ、パッと聞いたら、「そんな事どうでもええやん。別に報道しなかった媒体だけを覚えてたりせんで。」と読者の側としては思うわけですが、現場の記者にしたら、そういうわけにはいかないわけです。なぜなら、
●特オチしたら、出世しない。
からです。上の締め付けが厳しいんです。上記の読売新聞なんかは特にそうです。ナベツネの意志がかなり強く働いているというのを、他社の人ですら感じるそうですから。
特オチしたら、自分の家計に直接響く。だから、それを怖れて、横並びになるわけですね。で、たとえば、検察の捜査状況なんていうのは、本来守秘義務がありますから、オープンにはならないわけです。
でも、それを利用して「これはオフレコですが、ここだけの話として聞いてくださいね。」とかのリークを、各新聞社に持ちかけるわけです。
これは特定の新聞社にだけやることもあるようです。
他社を出し抜いて「逮捕!」とかの発表ができるかも知れないわけです。
だから新聞社は、完全に官僚の側を向くわけですね。あやつられてしまっている。
ここまでの構図が、だいたいやっと最近わかってきました。
だから、基本、僕がやるべきことは、新聞の定期購読はせず、必要に応じて売店で購入するというやり方になるわけです。とりあえずは、それがベストですわ。
新聞社も、いまのような仕組みをいつまでも続けていられるはずがありませんので、記事作成に関して、もっと記銘記事を増やして、読者アンケートなどもやるべきですな。「支持率調査」をするヒマがあったら、少年ジャンプみたいに「読者アンケート:今号で面白かったマンガを3つ教えてください」てな調査をしなさい、っちゅうことです。
で、これらの問題に関して、切り崩していこうとしてるのが、総務省で大臣をしている原口さんが言う「クロスオーナーシップ」の問題。
ようは、読売新聞も読売テレビも、オーナーがどっちもナベツネなのは、いかがなものか?という事です。メディアが系列化して、内容が特定方向に偏ったら、世論誘導が簡単にできてしまうし、多様な意見の吸い上げや提供を行う、メディアとしての役割が果たせないではないか、だからオーナーが複数のメディアを持つということに関しては規制する、という話です。
これは本当に早くやって欲しいですな。いまみたいに、どの新聞社も金太郎飴みたいに「支持率、支持率」とかやってたら、とにかく記事がおもろない。読む気が失せる。そういう話ですから。
最近で言うと、週刊朝日と、週刊ポストが、けっこう面白くなってきてるんですが、それも編集長個人のがんばりやと思うんですよねぇ。ポストは編集長が替わって、かなり面白くなってきました。
でも、週刊誌っていうのも影響力が低下してきているからこそ、やっと方向転換しだした、というのはあるんですよね。売れていると言われる週刊文春ですら発行部数が公称で30万部かな?たかが知れてます。週刊朝日とか週刊ポストなんてどの程度なんやろか?お寒い限りです。
先のツイッターで活躍しているジャーナリストの方達など、フォロワーが数万人レベルまできてますから、すでにそういう媒体と肩を並べられるメディアになりつつあるわけです。
ジャーナリスト一人が、個人メディアを持っているのと同じです。
鳩山さんもツイッターはやってましたが、発言は極端に少なかったし、差し障りのない事に関するツイートばかりでした。まぁ、このあたりは鳩山さんの人柄でもあったのでしょうが、回りの官僚が止めに入ったというのもかなり大きいだろうという気はします。
そういう構図が、いままさに、我々の回りにあるのだ、ということを、まずは1人でも多くの方に理解してもらいたいと思いますね。
新聞・テレビも良いですが、まずは自分から情報を取得して行こうとする気持が必要だと思います。
で、最初にも書きましたが、やはり基本は政治家を信用していこうというスタンスですね。そこがけっこう大事だと思う。彼らこそが我々の代表です。投票によって選ばれているのです。
官僚のトップにせよ、大新聞社のトップにせよ、我々の投票で選んだわけではありません。あまりに国民に不利益があるなら、法的に権利を剥奪してもかまわないのではないですか?
で、それを実行するには、「政治家は国民の代表である。国民の側を向く政治家を国民が応援する以外に自分の国を良くしていく方策はない。」という大前提をしっかりと理解することだと思います。
そこをまず、大前提として考えるべきでしょう。
でも、マスコミは、3日に一度という頻度で「支持率調査」をして「いつやめるのか!」とヒステリックに騒いでばかりでした。
この段階で、国民と政治家の間の絆を断ち切ろうという魂胆が、はっきりと見えていたわけです。
当然、政治家の「良い面」は一切出さずに、「悪い面」ばかりを、繰り返し繰り返し報道するわけです。
そんな事されたら、どんな人間でも「悪人」になってしまう。
結局、鳩山さんにせよ、小沢さんにせよ、辞任の段階では、あまり物事の本質を考えない人、あるいは情報源を新聞やテレビだけに頼っている人の「イメージ」では「ろくでもない奴」という印象ばかりが浮かぶようになっていました。
知り合いで比較的まともな事を言う人の間でも、さすがに鳩山さんの腰砕けな点は評判が悪かったですしね。
でも、話を聞いていると、やはり、かなり新聞・テレビによる印象操作にあやつられている、洗脳されてしまっているという側面が大きかったと思います。
で、そういう人でも、鳩山さんの退任の演説を全部読んで「ええこと言うてるやん」とは、なりました。「そういう事考えてるとか、全然知らんかったわ。」てな感じなわけです。
あー、やれやれ、とは思うものの、まぁ、この辞任劇で、そういう側面が多少なりともわかったというだけでも良かったのかなぁとも思うわけで。辞任の退任演説の時くらいしか、いまの国民は「聞く耳」持ってないんですよ。それが、すべての原因。もっともよろしくない点です。
国民が、とにかく、できるだけ政治家の生の声を聞くこと。信用できるかどうかの判断の「情報」を、もっと幅広く得るようにすること。
で、自分がそれをできないのなら、自分が信用している人が、どういう情報源から判断材料を得ているのかを、しっかり確認しておくこと、そういう事が大切です。
(だからツイッターが大事だって事になるんですがね。ツイッターの話は、また今度。)
で、こういう事を言うと、
「新聞・テレビだって情報源じゃないか」
とごく普通に疑問に思うと思うんですよ。
でも、そうじゃないんですね。
日本のマスメディアは、かなりおかしな仕組みになっていて、まともな論説が新聞に載らないという大問題があるんです。
まず何より、記名記事が少ない。有名記者とか人気のジャーナリストというのがほとんどいない。そういう人は新聞社から出てフリーでやるしかない。ようするに、国民の側が記事内容を支持するという仕組みが、日本の新聞社にはないわけです。
いくら、新聞社のトップが「こんな記事を書かせよう」と思っていても、人気記者がいて、その人の連載やらリポートが国民に支持されていて、それが発行部数やら、売上に貢献していたら、トップも何も言えないわけです。
しかし、そういう記銘記事は全然なくて、誰かわからん「一記者」が書いてるだけなわけです。
で、そういう人は、実は、上からの指示に従って書くしかないんですね。読売新聞なんかは、そういうトップダウンがかなりきついらしいです。「社の方針」というのがあって、それに逆らって書くことができない。
これに加えて「記者クラブ」という大問題があります。
この記者クラブ問題は、本当に大問題で、この仕組みによって、日本国民に対して、とんでもない情報閉鎖が行われていると言って過言ではないんですよ。
まさに、この「記者クラブ制度」によって、政治家と国民の間が遮断されてしまっているんです。
記者クラブというのは、各省庁ごとに大手マスコミの詰め所があって、その記者クラブが大臣や官僚の会見を取り仕切っている仕組みなわけですが、とにかく記者クラブに加入している会社の人間しか記者クラブには参加できないわけです。
たとえば、「通販生活」なんて雑誌がありますが、あそこで記者をやっていたフリージャーナリストの畠山さんなんかは、ものすごく素朴に、「うちの雑誌で政治家の記者会見を取材できるんだろうか?」と思って記者クラブに問い合わせたという事だったらしいわけです。
そうすると、「通販生活」は、そういう記者クラブに加盟してないので、取材することはできませんというつれない返事だったらしく。「いや、なんとか取材したいんですけどねぇ」と食い下がると、「記者クラブ外の人には、オブザーバー参加をしていただいてます。」と言われたらしいわけです。
「なんですか?そのオブザーバー参加というのは。偉いンですか?」と聞くと「別に偉いわけではないですが、記者会見の様子を見ていただくことはできます。」と言われたそうです。
「え?じゃぁ質問とかはできないんですか?」「できません」
「カメラで撮影は?」「ご遠慮ください」
「メモは」「それはご自由に」
というものだったそうです。
これ、かなりおかしくないですか?
通販生活なんかは、いろんな商品の善し悪しを確かめながら、それを販売している小売店なわけですから、「小売業としての立場から大臣に質問する」という事はあって然るべきでしょう。
であるのに、そういう視点からの質問は一切させずに新聞記者が自分たちのトップが決めた方針に従って質問するしかないわけですよ。
で、そのトップが決めた方針による質問というのが、「支持率が20%を切りましたが、いつおやめになりますか?」という質問だったりするわけです。
なんじゃそりゃ?
どうでもええわい、そんな事。
と、僕は思うわけで。
この支持率調査が、またひどくて、たとえば小沢さんの政治資金問題などに関しては、実態は本当に「ちょっとした帳簿上のミス」でしかないのに(土地購入のための資金記載が年度をまたいで記入すべきでなかったものが年度をまたがって記入されていただけです。実につまらん。)、そういう説明は一切なしで、
「今回の問題の責任をとって、小沢さんは辞任すべきでしょうか?」
と調査しているわけです。
なんじゃそりゃ。
実にひどい。
そういう前提の部分の報道すべきところを隠して、で、支持率が下がるような、あざとい「支持率調査」を繰り返していれば、そら支持率なんか下がりますよ。ひどい話です。
で、小沢さんが自分の政治資金の帳簿上の説明をやっていた記者会見に関しては、一切テレビ報道も新聞報道もなかったんですね。
唯一(というか、もう1人だったかな?)、上記の畠山さんがオモチャみたいなパソコン用のWEBカメラみたいなもので、小沢会見を中継したわけですよ。それがツイッターで話題になって、すごい人が見た、という話で。
小沢さんは、自分の会見はオープンにしてますからね。記者クラブ以外のメディアにもオープンにしている。(だからこそ、既得権益を守りたい新聞・テレビからは嫌われるわけです。ここのところ、良く理解してください。)
ま、この会見は記者クラブ主催だったのかな?そこまでは良く知りませんが。
そこまで、情報閉鎖がされているのだって事を、まずは、知らない人は知りましょう。それから、知った人は、身の回りの人に伝えましょう。僕はまず、これは書かないとアカンと思って書いてます。
では、なんで、そういう閉鎖的な事を、記者の人たちが唯々諾々と上の指示に従ってやるかというと、これが表題に書いた「特オチの恐怖」からなわけです。
普通、新聞やテレビというのは、ウケ狙いですから、「特ダネ」を狙うわけです。
独自スクープを取ろうとする。
しかし、いまの新聞・テレビは、そういう事より「どの新聞社も大々的に発表しているニュースを報道できずに、自分たちだけが報道し損ねる」という「特オチ」を怖れるわけです。
これ、パッと聞いたら、「そんな事どうでもええやん。別に報道しなかった媒体だけを覚えてたりせんで。」と読者の側としては思うわけですが、現場の記者にしたら、そういうわけにはいかないわけです。なぜなら、
●特オチしたら、出世しない。
からです。上の締め付けが厳しいんです。上記の読売新聞なんかは特にそうです。ナベツネの意志がかなり強く働いているというのを、他社の人ですら感じるそうですから。
特オチしたら、自分の家計に直接響く。だから、それを怖れて、横並びになるわけですね。で、たとえば、検察の捜査状況なんていうのは、本来守秘義務がありますから、オープンにはならないわけです。
でも、それを利用して「これはオフレコですが、ここだけの話として聞いてくださいね。」とかのリークを、各新聞社に持ちかけるわけです。
これは特定の新聞社にだけやることもあるようです。
他社を出し抜いて「逮捕!」とかの発表ができるかも知れないわけです。
だから新聞社は、完全に官僚の側を向くわけですね。あやつられてしまっている。
ここまでの構図が、だいたいやっと最近わかってきました。
だから、基本、僕がやるべきことは、新聞の定期購読はせず、必要に応じて売店で購入するというやり方になるわけです。とりあえずは、それがベストですわ。
新聞社も、いまのような仕組みをいつまでも続けていられるはずがありませんので、記事作成に関して、もっと記銘記事を増やして、読者アンケートなどもやるべきですな。「支持率調査」をするヒマがあったら、少年ジャンプみたいに「読者アンケート:今号で面白かったマンガを3つ教えてください」てな調査をしなさい、っちゅうことです。
で、これらの問題に関して、切り崩していこうとしてるのが、総務省で大臣をしている原口さんが言う「クロスオーナーシップ」の問題。
ようは、読売新聞も読売テレビも、オーナーがどっちもナベツネなのは、いかがなものか?という事です。メディアが系列化して、内容が特定方向に偏ったら、世論誘導が簡単にできてしまうし、多様な意見の吸い上げや提供を行う、メディアとしての役割が果たせないではないか、だからオーナーが複数のメディアを持つということに関しては規制する、という話です。
これは本当に早くやって欲しいですな。いまみたいに、どの新聞社も金太郎飴みたいに「支持率、支持率」とかやってたら、とにかく記事がおもろない。読む気が失せる。そういう話ですから。
最近で言うと、週刊朝日と、週刊ポストが、けっこう面白くなってきてるんですが、それも編集長個人のがんばりやと思うんですよねぇ。ポストは編集長が替わって、かなり面白くなってきました。
でも、週刊誌っていうのも影響力が低下してきているからこそ、やっと方向転換しだした、というのはあるんですよね。売れていると言われる週刊文春ですら発行部数が公称で30万部かな?たかが知れてます。週刊朝日とか週刊ポストなんてどの程度なんやろか?お寒い限りです。
先のツイッターで活躍しているジャーナリストの方達など、フォロワーが数万人レベルまできてますから、すでにそういう媒体と肩を並べられるメディアになりつつあるわけです。
ジャーナリスト一人が、個人メディアを持っているのと同じです。
鳩山さんもツイッターはやってましたが、発言は極端に少なかったし、差し障りのない事に関するツイートばかりでした。まぁ、このあたりは鳩山さんの人柄でもあったのでしょうが、回りの官僚が止めに入ったというのもかなり大きいだろうという気はします。
そういう構図が、いままさに、我々の回りにあるのだ、ということを、まずは1人でも多くの方に理解してもらいたいと思いますね。
新聞・テレビも良いですが、まずは自分から情報を取得して行こうとする気持が必要だと思います。
で、最初にも書きましたが、やはり基本は政治家を信用していこうというスタンスですね。そこがけっこう大事だと思う。彼らこそが我々の代表です。投票によって選ばれているのです。
官僚のトップにせよ、大新聞社のトップにせよ、我々の投票で選んだわけではありません。あまりに国民に不利益があるなら、法的に権利を剥奪してもかまわないのではないですか?
で、それを実行するには、「政治家は国民の代表である。国民の側を向く政治家を国民が応援する以外に自分の国を良くしていく方策はない。」という大前提をしっかりと理解することだと思います。
そこをまず、大前提として考えるべきでしょう。
鳩山退陣発言全文
2010年6月4日コメント欄のほうで、鳩山さんの退陣の弁を、最低3回は読め、と書いたので、全文を転載しておきます。読みなさい、と言っても読まない人がけっこういてますし。
これだけの公人の発言だと、著作権うんぬんも関係ない。誰もがキチンと読んで、頭に入れるべき事でしょう。
鳩山さんは、実に頼りなくて、官僚と丁々発止でやり合う事もできなかったし、下手に米国を刺激してしまって、交渉に入る前に失敗していたという部分もかなり大きいと思います。
ですから、本当の事を言えば、総理の器ではなかったと正直思います。
しかし、それでも、我々国民の代表になった政治家で、この発言を読む限り、理想主義的すぎるきらいはあっても、真剣に日本の国民の側を向いていた人なんだな、ということだけは解ります。
また、ずっと普天間の問題に関しては「職を賭す」と言っていて、実際最後には辞める羽目になったわけだから、そういう意味で言葉にウソがなかったと言えます。5月末決着も本当にやったし、(結果はどうであるにせよ)とにかくウソはついていない人です。それだけでも信頼に足ると僕は思います。
また、この普天間を辺野古へという移転合意を日米で取り付けた後ですら、いまだ変わらず、「沖縄県外」を唱えておられる。このスタンスは、首尾一貫して変わらなかったんです。この人は。
ただ、回りがどうしてもそれを聞かなかった。関係5閣僚(総理・外務・防衛・国土・官房)が、次々と早々にギブアップしてしまったのに、この人だけは、それを良しとしなかった。
理念の高さだけは筋金入りです。
また、この発言でもっとも注目すべきは、
「日本の平和、日本人自身で作り上げていくときをいつかは求めなければならないと思っている。」
と、日本の自主防衛、自衛についてはっきりと明言している事です。これがかなり重要です。
鳩山由紀夫さんのおじいさん、鳩山一郎氏が、この「日本自主防衛」論の人でした。その薫陶をうけておられるという事でもあるのでしょう。
だから、その理念を、国民の側が本当にキチンと理解して、よく受け止めて、応援すべきだったのだと僕は思います。
個人的意見はいろいろあるのですが、とにかく、我々国民の代表であった鳩山さんの「敗戦の弁」に関してだけは、しっかりと、耳をかっぽじって、全国民が聞き届けるべきだと思います。
(以下鳩山退陣発言全文:開始)----------------------------------
お集まりの皆さん、ありがとうございます。そして国民の皆さん、本当にありがとうございました。国民の皆さんの昨年の暑い夏の戦い。その結果、日本の政治の歴史は大きく変わった。それは国民の判断は決して間違っていなかったと私は今でもそう確信をしている。こんなに若い素晴らしい国会議員がすくすくと育ち、国会の中で活動を始めてくれている。それも国民の判断のおかげだ。政権交代によって国民の皆さんのお暮らしが必ず良くなる、その確信の下で皆さん方がお選び頂き、私が首相として今日までその職を行って参りました。皆さん方と協力して日本の歴史を変えよう、官僚任せの政治じゃない、政治主導、国民が主役になる政治を作ろう。そのように思いながら今日まで頑張ってきたつもりだ。
私は今日、お集まりの国会議員と一緒に国民のための予算を成立させることができたと、そのことを誇りに思っている。ご案内の通り子ども手当もスタートした。高校の無償化も始まっている。子どもに優しい未来に、魅力のある日本に変えていこう。その私たちの判断は決して間違っていない。そう確信している。
産業を活性化させなきゃいけない。とくに1次産業が厳しい、農業の一生懸命やっている方の戸別所得補償制度、お米からではあるがスタートさせていくこともできている。そのことによって1次産業がさらに2次産業、3次産業と合わせて6次産業として大いに再生される日は近いと、私はそのようにも確信している。
様々な変化が国民の暮らしの中に起きている。水俣病もそうだ。さらには医療崩壊が始まっている地域の医療を何とかしなきゃいけない。厳しい予算の中で医療費をわずかですが増やすことができたのも、国民の意思だと、私はそのように思っている。これから、もっともっと人の命を大切にする政治、進めていかなければならない。
ただ、残念なことにそのような私たち政権与党のしっかりとした仕事が必ずしも国民の心に映っていない。国民が徐々に徐々に聞く耳を持たなくなってきてしまった。そのことは残念でなりませんし、まさにそれは私の不徳の致すところと、そのように思っている。
その原因、二つだけ申し上げる。やはりその一つは、普天間の問題でありましょう。沖縄の皆さんにも(鹿児島県の)徳之島の皆さんにもご迷惑をおかけしています。ただ、私は本当に沖縄の外に米軍の基地をできる限り移すために努力をしなきゃいけない、今までのように沖縄の中に基地を求めることが当たり前じゃないだろう、その思いで努力をして参りましたが、結果として県外にはなかなか届きませんでした。これからも県外にできる限り、彼ら(米軍)の仕事を外に移すよう努力をして参ることは言うまでもありませんが、一方で北朝鮮が韓国の哨戒艇を魚雷で沈没させるという事案も起きている。北東アジアは決して安全安心が確保されている状況ではない。その中で日米の信頼関係を保つと言うことが、日本だけではなく、東アジアの平和と安定のために不可欠なんだという、その思いのもとで残念ながら、沖縄にご負担をお願いせざるを得なくなった。そのことで、沖縄の皆様方にもご迷惑をおかけしています。
特に社民党さんに政権離脱という厳しい思いをお与えしてしまったことを、残念でなりません。ただ、皆さん。私も、これからも社民党さんとは、さまざま、国民新党さんと共にではありますが、一緒にいままで仕事をさせてきていただいた、これからもできる限りの協力をお願いして参りたい。さらに、沖縄の皆さん方にも、これからもできる限り、県外に米軍の基地というものを少しずつでも移すことができるように、新しい政権として努力を続けていくのがなにより大切だと思っている。
社民党より日米を重視した、けしからん。その気持ちも分からないでもありません。ただ、どうぞ、社民党さんとも協力関係を模索していきながら、いまここはやはり日米の信頼関係をなんとしても維持させていかなければならないという、その悲痛の思い、ぜひみなさんにもご理解を願いたいと思っている。私は、つまるところ、日本の平和、日本人自身で作り上げていくときをいつかは求めなければならないと思っている。アメリカに依存し続ける安全保障、これから50年、100年続けて良いとは思いません。そこのところも是非、みなさん、ご理解いただいて、だから鳩山がなんとしても少しでも県外にと思ってきた、その思い。ご理解を願えればと思っています。その中に私は、今回の普天間の本質が宿っている、そのように思っています。
いつか、私の時代は無理でありますが、あなた方の時代に日本の平和を、もっと日本人自身でしっかりと見つめあげていくことができるような、そんな環境を作ること、現在の日米の重要性は言うまでもありませんが、一方でそのことも模索をして頂きたい。私は、その確信の中で、しかし、社民党さんを政権離脱という大変厳しい道に追い込んでしまった。その責任は取らねばならない、そのように感じております。
いま一つはやはり政治とカネの問題であります。自民党を飛び出して、さきがけ、さらには民主党をつくりあげて来ましたのも、自民党政治ではだめだ、もっとお金にクリーンな政権をつくらなければ、国民の皆さん、政権に対して決して好意をもってくれない。なんとしてもクリーンな政治をとりもどそうではないか、その思いでございました。
それが結果として、自分自身が政治資金規正法違反の元秘書を抱えていたなどと言うことは、私自身まったく想像だにしておりませんでした。そして、そのことが、今日ご来会の議員の皆様方に大変なご迷惑をおかけしてしまったことを本当に申し訳なく、なんでクリーンであるはずの民主党の、しかも代表がこんな事件にまきこまれるのか。皆様方もさぞご苦労され、お怒りになったことだろうと思います。私は、そのような政治とお金に決別をさせる民主党を取り戻したいと思っています。みなさんいかがでしょうか。(拍手)
この問題をめぐって、私自身もこの職を引かせていただくことになりますが、あわせてこの問題は小沢幹事長にも、政治資金規正法の議論があったことも、皆様方周知のことでございます。
先般2度ほど、幹事長ともご相談を申し上げながら、「私も引きます。しかし、幹事長も恐縮ですが、幹事長の職を引いていただきたい。そのことによって、新しい民主党、よりクリーンな民主党を作り上げることができる」と申し上げました。幹事長も、「分かった」とそのように申されたのでございます。
決して自動的という話ではありません、お互いにその責めを果たさなければならない。重ねて、申し上げたいと思いますが、今日も見えております小林千代美議員にも、その責めをぜひ負っていただきたい。
誠に、この高い壇上から申し上げるのも恐縮でありますが、私たち民主党を再生させていくためには、とことんクリーンな民主党に戻そうじゃありませんか皆さん(拍手)。そのためのご協力をよろしくお願いいたします。
必ず、そうなれば国民の皆さんが、新たな民主党に対して聞く耳を持っていただくようになる。そのように確信をいたしております。私たちの声も国民の皆さんに届くでしょうし、国民の皆さんの声も、私たちにすとっと通る新しい政権に生まれ変わると確信をしています。
皆さん、私はしばしば宇宙人だと言われております。
それは、私なりに勝手に解釈すれば、今の日本の姿ではなく、5年、10年、20年、何か先の姿を国民の皆さんに常に申し上げているから、何をいっているのかわからんよと、そのように国民の皆さんに、あるいは映っているのではないか、そのようにも思います。
たとえば、地域主権。原口大臣が先頭を切って走ってくれています。もともと、国が上で地域が下にある社会なんておかしいんです。私は地域のほうが主役になる日本にしていかなきゃならない、それがどう考えても、国会議員や国の官僚がいばっていて、くれてやるからありがたく思えと、中央集権の世の中は、まだ変わっていませんでした。
そこに少なくとも、風穴が開いた。かなり大きな変化が今、できつつある。これからさらに一括交付金など強く実現をはかっていけば、日本の政治は根底から変わります。地域の皆さんが、思い通りの地域を作ることができる。そんな世の中に変えていけると思います。
今すぐ、なかなか分からないかもしれません。しかし5年、10年たてば必ず、国民の皆さん、鳩山の言っていることはこういうことだったのかとわかっていただけるときが来ると確信しています。
新しい「公共」もそうです。
官が独占している今までの仕事を出来る限り、公を開くということをやろうじゃありませんか。皆さん方が主役になって、本当に国民が主役になる、そういう政治を社会を作り上げることができる。
まだ、なかなか新しい「公共」という言葉自体がなじみが薄くてよく分からんと、そう思われているかもしれません。ぜひ、今日お集まりの議員の皆さん、この思いをこれが正しいんだと。官僚が独占した社会でなく、出来る限り民が、国民の皆さんが出来ることは全部やりおおせる社会にかえていく、その力を貸して頂きたいと思います。
「東アジア共同体」の話もそうです。今すぐという話ではありません、でも必ずその時代が来るんです。
おかげさまで、3日ほど前、済州(チェジュ)島に行って、韓国の李明博大統領、中国の温家宝首相とかなりとことん話し合って参りました。東アジア、我々は一つだと。壁にwe are the one。我々は一つだと標語が掲げられていた。そういう時代を作ろうじゃありませんか。
国境を越えて、お互いに国境というものを感じなくなるような、そんな世の中を作り上げていく。そこに初めて新たな日本というものを取り戻すことができる。私はそのように思っています。国を開くこと。そのことの先に未来を開くことができる。私はそう確信しています。
ぜひ新しい民主党、新しい政権を皆様方の力によってお作りをいただきたい。その時に、今、鳩山が申していた、どうも先の話だなと思っていたことが必ず皆さんの連携の中で、よし分かった、理解をしていただける国民の気持ちになっていけると私はそう確信している。
お話が長くなりました。私は済州島に行って、あのホテルの部屋の先にテラスがありまして、そのテラスのところに一羽のムクドリが飛んで参りました。どうもそのムクドリ、我が家にいるムクドリとまったく同じでありました。
失礼、ヒヨドリであります。鳥の名前、間違えちゃいました。(会場、笑)一羽のヒヨドリが済州島のホテルに飛んで参りました。そのヒヨドリは我が家からヒヨドリかな、姿形が同じだからそのように勝手に解釈をして、この鳥も早くそろそろ戻って来いよ、そのことを招いているようにも感じた。
雨の日には雨の中を、風の日は風の中を、自然に歩けるような苦しいときには雨天の友、お互いにそのことを理解し合いながら、しかし、その先に国民の未来というものをしっかり見つめ合いながら、手を携えて、この国難とも言えるときにぜひ皆さん、耐えながら、そして国民との対話の中で新しい時代をつかみ取って行こうではありませんか。
今日はそのことを皆様方にお願い申し上げながら、大変、ふつつかな私でありましたけれども、今日まで8か月あまり、皆さんとともにその先頭に立って歩ませていただいたことに、心から感謝を申し上げながら、私からの国民の皆さん、特にお集まりの皆さん方へのメッセージとします。ご静聴ありがとうございました。
(以上鳩山退陣発言全文:終了)----------------------------------
これだけの公人の発言だと、著作権うんぬんも関係ない。誰もがキチンと読んで、頭に入れるべき事でしょう。
鳩山さんは、実に頼りなくて、官僚と丁々発止でやり合う事もできなかったし、下手に米国を刺激してしまって、交渉に入る前に失敗していたという部分もかなり大きいと思います。
ですから、本当の事を言えば、総理の器ではなかったと正直思います。
しかし、それでも、我々国民の代表になった政治家で、この発言を読む限り、理想主義的すぎるきらいはあっても、真剣に日本の国民の側を向いていた人なんだな、ということだけは解ります。
また、ずっと普天間の問題に関しては「職を賭す」と言っていて、実際最後には辞める羽目になったわけだから、そういう意味で言葉にウソがなかったと言えます。5月末決着も本当にやったし、(結果はどうであるにせよ)とにかくウソはついていない人です。それだけでも信頼に足ると僕は思います。
また、この普天間を辺野古へという移転合意を日米で取り付けた後ですら、いまだ変わらず、「沖縄県外」を唱えておられる。このスタンスは、首尾一貫して変わらなかったんです。この人は。
ただ、回りがどうしてもそれを聞かなかった。関係5閣僚(総理・外務・防衛・国土・官房)が、次々と早々にギブアップしてしまったのに、この人だけは、それを良しとしなかった。
理念の高さだけは筋金入りです。
また、この発言でもっとも注目すべきは、
「日本の平和、日本人自身で作り上げていくときをいつかは求めなければならないと思っている。」
と、日本の自主防衛、自衛についてはっきりと明言している事です。これがかなり重要です。
鳩山由紀夫さんのおじいさん、鳩山一郎氏が、この「日本自主防衛」論の人でした。その薫陶をうけておられるという事でもあるのでしょう。
だから、その理念を、国民の側が本当にキチンと理解して、よく受け止めて、応援すべきだったのだと僕は思います。
個人的意見はいろいろあるのですが、とにかく、我々国民の代表であった鳩山さんの「敗戦の弁」に関してだけは、しっかりと、耳をかっぽじって、全国民が聞き届けるべきだと思います。
(以下鳩山退陣発言全文:開始)----------------------------------
お集まりの皆さん、ありがとうございます。そして国民の皆さん、本当にありがとうございました。国民の皆さんの昨年の暑い夏の戦い。その結果、日本の政治の歴史は大きく変わった。それは国民の判断は決して間違っていなかったと私は今でもそう確信をしている。こんなに若い素晴らしい国会議員がすくすくと育ち、国会の中で活動を始めてくれている。それも国民の判断のおかげだ。政権交代によって国民の皆さんのお暮らしが必ず良くなる、その確信の下で皆さん方がお選び頂き、私が首相として今日までその職を行って参りました。皆さん方と協力して日本の歴史を変えよう、官僚任せの政治じゃない、政治主導、国民が主役になる政治を作ろう。そのように思いながら今日まで頑張ってきたつもりだ。
私は今日、お集まりの国会議員と一緒に国民のための予算を成立させることができたと、そのことを誇りに思っている。ご案内の通り子ども手当もスタートした。高校の無償化も始まっている。子どもに優しい未来に、魅力のある日本に変えていこう。その私たちの判断は決して間違っていない。そう確信している。
産業を活性化させなきゃいけない。とくに1次産業が厳しい、農業の一生懸命やっている方の戸別所得補償制度、お米からではあるがスタートさせていくこともできている。そのことによって1次産業がさらに2次産業、3次産業と合わせて6次産業として大いに再生される日は近いと、私はそのようにも確信している。
様々な変化が国民の暮らしの中に起きている。水俣病もそうだ。さらには医療崩壊が始まっている地域の医療を何とかしなきゃいけない。厳しい予算の中で医療費をわずかですが増やすことができたのも、国民の意思だと、私はそのように思っている。これから、もっともっと人の命を大切にする政治、進めていかなければならない。
ただ、残念なことにそのような私たち政権与党のしっかりとした仕事が必ずしも国民の心に映っていない。国民が徐々に徐々に聞く耳を持たなくなってきてしまった。そのことは残念でなりませんし、まさにそれは私の不徳の致すところと、そのように思っている。
その原因、二つだけ申し上げる。やはりその一つは、普天間の問題でありましょう。沖縄の皆さんにも(鹿児島県の)徳之島の皆さんにもご迷惑をおかけしています。ただ、私は本当に沖縄の外に米軍の基地をできる限り移すために努力をしなきゃいけない、今までのように沖縄の中に基地を求めることが当たり前じゃないだろう、その思いで努力をして参りましたが、結果として県外にはなかなか届きませんでした。これからも県外にできる限り、彼ら(米軍)の仕事を外に移すよう努力をして参ることは言うまでもありませんが、一方で北朝鮮が韓国の哨戒艇を魚雷で沈没させるという事案も起きている。北東アジアは決して安全安心が確保されている状況ではない。その中で日米の信頼関係を保つと言うことが、日本だけではなく、東アジアの平和と安定のために不可欠なんだという、その思いのもとで残念ながら、沖縄にご負担をお願いせざるを得なくなった。そのことで、沖縄の皆様方にもご迷惑をおかけしています。
特に社民党さんに政権離脱という厳しい思いをお与えしてしまったことを、残念でなりません。ただ、皆さん。私も、これからも社民党さんとは、さまざま、国民新党さんと共にではありますが、一緒にいままで仕事をさせてきていただいた、これからもできる限りの協力をお願いして参りたい。さらに、沖縄の皆さん方にも、これからもできる限り、県外に米軍の基地というものを少しずつでも移すことができるように、新しい政権として努力を続けていくのがなにより大切だと思っている。
社民党より日米を重視した、けしからん。その気持ちも分からないでもありません。ただ、どうぞ、社民党さんとも協力関係を模索していきながら、いまここはやはり日米の信頼関係をなんとしても維持させていかなければならないという、その悲痛の思い、ぜひみなさんにもご理解を願いたいと思っている。私は、つまるところ、日本の平和、日本人自身で作り上げていくときをいつかは求めなければならないと思っている。アメリカに依存し続ける安全保障、これから50年、100年続けて良いとは思いません。そこのところも是非、みなさん、ご理解いただいて、だから鳩山がなんとしても少しでも県外にと思ってきた、その思い。ご理解を願えればと思っています。その中に私は、今回の普天間の本質が宿っている、そのように思っています。
いつか、私の時代は無理でありますが、あなた方の時代に日本の平和を、もっと日本人自身でしっかりと見つめあげていくことができるような、そんな環境を作ること、現在の日米の重要性は言うまでもありませんが、一方でそのことも模索をして頂きたい。私は、その確信の中で、しかし、社民党さんを政権離脱という大変厳しい道に追い込んでしまった。その責任は取らねばならない、そのように感じております。
いま一つはやはり政治とカネの問題であります。自民党を飛び出して、さきがけ、さらには民主党をつくりあげて来ましたのも、自民党政治ではだめだ、もっとお金にクリーンな政権をつくらなければ、国民の皆さん、政権に対して決して好意をもってくれない。なんとしてもクリーンな政治をとりもどそうではないか、その思いでございました。
それが結果として、自分自身が政治資金規正法違反の元秘書を抱えていたなどと言うことは、私自身まったく想像だにしておりませんでした。そして、そのことが、今日ご来会の議員の皆様方に大変なご迷惑をおかけしてしまったことを本当に申し訳なく、なんでクリーンであるはずの民主党の、しかも代表がこんな事件にまきこまれるのか。皆様方もさぞご苦労され、お怒りになったことだろうと思います。私は、そのような政治とお金に決別をさせる民主党を取り戻したいと思っています。みなさんいかがでしょうか。(拍手)
この問題をめぐって、私自身もこの職を引かせていただくことになりますが、あわせてこの問題は小沢幹事長にも、政治資金規正法の議論があったことも、皆様方周知のことでございます。
先般2度ほど、幹事長ともご相談を申し上げながら、「私も引きます。しかし、幹事長も恐縮ですが、幹事長の職を引いていただきたい。そのことによって、新しい民主党、よりクリーンな民主党を作り上げることができる」と申し上げました。幹事長も、「分かった」とそのように申されたのでございます。
決して自動的という話ではありません、お互いにその責めを果たさなければならない。重ねて、申し上げたいと思いますが、今日も見えております小林千代美議員にも、その責めをぜひ負っていただきたい。
誠に、この高い壇上から申し上げるのも恐縮でありますが、私たち民主党を再生させていくためには、とことんクリーンな民主党に戻そうじゃありませんか皆さん(拍手)。そのためのご協力をよろしくお願いいたします。
必ず、そうなれば国民の皆さんが、新たな民主党に対して聞く耳を持っていただくようになる。そのように確信をいたしております。私たちの声も国民の皆さんに届くでしょうし、国民の皆さんの声も、私たちにすとっと通る新しい政権に生まれ変わると確信をしています。
皆さん、私はしばしば宇宙人だと言われております。
それは、私なりに勝手に解釈すれば、今の日本の姿ではなく、5年、10年、20年、何か先の姿を国民の皆さんに常に申し上げているから、何をいっているのかわからんよと、そのように国民の皆さんに、あるいは映っているのではないか、そのようにも思います。
たとえば、地域主権。原口大臣が先頭を切って走ってくれています。もともと、国が上で地域が下にある社会なんておかしいんです。私は地域のほうが主役になる日本にしていかなきゃならない、それがどう考えても、国会議員や国の官僚がいばっていて、くれてやるからありがたく思えと、中央集権の世の中は、まだ変わっていませんでした。
そこに少なくとも、風穴が開いた。かなり大きな変化が今、できつつある。これからさらに一括交付金など強く実現をはかっていけば、日本の政治は根底から変わります。地域の皆さんが、思い通りの地域を作ることができる。そんな世の中に変えていけると思います。
今すぐ、なかなか分からないかもしれません。しかし5年、10年たてば必ず、国民の皆さん、鳩山の言っていることはこういうことだったのかとわかっていただけるときが来ると確信しています。
新しい「公共」もそうです。
官が独占している今までの仕事を出来る限り、公を開くということをやろうじゃありませんか。皆さん方が主役になって、本当に国民が主役になる、そういう政治を社会を作り上げることができる。
まだ、なかなか新しい「公共」という言葉自体がなじみが薄くてよく分からんと、そう思われているかもしれません。ぜひ、今日お集まりの議員の皆さん、この思いをこれが正しいんだと。官僚が独占した社会でなく、出来る限り民が、国民の皆さんが出来ることは全部やりおおせる社会にかえていく、その力を貸して頂きたいと思います。
「東アジア共同体」の話もそうです。今すぐという話ではありません、でも必ずその時代が来るんです。
おかげさまで、3日ほど前、済州(チェジュ)島に行って、韓国の李明博大統領、中国の温家宝首相とかなりとことん話し合って参りました。東アジア、我々は一つだと。壁にwe are the one。我々は一つだと標語が掲げられていた。そういう時代を作ろうじゃありませんか。
国境を越えて、お互いに国境というものを感じなくなるような、そんな世の中を作り上げていく。そこに初めて新たな日本というものを取り戻すことができる。私はそのように思っています。国を開くこと。そのことの先に未来を開くことができる。私はそう確信しています。
ぜひ新しい民主党、新しい政権を皆様方の力によってお作りをいただきたい。その時に、今、鳩山が申していた、どうも先の話だなと思っていたことが必ず皆さんの連携の中で、よし分かった、理解をしていただける国民の気持ちになっていけると私はそう確信している。
お話が長くなりました。私は済州島に行って、あのホテルの部屋の先にテラスがありまして、そのテラスのところに一羽のムクドリが飛んで参りました。どうもそのムクドリ、我が家にいるムクドリとまったく同じでありました。
失礼、ヒヨドリであります。鳥の名前、間違えちゃいました。(会場、笑)一羽のヒヨドリが済州島のホテルに飛んで参りました。そのヒヨドリは我が家からヒヨドリかな、姿形が同じだからそのように勝手に解釈をして、この鳥も早くそろそろ戻って来いよ、そのことを招いているようにも感じた。
雨の日には雨の中を、風の日は風の中を、自然に歩けるような苦しいときには雨天の友、お互いにそのことを理解し合いながら、しかし、その先に国民の未来というものをしっかり見つめ合いながら、手を携えて、この国難とも言えるときにぜひ皆さん、耐えながら、そして国民との対話の中で新しい時代をつかみ取って行こうではありませんか。
今日はそのことを皆様方にお願い申し上げながら、大変、ふつつかな私でありましたけれども、今日まで8か月あまり、皆さんとともにその先頭に立って歩ませていただいたことに、心から感謝を申し上げながら、私からの国民の皆さん、特にお集まりの皆さん方へのメッセージとします。ご静聴ありがとうございました。
(以上鳩山退陣発言全文:終了)----------------------------------
鳩山さんがやめた。
これはどういうことか?
つまり官僚の思惑どおりに報道する、マスコミ+官僚の勝利だ、ということです。
鳩山さんの退陣の原因は、国民が聞く耳を持ってなかったからです。
ちゅうか、「聞く耳を持てなかった」とする方が正しい。
テレビ、新聞。この半年間、何をやってました?
「支持率調査」
こればっかりです。
朝日新聞なんか11回もやってたんだってさ。
で。
「支持率調査」はしても、
「国民の意識調査」はしなかった。
普天間を移設するならどこが良いと思いますか?
なんて質問はしなかった。
ひたすら、「あなたは鳩山内閣を支持しますか?」ばっかりやってた。
なんで「支持しますか?」という質問するかと言えば、やめさせたかったからです。マスコミが鳩山・小沢をやめさせたかった。ただそれだけ。
マスコミの意味あらへんやん。
ようは自分たちの考えてる方向に国民のイメージを主導したかっただけ。
政治家は国民の代表なのに。
なのに政治家の言葉に耳を貸さなかった。
テレビ新聞の「中抜きされて、内容をつままれた、部分発言」だけを評価の対象にした。
ようするに、テレビ・新聞のいいように踊らされた。
それが我々国民だったのですよ。
そういうことです。
だから、総括するなら、「国民が聞く耳を持たなかった」んですよ。
アメリカは日本の官僚を直接コントロールしてます。すでにアメリカは日本の政治構造を分析しきっていて、「政治家が法律を作ってる国じゃねぇな、日本は。なら官僚を操れ!」と、どこをつつけば思うとおりの答えが出るかを知ってしまってる。
だから、アメリカから直接担当官がやってきて、あらゆる事務レベルで官僚と法律作りをやっている。それが昨年夏までの状況だったわけです。
それではイカン!
日本は、我われ、日本人の国なのだから、我々自身で法律を作らねばいかん!
そういう事を言い出したのが民主党であり、小沢さんなわけです。だから国会での官僚答弁の禁止を進めたりしてたわけだ。
でもね。
そうなると、官僚は、自分の権力を奪われるわけです。それは嫌なわけ。
だから、小沢・鳩山を「辞任」させることを徹底して求めた。
だからこそ、マスコミにも、それを「強要」したわけです。
日本のマスコミは「記者クラブ制度」という、実にバカくさい、世界で3国しか採用してない壊れた仕組みを持っていて、国民の代表たる閣僚の記者会見を、大手新聞・テレビの記者しか取材出来ない仕組みになってるわけです。
そうなると、もう、報道は自分たちの好きなようにツマミ放題です。
これを、新聞・テレビは、「報道の編集権」として、自分たちの専権事項のように言いますが、それはおかしい。
情報を独占できる立場にあるものには、「編集権」は返上してもらわねばならない。
それは国民の権利だ。お前らマスコミにはない。
●記者クラブを守るなら編集権はない。
●編集権を取るなら、記者クラブ制度を捨てよ。
2つにひとつやろが。両方やるわけにはいかんのだ。「知る権利」は国民のものである。お前らは特権階級ではない。
ということで、我々日本人はいま、「記者クラブ制度」というものによって「耳」を奪われている状態なわけです。
だから、「国民が聞く耳を持たなかった」というのは、実に正しい。
だって、「耳」を奪われているんだから。
テレビや新聞みたいな「洗脳装置」ばかり見てたらアカンのです。
本とツイッターを、しっかり読め!
それこそが我々、国民の真の権利だ。
そのためには、テレビのスイッチを消すだけでいい。
新聞は定期購読せずに、必要と思った時にキオスクで買うようにすれば、それで良い。
そういうことこそが重要なのですよ。
鳩山さんは、やめるに際して、小沢さんも辞めさせたし、政治とカネで叩かれた民主党議員もやめさせた。
そうなると、もう官僚に「叩くネタ」がなくなる。
まぁ、最後っ屁みたいなもんで、それだけの事ですが。
とにかく、鳩山さんの退陣は、まさに「国民の敗北」なんです。
だから、国民よ、政治家の声を正しく聞け!です。
小沢幹事長をはじめ、亀井大臣とか、岡田大臣、原口大臣、枝野大臣あたりは、定期的にオープンな会見を開いてます。ユーストリームとかで「編集されていない」状態で公開されています。
それを、とにかく見なさい。
国民の側を向いてる政治家かどうかは、そういうのでわかる。
そういうのを見てれば、テレビや新聞が、いかに「自分たちの都合」だけで動いてるかがよく解る。
政治家は選挙があるから、国民の側を向く以外に道はない。
でも、官僚は一度、職についたら死ぬまで食っていける。国民の側を見る必要がもともとない。
だから、アメリカから直接手を入れられても、自分たちの立場さえ安泰であるなら「へいへい」と従う。
でも、小鳩内閣は、そこを変革しようとした。
だからこそ、3日に一度という、異常な頻度で「支持率調査」が行われたのです。
いいですか?「支持率調査」ですよ?
「国民の意識調査」ではないんですよ?
それを、忘れないようにしましょう。
新聞を読んでる人は「洗脳」されてます。
NHKを見てる人も「洗脳」されてます。
そこをまず知ること。
それが、今回の鳩山さんの退陣で、真っ先に学習するべき事です。
これはどういうことか?
つまり官僚の思惑どおりに報道する、マスコミ+官僚の勝利だ、ということです。
鳩山さんの退陣の原因は、国民が聞く耳を持ってなかったからです。
ちゅうか、「聞く耳を持てなかった」とする方が正しい。
テレビ、新聞。この半年間、何をやってました?
「支持率調査」
こればっかりです。
朝日新聞なんか11回もやってたんだってさ。
で。
「支持率調査」はしても、
「国民の意識調査」はしなかった。
普天間を移設するならどこが良いと思いますか?
なんて質問はしなかった。
ひたすら、「あなたは鳩山内閣を支持しますか?」ばっかりやってた。
なんで「支持しますか?」という質問するかと言えば、やめさせたかったからです。マスコミが鳩山・小沢をやめさせたかった。ただそれだけ。
マスコミの意味あらへんやん。
ようは自分たちの考えてる方向に国民のイメージを主導したかっただけ。
政治家は国民の代表なのに。
なのに政治家の言葉に耳を貸さなかった。
テレビ新聞の「中抜きされて、内容をつままれた、部分発言」だけを評価の対象にした。
ようするに、テレビ・新聞のいいように踊らされた。
それが我々国民だったのですよ。
そういうことです。
だから、総括するなら、「国民が聞く耳を持たなかった」んですよ。
アメリカは日本の官僚を直接コントロールしてます。すでにアメリカは日本の政治構造を分析しきっていて、「政治家が法律を作ってる国じゃねぇな、日本は。なら官僚を操れ!」と、どこをつつけば思うとおりの答えが出るかを知ってしまってる。
だから、アメリカから直接担当官がやってきて、あらゆる事務レベルで官僚と法律作りをやっている。それが昨年夏までの状況だったわけです。
それではイカン!
日本は、我われ、日本人の国なのだから、我々自身で法律を作らねばいかん!
そういう事を言い出したのが民主党であり、小沢さんなわけです。だから国会での官僚答弁の禁止を進めたりしてたわけだ。
でもね。
そうなると、官僚は、自分の権力を奪われるわけです。それは嫌なわけ。
だから、小沢・鳩山を「辞任」させることを徹底して求めた。
だからこそ、マスコミにも、それを「強要」したわけです。
日本のマスコミは「記者クラブ制度」という、実にバカくさい、世界で3国しか採用してない壊れた仕組みを持っていて、国民の代表たる閣僚の記者会見を、大手新聞・テレビの記者しか取材出来ない仕組みになってるわけです。
そうなると、もう、報道は自分たちの好きなようにツマミ放題です。
これを、新聞・テレビは、「報道の編集権」として、自分たちの専権事項のように言いますが、それはおかしい。
情報を独占できる立場にあるものには、「編集権」は返上してもらわねばならない。
それは国民の権利だ。お前らマスコミにはない。
●記者クラブを守るなら編集権はない。
●編集権を取るなら、記者クラブ制度を捨てよ。
2つにひとつやろが。両方やるわけにはいかんのだ。「知る権利」は国民のものである。お前らは特権階級ではない。
ということで、我々日本人はいま、「記者クラブ制度」というものによって「耳」を奪われている状態なわけです。
だから、「国民が聞く耳を持たなかった」というのは、実に正しい。
だって、「耳」を奪われているんだから。
テレビや新聞みたいな「洗脳装置」ばかり見てたらアカンのです。
本とツイッターを、しっかり読め!
それこそが我々、国民の真の権利だ。
そのためには、テレビのスイッチを消すだけでいい。
新聞は定期購読せずに、必要と思った時にキオスクで買うようにすれば、それで良い。
そういうことこそが重要なのですよ。
鳩山さんは、やめるに際して、小沢さんも辞めさせたし、政治とカネで叩かれた民主党議員もやめさせた。
そうなると、もう官僚に「叩くネタ」がなくなる。
まぁ、最後っ屁みたいなもんで、それだけの事ですが。
とにかく、鳩山さんの退陣は、まさに「国民の敗北」なんです。
だから、国民よ、政治家の声を正しく聞け!です。
小沢幹事長をはじめ、亀井大臣とか、岡田大臣、原口大臣、枝野大臣あたりは、定期的にオープンな会見を開いてます。ユーストリームとかで「編集されていない」状態で公開されています。
それを、とにかく見なさい。
国民の側を向いてる政治家かどうかは、そういうのでわかる。
そういうのを見てれば、テレビや新聞が、いかに「自分たちの都合」だけで動いてるかがよく解る。
政治家は選挙があるから、国民の側を向く以外に道はない。
でも、官僚は一度、職についたら死ぬまで食っていける。国民の側を見る必要がもともとない。
だから、アメリカから直接手を入れられても、自分たちの立場さえ安泰であるなら「へいへい」と従う。
でも、小鳩内閣は、そこを変革しようとした。
だからこそ、3日に一度という、異常な頻度で「支持率調査」が行われたのです。
いいですか?「支持率調査」ですよ?
「国民の意識調査」ではないんですよ?
それを、忘れないようにしましょう。
新聞を読んでる人は「洗脳」されてます。
NHKを見てる人も「洗脳」されてます。
そこをまず知ること。
それが、今回の鳩山さんの退陣で、真っ先に学習するべき事です。
iPadの人気というのが、実は、いまいちつかめてなくて、ちょっと整理がついてなかったんですね。
で、いろいろ考えてたんですが、非常に大きいのはタッチパネルなんだろうな、とは思ってたんです。
ピンチ操作という、二本の指で画面を拡大縮小する操作が、おそろしく快適で、なおかつ年寄りにもわかりやすい。
ここがすごく重要なんだとは思ってたわけです。
けど、ピンチ操作だけに話題を集中させてしまうと、なんだかすっきりしない。んー、じゃなんやろ?と考えていって、いろいろ理由は考えられたわけです。
たとえば、アプリ。
アプリはiPhoneのアプリが、ほぼそのまま使えます。数も多い。だから、買ってソフトがないという状態にもならない。ここはとっても営業戦略上重要なところなんですけど、でも、ソフトということなら、普通のパソコンだって山のようにありますからね。
(ちなみに、iPhoneがすごく売れたのは、その時すでにiTunesがあって、音楽配信という「コンテンツ」がすでにあったというのは大きいと思うのです。先にコンテンツ市場があって、それが定着しているところに多機能なハードを出す。賢いやり方だと思います。iPadも同じことをやってるわけですわ。)
あと、iBookというコンテンツが楽しめる、と言う点。これは、人によっては2~3冊は鞄に入れてる人がいますから、鞄の空間を書籍から置き換えたから売れた、という部分があるよなぁとは思ってたわけです。これはこれで重要です。
でも、これも、あくまで置き換えニーズであって、「iPadでなければならない」というキラーコンテンツではないよなぁと思いまして。
で、実は今日、先の書き込みで書いた、iPadを買うか、iPhoneを買うかで悩んでいる彼と、店頭でiPadにさわれないか?と出かけてきたわけなのです。ま、無理でしたが。(笑)
ひたすらiPadを受け取りに来た人が、お店でiPadにSIMカードを入れてもらってるところを見てただけなんですけどね。白い手袋をはめて、ていねいにSIMカードをいれてましたが。
で、その彼が「iPadはマウスは使わないんよなぁ」という事をボソっと言いまして。
その時にはじめて、「ああ、そうか!」と気づいたわけです。
僕が、おぼろげに感じてた事を、一言で言い表すなら、
●iPadは、マウスを排除したパソコンである。
ということだったんですね。
これでほぼ、言い表せるよなぁと思ったんです。
ジョブスは、マウスをフューチャーしまくったパソコンであるMacを生み出した人だから、あまり声高に言うことはできないのでしょうけども、はっきり言って、
●マウスはできそこないのユーザーインターフェースツールである。
というのが僕の意見でして、あんなもの、誰にでも使える良い道具とは、どうしても言えないよなぁとずっと思っていたわけです。
実際、僕は現在マウスをまったく使ってないんですね。
自分の人生において、マウスを使っていた時期は、すべての時間を合わせても1年に満たない時間だろうと思うのです。マウスほど、非効率的で、役に立たず、くだらない道具はないと、忌み嫌っておるのですよ。
このあたり、マウスの非効率さに関しては、そのうち書いても良いのですが、(ものすごく、とんでもなく非効率なんですよ。体にも大変悪い。最低最悪の入力機器です。)そんな事はどうでもよくて、馬鹿なマウスなんぞを使わないiPadの快適さに、全人類が気がついた、と言うことの方が、はるかに重要なことだろうなぁと思っておるのです。
たぶん、それは、直感的に「これは良い」と、みんなが感じているのだって事だと思うのです。
逆に言えば、マウスとか、あるいはタッチパッドみたいなものがくっついているパソコンというものが、どれだけ醜いものだったのか?ということでもあると思うのです。
「わ、やだ、これ。触りたくないわ。」
と、感じさせてしまうのがマウスであると。僕はあえてそこまで言い切ってしまいたい。
先日読んだ本で、「生涯現役社会の作り方」というのがありまして、田舎の葉っぱを都会の料亭の飾り用に売っている「葉っぱビジネス」の話なんですが、この事業では、田舎のおばあちゃんが、葉っぱビジネスの経営者で、売れ筋商品の動向などをパソコンでチェックして作業されてるわけです。作付け計画とか練らないといけないし。
で、その時に、どうしてもパソコン操作をおばあちゃんたちに覚えてもらわないといけないからと、四苦八苦したのだそうですが、ネックはマウスだったという話なんですね。
「当然やわい!そんなもん!」
というのが僕の感想でした。マウスみたいな気持ちの悪い道具を人生を無駄なく生きてきた人生の諸先輩方が喜んで使うわけおまへんがな。あんなできそこないの道具を。と納得してたわけです。
まぁ、この事例では結果的にトラック・ボールを使ってみたら、みなさん使えるようになった、という話だったんですが、まぁこれからはiPadによるタッチパネルですかね。
(ちなみに、僕はもうずっとトラックポイントです。トラックポイントは素晴らしい。使わないのは大損。人類の宝。圧倒的に大絶賛しますが。)
たぶん、普通のなんでもない、あたりまえの発想をしている人なら、机に対して腕を動かして、しかも動かす位置も不定という適当でええかげんでムダの多い(やたらと腕が疲れる。)道具なんて、言葉ではなく、直感的に「気持ち悪い」と思うのが当然だと思うわけです。
少なくとも僕はそう思うし、心の底から、マウスという道具が大嫌いなんですよ。
で、たぶん、そういう変な感じとか気持ち悪さ、あるいは余分なしっぽみたいなものが、全然ない、すっきりした感じこそが、iPadの人気を支えている、かなり重要な部分なんじゃないのかなぁと僕は感じているわけです。
だって、本当にPad、「板」だけじゃないですか。
マウス、などというおかしなものもくっついてこない。
マウス。本当にヘンな存在ですよね。非人間的だ。おかしい。どう考えても肩がこるに決まってる。不自然な存在です。いらん。消えろ。邪魔や。クソ。カス。(どんどんエスカレートしてしまうなぁ。本当に嫌いです。マウス。)
そういうムダなものが消えた。そういうOSの構造なのだ、というところが素晴らしいわけです。
指一本。
そこが、一般人にわかりやすいということです。
マウス嫌いの僕は、一時期、タッチパネル液晶付きのノートパソコンを使っていた時期すらあるんですが、タッチパネルの方が、マウスよりうんと良い。直感的にわかりやすいので、精神的なストレスが少ないんですよ。
(マウスはストレスのタネです。)
ということで、iPadがここまで人気になっている、一番の要素は、タッチパネルでの操作だ、という事、それも、なによりも、
●マウスを排除している
ということが大きいと、僕は思っております。
タッチパネルだから良い、のではなくて、あの、クソのマウスを排除した、と言うことが重要なんだと思うわけです。
マウスをやめたら、こんなに気持ちよかったんやんけ! という事ですね。
これはジョブスも本当は思ってるんやろけど、さすがに言えまへんわなぁ。なんせマウス操作中心のマックを作った張本人なんやから。まぁ、あの時代は、マウスしかなかったんやろし、しゃーないわな。
ちゅうことで、繰り返し書きますが、iPadが売れてるのは、
●マウスを排除した、史上初のまともなパソコン。
だったからです。
これは、偏見だと言われるのを覚悟で、あえて断言してしまいたいです。マウス大嫌い人間としては。
ああ、いい世の中になってきたなぁ。
うむ。
で、いろいろ考えてたんですが、非常に大きいのはタッチパネルなんだろうな、とは思ってたんです。
ピンチ操作という、二本の指で画面を拡大縮小する操作が、おそろしく快適で、なおかつ年寄りにもわかりやすい。
ここがすごく重要なんだとは思ってたわけです。
けど、ピンチ操作だけに話題を集中させてしまうと、なんだかすっきりしない。んー、じゃなんやろ?と考えていって、いろいろ理由は考えられたわけです。
たとえば、アプリ。
アプリはiPhoneのアプリが、ほぼそのまま使えます。数も多い。だから、買ってソフトがないという状態にもならない。ここはとっても営業戦略上重要なところなんですけど、でも、ソフトということなら、普通のパソコンだって山のようにありますからね。
(ちなみに、iPhoneがすごく売れたのは、その時すでにiTunesがあって、音楽配信という「コンテンツ」がすでにあったというのは大きいと思うのです。先にコンテンツ市場があって、それが定着しているところに多機能なハードを出す。賢いやり方だと思います。iPadも同じことをやってるわけですわ。)
あと、iBookというコンテンツが楽しめる、と言う点。これは、人によっては2~3冊は鞄に入れてる人がいますから、鞄の空間を書籍から置き換えたから売れた、という部分があるよなぁとは思ってたわけです。これはこれで重要です。
でも、これも、あくまで置き換えニーズであって、「iPadでなければならない」というキラーコンテンツではないよなぁと思いまして。
で、実は今日、先の書き込みで書いた、iPadを買うか、iPhoneを買うかで悩んでいる彼と、店頭でiPadにさわれないか?と出かけてきたわけなのです。ま、無理でしたが。(笑)
ひたすらiPadを受け取りに来た人が、お店でiPadにSIMカードを入れてもらってるところを見てただけなんですけどね。白い手袋をはめて、ていねいにSIMカードをいれてましたが。
で、その彼が「iPadはマウスは使わないんよなぁ」という事をボソっと言いまして。
その時にはじめて、「ああ、そうか!」と気づいたわけです。
僕が、おぼろげに感じてた事を、一言で言い表すなら、
●iPadは、マウスを排除したパソコンである。
ということだったんですね。
これでほぼ、言い表せるよなぁと思ったんです。
ジョブスは、マウスをフューチャーしまくったパソコンであるMacを生み出した人だから、あまり声高に言うことはできないのでしょうけども、はっきり言って、
●マウスはできそこないのユーザーインターフェースツールである。
というのが僕の意見でして、あんなもの、誰にでも使える良い道具とは、どうしても言えないよなぁとずっと思っていたわけです。
実際、僕は現在マウスをまったく使ってないんですね。
自分の人生において、マウスを使っていた時期は、すべての時間を合わせても1年に満たない時間だろうと思うのです。マウスほど、非効率的で、役に立たず、くだらない道具はないと、忌み嫌っておるのですよ。
このあたり、マウスの非効率さに関しては、そのうち書いても良いのですが、(ものすごく、とんでもなく非効率なんですよ。体にも大変悪い。最低最悪の入力機器です。)そんな事はどうでもよくて、馬鹿なマウスなんぞを使わないiPadの快適さに、全人類が気がついた、と言うことの方が、はるかに重要なことだろうなぁと思っておるのです。
たぶん、それは、直感的に「これは良い」と、みんなが感じているのだって事だと思うのです。
逆に言えば、マウスとか、あるいはタッチパッドみたいなものがくっついているパソコンというものが、どれだけ醜いものだったのか?ということでもあると思うのです。
「わ、やだ、これ。触りたくないわ。」
と、感じさせてしまうのがマウスであると。僕はあえてそこまで言い切ってしまいたい。
先日読んだ本で、「生涯現役社会の作り方」というのがありまして、田舎の葉っぱを都会の料亭の飾り用に売っている「葉っぱビジネス」の話なんですが、この事業では、田舎のおばあちゃんが、葉っぱビジネスの経営者で、売れ筋商品の動向などをパソコンでチェックして作業されてるわけです。作付け計画とか練らないといけないし。
で、その時に、どうしてもパソコン操作をおばあちゃんたちに覚えてもらわないといけないからと、四苦八苦したのだそうですが、ネックはマウスだったという話なんですね。
「当然やわい!そんなもん!」
というのが僕の感想でした。マウスみたいな気持ちの悪い道具を人生を無駄なく生きてきた人生の諸先輩方が喜んで使うわけおまへんがな。あんなできそこないの道具を。と納得してたわけです。
まぁ、この事例では結果的にトラック・ボールを使ってみたら、みなさん使えるようになった、という話だったんですが、まぁこれからはiPadによるタッチパネルですかね。
(ちなみに、僕はもうずっとトラックポイントです。トラックポイントは素晴らしい。使わないのは大損。人類の宝。圧倒的に大絶賛しますが。)
たぶん、普通のなんでもない、あたりまえの発想をしている人なら、机に対して腕を動かして、しかも動かす位置も不定という適当でええかげんでムダの多い(やたらと腕が疲れる。)道具なんて、言葉ではなく、直感的に「気持ち悪い」と思うのが当然だと思うわけです。
少なくとも僕はそう思うし、心の底から、マウスという道具が大嫌いなんですよ。
で、たぶん、そういう変な感じとか気持ち悪さ、あるいは余分なしっぽみたいなものが、全然ない、すっきりした感じこそが、iPadの人気を支えている、かなり重要な部分なんじゃないのかなぁと僕は感じているわけです。
だって、本当にPad、「板」だけじゃないですか。
マウス、などというおかしなものもくっついてこない。
マウス。本当にヘンな存在ですよね。非人間的だ。おかしい。どう考えても肩がこるに決まってる。不自然な存在です。いらん。消えろ。邪魔や。クソ。カス。(どんどんエスカレートしてしまうなぁ。本当に嫌いです。マウス。)
そういうムダなものが消えた。そういうOSの構造なのだ、というところが素晴らしいわけです。
指一本。
そこが、一般人にわかりやすいということです。
マウス嫌いの僕は、一時期、タッチパネル液晶付きのノートパソコンを使っていた時期すらあるんですが、タッチパネルの方が、マウスよりうんと良い。直感的にわかりやすいので、精神的なストレスが少ないんですよ。
(マウスはストレスのタネです。)
ということで、iPadがここまで人気になっている、一番の要素は、タッチパネルでの操作だ、という事、それも、なによりも、
●マウスを排除している
ということが大きいと、僕は思っております。
タッチパネルだから良い、のではなくて、あの、クソのマウスを排除した、と言うことが重要なんだと思うわけです。
マウスをやめたら、こんなに気持ちよかったんやんけ! という事ですね。
これはジョブスも本当は思ってるんやろけど、さすがに言えまへんわなぁ。なんせマウス操作中心のマックを作った張本人なんやから。まぁ、あの時代は、マウスしかなかったんやろし、しゃーないわな。
ちゅうことで、繰り返し書きますが、iPadが売れてるのは、
●マウスを排除した、史上初のまともなパソコン。
だったからです。
これは、偏見だと言われるのを覚悟で、あえて断言してしまいたいです。マウス大嫌い人間としては。
ああ、いい世の中になってきたなぁ。
うむ。
iPadか、iPhoneかで、友人が悩んでおります。
2010年5月25日コメント (2)私コピーライターという仕事をやっておりますので、友人にもライターがおりまして。
で、その男が、前々からiPhoneを欲しがっていたのですが、iPadの発表以来「iPadの方がいいなぁ」と言い続けておるのですね。
で、彼の気持ちは、同じライターとしてよく分かるわけです。ようは「文章書きに使いたい」という事なわけです。iPhoneでは、長文を書くにはちょっと辛いですからな。
で、僕はすでにiPhoneを持っているので、会うたびに「iPadとiPhoneとどっちを買ったらええやろか?」という話になってしまうわけです。
しかし、これが、かなり難しい話でしてなぁ。
僕もiPhoneを買う前なら、「そらiPadがええんと違うん?キーボードも大きいし、文章入力しやすいから」と言ってたんでしょうが、いまはどうにもそうとも言えない気分なのでありますね。
なんつってもライターはブラインドタッチなんですよ。見ながら打ちなんかしない。その彼も当然ブラインド。これは、若いときに「ブラインドタッチだけは覚えといた方がええで。」と言うことで、二人して覚えたわけです。
が。
実はiPadでは、根本的にブラインドタッチはできないわけです。物理的に不可能なんですね。
というのは、ブラインドタッチというのは、物理キーボードのキーボタンに「指を触れさせて」キーボードの位置を指の感覚で確認しながら打つ手法だからなんです。「ボタンを押す」という事をせずに「触れておく」だけにしておいて、相対的なキーの位置を頭に叩き込んでいくというやり方なんです。
なので、「触れただけで文字入力されるタッチパネル」では、基本的にブラインドタッチはできないわけです。
いや、まぁ、手を空中に浮かせて、勘で打つというのは、できなくもないとは思うんですけど、手首を浮かせたまま打ち続けなくてはならないだろうし、普通のPCと、あまりに操作感が変わってしまうから、普通のPCが使えなくなってしまうし、多分、そういうしんどい事はしないだろうなぁというのが本当のところなのです。
iPhoneを触って、「ああ、なるほどなぁ」と感心したのが、どうやってタッチパネルで文字入力をさせるか?というルールの作り方なんですけど、通常のキーボードがボタンを「押したとき」に文字が確定されてデータとして入力されるのに対して、iPhoneは「指を離した時」に文字が確定されてデータとして入力されるんですね。
だから、キーボードのあらぬ位置から、とりあえず指をキーボードにタッチさせて、目的の位置に指が到達したところで指を離して「入力!」という不思議な操作が可能なようになってるんです。
これは、実は、ブラインドタッチをしていない人には、ものすごく快適なはずなんですよ。なんでかというと、指という体の動きと、文字を探すという行為が完全に一致してるからなんですね。イライラすることがない。
普通の物理キーボードだと、キートップに文字が書かれていますから、指でなぞって文字を探すと、文字が隠れて見えないわけです。だから指でたどりながら探すということがしにくくて、いきおい、体を硬直させてキーボードには一切触れずに「目」だけで文字を探すことになります。
しかも、文字の大きさは全部一定ですから、よほど意識してないと目標の文字を見つけることが難しくて、たとえば「わたしはけさ、あさはやくにおきました。」と打とうとしたら、まず「わ」の一文字を「わ、わ、わ、わ、わ」と口の中、あるいは頭の中で繰り返して印象づけながら探す、ということをしないと、見つけられなくなっちゃうわけです。
で、「わわわわわわ」と言ってる間は、目でキーボードを追ってますから体が硬直して動かない。緊張状態になっちゃうんですね。
まぁ、パソコン初心者でキーボードに触ったことのない人だと、そういう状態になります。このあたりは誰でも同じでしょう。例外はないはずです。ただ、ボタンの数は知れてますし、打ってるうちに位置を覚えてきて、探す緊張が少しずつ減っていくという話なわけです。
しかし基本、物理キーボードでの見ながら打ちというのは、「わわわわわわ」か、「わわわ」か「わ、わ」かの長さの違いはあれ、一文字検索を目で行うと言うことが必要なので、頭の中では文章ではなくて「一文字」を意識して入力しないといけないわけですね。
でも、たぶん、iPadのタッチパネルだと、「触った文字」は大きく表示されて、その指を離した時に一文字確定がされるので「『わ』は、このへんだったよな」と指を適当にすべらせて、文字が大きくなったときに、「ああ、これこれ」と指を離せば良いわけで、たぶん頭の中では「わたしはけさ、あさはやくに」くらいは、文章を保持したまま入力ができるはずなんですよ。
たぶん、iPadというのは、そういう文字入力をエンタテインメント化する仕組みを持ったツールなのだろうなと思うわけです。
なにより、キーボードと画面が同じ位置にあるので、通常のPCのように、画面とキーボードの間を繰り返し視線移動しなければいけないという負荷がかなり少ないわけです。
だから、そういう意味で一般人にとってはとても文字入力のしやすい端末になるはずなのであります。
ですから、雑誌などのiPadの評価を聞いていても、「キーボードも大きくて打ちやすい」みたいな話が多くて、友人のライターのように「ブラインドタッチができるのか!」と期待してしまったりする、というわけなんです。
でも、実態は全然違う。
ジョブズは、ブラインドタッチを覚えるような「ヲタク」的な人間のための機械なんか、創りゃあ、しませんよ。
もっと普通の、一般的な、どこにでもいる、おねえさん、おかあさん、じいさんばあさん、こどもにも使えるような機械しか創らないって。
そう考えていくと、iPadで文字入力というのは、一般人には、すごいエンタテインメントになる可能性があるのですけど、ブラインドタッチができる人間には、かなりの拷問になる可能性があるわけです。
まぁ「見ながら打ちで行くんだ」と割り切れば、まぁまぁそこそこ使えるんだろうと踏んではいるんですが、それでも物理キーボードほど反応よく、スパンスパンと入力することはできないでしょう。
で、そんなことを話していたら、iPhoneのOSがバージョンアップして、4.0になるというニュースがやってきまして。
で、今度の4.0からは無線のbluetoothによる外付けキーボード接続が解禁になるという話が出てきたんですね。
いままでiPhoneには、bluetoothはついていても、外付けキーボード接続の規格には対応してなかったんです。でも4.0からは外付けキーボードが使える。
というのは、iPadも実は外付けキーボードが使えるらしくて、そのあたりでOSのバージョンをそろえてるらしいんですな。まぁ本当に文字入力をサポートするなら、外付けキーボードは必須にならざるを得ませんわな。
ただ、それは良いのですが、そうなるとiPadにキーボードつけると、それこそネットブックと同じ感じで、本体を立てて、手前にキーボードを置いて使うということななって、まぁ持ち歩きはできないよなぁって事になる。それならPCがあるから、そんなもんはいらんっちゅうことでして、なんのためのiPadか?って話になっちゃうんです。
で、OSがバージョンアップされるなら、iPhoneだって外付けキーボードが使えるようになるわけですよ。なら、折りたたみキーボードを持ち歩いて、必要な時に物理キーボードでブラインドタッチした方が、ブラインドタッチができる人間にとっては快適なんじゃないの? って話になってくるんですね。
まさか、iPadと折りたたみキーボードの両方を持ち歩くような酔狂な人間はおりますまい。
それに、文章を書く、というのは、ようはネタを思いついて、それを書き留めておくというところからスタートする物でして、そうなると、最初のネタをどうやって拾うのか?となると、手帳なみの小ささのiPhoneの方が、思いつきメモには強いわけです。なんせ歩いてる時とかに一番アイディアが良く出ますからな。
ということで、「ああ、やっぱりiPhoneかねぇ。」となるんですが、そういう話をしていると、「でも、iPadは、何冊もの本を、あの本体の中に入れられるんだぜ。」という本質的な魅力の話になってしまうんですな。ライターは本を良く読みますので。鞄に3冊とか普通だし。
「それに大画面だと、文章の手直しは楽々やぞ。」という声も出てくるわけです。
「ああ、そりゃそうだ」
と、僕も思うので、「じゃあ、iPhoneとiPadと両方買ったらええやん!」という事を言うわけですが、そうなると実は、ライターにはオーバースペックなんですな。
「いや、そこまでする必要はないやろ。どっちか一つあれば。だいたい回線料とか金がかかりすぎるぞ。」
と言う話になりましてねぇ。
まぁ、僕の場合は携帯の電波が停止(2G回線だったので)するから買い換えるしかなかったので、そのままiPhoneにしたわけですが、そういう明確な理由がなければ、悩みますわな。
だいたいiPadにはデジカメがついてないし。
まぁ、しょうもない話ですが、いまいち決めかねるよなぁ、という友人の悩みは、まぁ実によくわかるのでありました。
ともあれ、なんだかんだ言っても、やっと日本もスマートフォンの時代になりまして、僕はやっとまともになってきたよなぁと安心してるというか、ありがたい感じなのであります。
日本の場合は、ザウルスみたいな、実用の役に立たない電子ガジェットが「電子手帳」として幅を利かせていたというよろしくない風潮があって、あれのおかげで、かなりスマートフォンというものの定着が遅れたよなぁと僕は思ってるわけです。
いまだにスマートフォンと言っても「オモチャみたいなもんやろ?」と思ってる人は多いわけです。あまりに「電子手帳」「ザウルス」とかのバカっぽいイメージが先行しすぎたんですね。
もちろん漢字をいかに入力するか?という問題があって、そこがひっかかってブレイクスルーが起こらなかったということも大きいんですけど、でもやはり基本は「実用」を大事にするかどうかなんだと思うわけです。オモチャやガジェットじゃだめなわけで。
そういう意味では、数年前にpalmに触れたときの驚きというのは、なかなかに大きかったんですよね。「ああ、これは実用的だ!」と感心してしまったわです。
以来、かなりpalmには入れ込んだんですけど、いかんせん、日本のpalm機の最先鋒であったSONYがpalmから撤退してしまって、またまた日本のスマートフォンの夜明けが遅れたというのがあるのです。
知ってる人は知ってますが、日本ではやっといまごろ超話題の「スマートフォン」ですが、世界市場で見れば、iPhoneは第三位のスマートフォンでしかなくて、あくまでiPhoneは「新世代のスマートフォン」なわけです。それ以前に、ちゃんとシンビアンとブラックベリーがいてましたからな。(palmもいちおう残ってるけど、すでにして三強には入れません。やれやれ。)
いやまぁ、もうシンビアンもブラックベリーもしんどいでしょうが。
いまはもうiPhoneとアンドロイドですわな。
日本の携帯もガラパゴス携帯とか言われてますが、ある意味、「携帯」のまま中途半端に進化しすぎちゃったんですな。
ということで、日本の携帯市場もスマートフォンが大きな黒船として衝撃を受けておるわけです。いまドコモが、いろんなタレントを使って「ケータイ」の擬人化コマーシャルをやってますが、あれは一種の危機感の表明であります。ひとりずつが違うメーカー、違うデザインの「ケータイ」を持つという日本のケータイ文化のあり方を「よろしおまっせやっぱり」とアピールしてるわけです。文化として良いでしょ?と言ってる。
でも、iPhoneを持ってると、そういう感覚ではないんですよね。iPhoneの姿形は、みんな同じで、別にそれでもかまわない。アプリやら使い方が違えば、それで良いのだという割り切りになってくる。OSで進化させていく、というのはそういう事なんですよね。街なかで、iPhoneユーザーを見ることがどれだけ多いか。今後はスマートフォンが当たり前になっていくんでしょう。
日本人はどうにも変わる時は一気に行っちゃうからなぁ。
twitterにせよ、スマートフォンにせよ、大きな波が日本にやってきているって言うのは感じざるを得ませんわなぁ。
ということで、私は、ま、palm時代のノウハウそのままに、iPadではなくiPhoneで、折りたたみキーボードでしばらくはやっていくのであります。ほんとにpalmと似ていてやりやすいですわ。実用を突き詰めていったら、同じような形にしかならないんだと思うんですよねぇ。結局。
palm時代のSONY機と、iPhone、そしてアンドロイドを初め、これから次々登場してくるスマートフォンがどれだけ見た目やデザインが似ていることか。そういうことをすごく感じるのであります。
良い悪いは別にして、やはり大きな流れというものは大きく我々の生活を変えていきますね。いやほんま。
で、その男が、前々からiPhoneを欲しがっていたのですが、iPadの発表以来「iPadの方がいいなぁ」と言い続けておるのですね。
で、彼の気持ちは、同じライターとしてよく分かるわけです。ようは「文章書きに使いたい」という事なわけです。iPhoneでは、長文を書くにはちょっと辛いですからな。
で、僕はすでにiPhoneを持っているので、会うたびに「iPadとiPhoneとどっちを買ったらええやろか?」という話になってしまうわけです。
しかし、これが、かなり難しい話でしてなぁ。
僕もiPhoneを買う前なら、「そらiPadがええんと違うん?キーボードも大きいし、文章入力しやすいから」と言ってたんでしょうが、いまはどうにもそうとも言えない気分なのでありますね。
なんつってもライターはブラインドタッチなんですよ。見ながら打ちなんかしない。その彼も当然ブラインド。これは、若いときに「ブラインドタッチだけは覚えといた方がええで。」と言うことで、二人して覚えたわけです。
が。
実はiPadでは、根本的にブラインドタッチはできないわけです。物理的に不可能なんですね。
というのは、ブラインドタッチというのは、物理キーボードのキーボタンに「指を触れさせて」キーボードの位置を指の感覚で確認しながら打つ手法だからなんです。「ボタンを押す」という事をせずに「触れておく」だけにしておいて、相対的なキーの位置を頭に叩き込んでいくというやり方なんです。
なので、「触れただけで文字入力されるタッチパネル」では、基本的にブラインドタッチはできないわけです。
いや、まぁ、手を空中に浮かせて、勘で打つというのは、できなくもないとは思うんですけど、手首を浮かせたまま打ち続けなくてはならないだろうし、普通のPCと、あまりに操作感が変わってしまうから、普通のPCが使えなくなってしまうし、多分、そういうしんどい事はしないだろうなぁというのが本当のところなのです。
iPhoneを触って、「ああ、なるほどなぁ」と感心したのが、どうやってタッチパネルで文字入力をさせるか?というルールの作り方なんですけど、通常のキーボードがボタンを「押したとき」に文字が確定されてデータとして入力されるのに対して、iPhoneは「指を離した時」に文字が確定されてデータとして入力されるんですね。
だから、キーボードのあらぬ位置から、とりあえず指をキーボードにタッチさせて、目的の位置に指が到達したところで指を離して「入力!」という不思議な操作が可能なようになってるんです。
これは、実は、ブラインドタッチをしていない人には、ものすごく快適なはずなんですよ。なんでかというと、指という体の動きと、文字を探すという行為が完全に一致してるからなんですね。イライラすることがない。
普通の物理キーボードだと、キートップに文字が書かれていますから、指でなぞって文字を探すと、文字が隠れて見えないわけです。だから指でたどりながら探すということがしにくくて、いきおい、体を硬直させてキーボードには一切触れずに「目」だけで文字を探すことになります。
しかも、文字の大きさは全部一定ですから、よほど意識してないと目標の文字を見つけることが難しくて、たとえば「わたしはけさ、あさはやくにおきました。」と打とうとしたら、まず「わ」の一文字を「わ、わ、わ、わ、わ」と口の中、あるいは頭の中で繰り返して印象づけながら探す、ということをしないと、見つけられなくなっちゃうわけです。
で、「わわわわわわ」と言ってる間は、目でキーボードを追ってますから体が硬直して動かない。緊張状態になっちゃうんですね。
まぁ、パソコン初心者でキーボードに触ったことのない人だと、そういう状態になります。このあたりは誰でも同じでしょう。例外はないはずです。ただ、ボタンの数は知れてますし、打ってるうちに位置を覚えてきて、探す緊張が少しずつ減っていくという話なわけです。
しかし基本、物理キーボードでの見ながら打ちというのは、「わわわわわわ」か、「わわわ」か「わ、わ」かの長さの違いはあれ、一文字検索を目で行うと言うことが必要なので、頭の中では文章ではなくて「一文字」を意識して入力しないといけないわけですね。
でも、たぶん、iPadのタッチパネルだと、「触った文字」は大きく表示されて、その指を離した時に一文字確定がされるので「『わ』は、このへんだったよな」と指を適当にすべらせて、文字が大きくなったときに、「ああ、これこれ」と指を離せば良いわけで、たぶん頭の中では「わたしはけさ、あさはやくに」くらいは、文章を保持したまま入力ができるはずなんですよ。
たぶん、iPadというのは、そういう文字入力をエンタテインメント化する仕組みを持ったツールなのだろうなと思うわけです。
なにより、キーボードと画面が同じ位置にあるので、通常のPCのように、画面とキーボードの間を繰り返し視線移動しなければいけないという負荷がかなり少ないわけです。
だから、そういう意味で一般人にとってはとても文字入力のしやすい端末になるはずなのであります。
ですから、雑誌などのiPadの評価を聞いていても、「キーボードも大きくて打ちやすい」みたいな話が多くて、友人のライターのように「ブラインドタッチができるのか!」と期待してしまったりする、というわけなんです。
でも、実態は全然違う。
ジョブズは、ブラインドタッチを覚えるような「ヲタク」的な人間のための機械なんか、創りゃあ、しませんよ。
もっと普通の、一般的な、どこにでもいる、おねえさん、おかあさん、じいさんばあさん、こどもにも使えるような機械しか創らないって。
そう考えていくと、iPadで文字入力というのは、一般人には、すごいエンタテインメントになる可能性があるのですけど、ブラインドタッチができる人間には、かなりの拷問になる可能性があるわけです。
まぁ「見ながら打ちで行くんだ」と割り切れば、まぁまぁそこそこ使えるんだろうと踏んではいるんですが、それでも物理キーボードほど反応よく、スパンスパンと入力することはできないでしょう。
で、そんなことを話していたら、iPhoneのOSがバージョンアップして、4.0になるというニュースがやってきまして。
で、今度の4.0からは無線のbluetoothによる外付けキーボード接続が解禁になるという話が出てきたんですね。
いままでiPhoneには、bluetoothはついていても、外付けキーボード接続の規格には対応してなかったんです。でも4.0からは外付けキーボードが使える。
というのは、iPadも実は外付けキーボードが使えるらしくて、そのあたりでOSのバージョンをそろえてるらしいんですな。まぁ本当に文字入力をサポートするなら、外付けキーボードは必須にならざるを得ませんわな。
ただ、それは良いのですが、そうなるとiPadにキーボードつけると、それこそネットブックと同じ感じで、本体を立てて、手前にキーボードを置いて使うということななって、まぁ持ち歩きはできないよなぁって事になる。それならPCがあるから、そんなもんはいらんっちゅうことでして、なんのためのiPadか?って話になっちゃうんです。
で、OSがバージョンアップされるなら、iPhoneだって外付けキーボードが使えるようになるわけですよ。なら、折りたたみキーボードを持ち歩いて、必要な時に物理キーボードでブラインドタッチした方が、ブラインドタッチができる人間にとっては快適なんじゃないの? って話になってくるんですね。
まさか、iPadと折りたたみキーボードの両方を持ち歩くような酔狂な人間はおりますまい。
それに、文章を書く、というのは、ようはネタを思いついて、それを書き留めておくというところからスタートする物でして、そうなると、最初のネタをどうやって拾うのか?となると、手帳なみの小ささのiPhoneの方が、思いつきメモには強いわけです。なんせ歩いてる時とかに一番アイディアが良く出ますからな。
ということで、「ああ、やっぱりiPhoneかねぇ。」となるんですが、そういう話をしていると、「でも、iPadは、何冊もの本を、あの本体の中に入れられるんだぜ。」という本質的な魅力の話になってしまうんですな。ライターは本を良く読みますので。鞄に3冊とか普通だし。
「それに大画面だと、文章の手直しは楽々やぞ。」という声も出てくるわけです。
「ああ、そりゃそうだ」
と、僕も思うので、「じゃあ、iPhoneとiPadと両方買ったらええやん!」という事を言うわけですが、そうなると実は、ライターにはオーバースペックなんですな。
「いや、そこまでする必要はないやろ。どっちか一つあれば。だいたい回線料とか金がかかりすぎるぞ。」
と言う話になりましてねぇ。
まぁ、僕の場合は携帯の電波が停止(2G回線だったので)するから買い換えるしかなかったので、そのままiPhoneにしたわけですが、そういう明確な理由がなければ、悩みますわな。
だいたいiPadにはデジカメがついてないし。
まぁ、しょうもない話ですが、いまいち決めかねるよなぁ、という友人の悩みは、まぁ実によくわかるのでありました。
ともあれ、なんだかんだ言っても、やっと日本もスマートフォンの時代になりまして、僕はやっとまともになってきたよなぁと安心してるというか、ありがたい感じなのであります。
日本の場合は、ザウルスみたいな、実用の役に立たない電子ガジェットが「電子手帳」として幅を利かせていたというよろしくない風潮があって、あれのおかげで、かなりスマートフォンというものの定着が遅れたよなぁと僕は思ってるわけです。
いまだにスマートフォンと言っても「オモチャみたいなもんやろ?」と思ってる人は多いわけです。あまりに「電子手帳」「ザウルス」とかのバカっぽいイメージが先行しすぎたんですね。
もちろん漢字をいかに入力するか?という問題があって、そこがひっかかってブレイクスルーが起こらなかったということも大きいんですけど、でもやはり基本は「実用」を大事にするかどうかなんだと思うわけです。オモチャやガジェットじゃだめなわけで。
そういう意味では、数年前にpalmに触れたときの驚きというのは、なかなかに大きかったんですよね。「ああ、これは実用的だ!」と感心してしまったわです。
以来、かなりpalmには入れ込んだんですけど、いかんせん、日本のpalm機の最先鋒であったSONYがpalmから撤退してしまって、またまた日本のスマートフォンの夜明けが遅れたというのがあるのです。
知ってる人は知ってますが、日本ではやっといまごろ超話題の「スマートフォン」ですが、世界市場で見れば、iPhoneは第三位のスマートフォンでしかなくて、あくまでiPhoneは「新世代のスマートフォン」なわけです。それ以前に、ちゃんとシンビアンとブラックベリーがいてましたからな。(palmもいちおう残ってるけど、すでにして三強には入れません。やれやれ。)
いやまぁ、もうシンビアンもブラックベリーもしんどいでしょうが。
いまはもうiPhoneとアンドロイドですわな。
日本の携帯もガラパゴス携帯とか言われてますが、ある意味、「携帯」のまま中途半端に進化しすぎちゃったんですな。
ということで、日本の携帯市場もスマートフォンが大きな黒船として衝撃を受けておるわけです。いまドコモが、いろんなタレントを使って「ケータイ」の擬人化コマーシャルをやってますが、あれは一種の危機感の表明であります。ひとりずつが違うメーカー、違うデザインの「ケータイ」を持つという日本のケータイ文化のあり方を「よろしおまっせやっぱり」とアピールしてるわけです。文化として良いでしょ?と言ってる。
でも、iPhoneを持ってると、そういう感覚ではないんですよね。iPhoneの姿形は、みんな同じで、別にそれでもかまわない。アプリやら使い方が違えば、それで良いのだという割り切りになってくる。OSで進化させていく、というのはそういう事なんですよね。街なかで、iPhoneユーザーを見ることがどれだけ多いか。今後はスマートフォンが当たり前になっていくんでしょう。
日本人はどうにも変わる時は一気に行っちゃうからなぁ。
twitterにせよ、スマートフォンにせよ、大きな波が日本にやってきているって言うのは感じざるを得ませんわなぁ。
ということで、私は、ま、palm時代のノウハウそのままに、iPadではなくiPhoneで、折りたたみキーボードでしばらくはやっていくのであります。ほんとにpalmと似ていてやりやすいですわ。実用を突き詰めていったら、同じような形にしかならないんだと思うんですよねぇ。結局。
palm時代のSONY機と、iPhone、そしてアンドロイドを初め、これから次々登場してくるスマートフォンがどれだけ見た目やデザインが似ていることか。そういうことをすごく感じるのであります。
良い悪いは別にして、やはり大きな流れというものは大きく我々の生活を変えていきますね。いやほんま。
落語が好きで、自分で話したりしてます。
2010年5月19日コメント (3)青菜。
饅頭怖い。
はてなの茶碗。
これらは上方落語のタイトルでして。
こういう話を、実はほとんど覚えてしまっていて、時たま、道を歩きながらしゃべったりしてます。(かなり怪しい人間ですが。)
特に、上方落語の「饅頭怖い」は、あの人間国宝、桂米朝さんがもっとも至高の芸を達成していた、実にムダのないしゃべりで、立て板に水のごとくしゃべっても45分かかる大作なんですね。僕がしゃべると、思いだし思いだしなので、1時間ちょっとかかってしまう。
しかしまぁ、これが実に楽しいのであります。
どうしてこういう事になったのかというと、実はこれが英語の練習が発端なわけです。
英語というのは、口に慣らして、すぐに出るようにしなければ聞き取りもできないという側面があるそうなので、中学英語の音読を、けっこう繰り返しやってたわけです。(最近はさぼってやってないですが。それでもまぁ一冊100回くらいは繰り返し音読をしておりました。)
で、そういう具合に英語を口にしていると、母語ではないので、いろいろストレスが貯まるわけです。もっとちゃんと日本語を口にしたいと思うようになってきた。それも標準語じゃなくて関西弁や! って事になってくる。
それで落語だったわけです。
米朝さんのDVDを買って、口調まで真似する。
そういう具合にしていると、実に心が落ち着くわけです。もう子供の頃から聞き慣れた関西弁ですからな。気持ちよくしゃべれる。
一度など、仕事仲間でバス旅行に出かけたときに青菜を一席まるまるしゃべってしまったくらいであります。
好きやなぁ、青菜。
ということで、好きなものは、そういう具合に繰り返し楽しめるわけですね。
で、これは本でも同じであります。
好きな本は、実はけっこう何度も読み返しております。
前に紹介した「1分間自己革命」とかも何度も読んでるし、小説だと「星の王子様」も何度も読んでます。
他にも多々、繰り返し読んでる本があります。
世の中には、素敵な本がたくさんありまして、実は、悲しい事に、それらの本を全部読むことは不可能なんですね。
どんな素敵な本があっても、一生出会えない事もあるんです。
で、本というのは、その人の人生を変えます。一冊の出会いで、視野が大きく広がり、人生観や死生観までゆるがす、なんていうこともあります。
いままで、いろんなジャンルの本を読んでみましたが、まぁあれです、名著と呼ばれる本は、どれもこれも感銘深いものなんですね。
たとえば、プログラミングに関しても、まぁ僕は呼んでないけどカーニハンの「プログラム言語C」とかは、問題を解決するための考える手法、みたいなところまで突っ込んでるし、そのあたりは、そういう名著の影響を受けた著者に受け継がれていたりするわけです。
プログラマーからSEになって、コンサルになったワインバーグの「コンサルタントの秘密」なんかも、繰り返し繰り返し読んでる本のひとつです。
あるいは、前から書いてますが、小室直樹さんの「痛快!憲法学」なんかも繰り返し読んでおります。
こういう名著には、まず、いろんなジャンルにあたるということをしないと、なかなか出会えないんですね。
どの本のどんなところで、名著が紹介されているかわからない。
だから、とにかくたくさん読まないとしょうがない。
だいたい、世間一般の「ジャンル分け」っていうのは、あまり役に立たないわけです。同ジャンルの本には同じようなことしか書いてないから。まぁ、入門的には役立つんですけどね。
特定ジャンルの知識を身につけるには同ジャンル多読が効果的で、入門書を読んで中級クラスの本を読んで、専門書まで読むと、大事なことは必然的に繰り返し読み直すことになるので自然と復習になりますし、とても速いスピードで特定ジャンルの知識が身に付きます。
一昨年、自転車を購入しようと思った時は、このやり方でやりました。一気に10冊くらい買ってきてドッと読む。短時間で深い知識を身につけるのに、とても効果的です。
で、ここで大事なのは、「読み比べ」ということなんですね。多読すると、本の善し悪しっていうのが分かってきます。これはたくさん読まないとわからない。特に特定ジャンルの知識とか、あるひとつのテーマについて、深く認識できるかどうかは、「本の側」に責任があるのではなくて、「自分の頭の中の知識」に責任があるわけです。
ある一定量の知識、常識、知見、良識、学識などがないと、理解できない種類の事柄というのはあるわけです。特定の人の意見の深さ、みたいなことも、多読をしてるかどうかで全然変わってきます。
そういう具合に、自分にとっての善し悪しと、社会一般を渡っていくために身につけるべき知識とを、ちゃんと身につけようと思ったら、やっぱりたくさん読まないとしょうがないんですね。騙されつつ、疑いつつ、いろんな反論と反論にぶつかりながら、自分自身の立場の意見を固めていくというような事です。
そういう具合に読んでいくと、それこそ100冊に一冊くらい、自分でも想像もしていなかった分野で、「なんて素晴らしい本なんだ!」と感激できる本に巡り会う事ができます。
これはもうたくさん読まない限り出会えないんです。その本の深みまで含めて理解出来る自分が創られているかどうか?なわけですから。
そして、そういう本に出会うと、繰り返し読みたくなるし、音読したくなったりもしてくる。
ようは、異文化に触れるというのは、そういう事なんですね。
自分とは違う立場の概念を理解する、ということです。多分。
本を読む、という行為自体に、その「他者への理解」という意志が含まれているんですね。
自分とは違う立場の人の考えを理解しよう。
そういう考えこそが、本当の平和と愛の道なんじゃないでしょうか。
で、それは、実は繰り返し読んだり、音読したり、多読したり、という事を続けていないと、どうしても視野は狭くなるし、素敵な出会いにもならないってことなんですよ。
で、そういう事を続けていると、その反動で、「自分の文化の見直し」ということも、キチンと体に落とし込んだ形でやりたくなってくるから、上方落語を暗唱してしゃべってしまう、というところまで行っちゃうんだろうなぁって思うわけです。
こういう事は、やればやるほど面白いんですね。
たとえば、楽器の演奏で、いままでできなかった演奏法が出来るようになるのと同じで、新しい楽しみ方がひとつ増えるという豊かさがあるわけです。
人生を豊かにする。そのためには、積極的に楽しんでいかない限り楽しめないわけです。
でも、人生には限りがあります。
すべてを楽しむことはできない。
だから、ムダな時間は省いて、速読でもなんでも取り入れたいよなぁって思うわけですね。
勉強もせず、世界の広さも知らず、世の中の面白さや広さも知らないような、視野の狭い人に限って、「速読なんてムダ」とか言うんですけど、まぁつまらんですな。
世界は出会いに満ちている。
そして、自分が思っているより、必ず、絶対、どんなことがあっても、圧倒的に広くて、想像以上に楽しいのが、この世なんですよ。
世間を知らないからこそ、グチグチと文句を言う。自分の想像の範囲で社会を批判して、それで自分の不勉強を正当化してるわけです。実につまらん。
ともあれ、落語をしゃべるのは、なかなかに楽しいのであります。
はい。
饅頭怖い。
はてなの茶碗。
これらは上方落語のタイトルでして。
こういう話を、実はほとんど覚えてしまっていて、時たま、道を歩きながらしゃべったりしてます。(かなり怪しい人間ですが。)
特に、上方落語の「饅頭怖い」は、あの人間国宝、桂米朝さんがもっとも至高の芸を達成していた、実にムダのないしゃべりで、立て板に水のごとくしゃべっても45分かかる大作なんですね。僕がしゃべると、思いだし思いだしなので、1時間ちょっとかかってしまう。
しかしまぁ、これが実に楽しいのであります。
どうしてこういう事になったのかというと、実はこれが英語の練習が発端なわけです。
英語というのは、口に慣らして、すぐに出るようにしなければ聞き取りもできないという側面があるそうなので、中学英語の音読を、けっこう繰り返しやってたわけです。(最近はさぼってやってないですが。それでもまぁ一冊100回くらいは繰り返し音読をしておりました。)
で、そういう具合に英語を口にしていると、母語ではないので、いろいろストレスが貯まるわけです。もっとちゃんと日本語を口にしたいと思うようになってきた。それも標準語じゃなくて関西弁や! って事になってくる。
それで落語だったわけです。
米朝さんのDVDを買って、口調まで真似する。
そういう具合にしていると、実に心が落ち着くわけです。もう子供の頃から聞き慣れた関西弁ですからな。気持ちよくしゃべれる。
一度など、仕事仲間でバス旅行に出かけたときに青菜を一席まるまるしゃべってしまったくらいであります。
好きやなぁ、青菜。
ということで、好きなものは、そういう具合に繰り返し楽しめるわけですね。
で、これは本でも同じであります。
好きな本は、実はけっこう何度も読み返しております。
前に紹介した「1分間自己革命」とかも何度も読んでるし、小説だと「星の王子様」も何度も読んでます。
他にも多々、繰り返し読んでる本があります。
世の中には、素敵な本がたくさんありまして、実は、悲しい事に、それらの本を全部読むことは不可能なんですね。
どんな素敵な本があっても、一生出会えない事もあるんです。
で、本というのは、その人の人生を変えます。一冊の出会いで、視野が大きく広がり、人生観や死生観までゆるがす、なんていうこともあります。
いままで、いろんなジャンルの本を読んでみましたが、まぁあれです、名著と呼ばれる本は、どれもこれも感銘深いものなんですね。
たとえば、プログラミングに関しても、まぁ僕は呼んでないけどカーニハンの「プログラム言語C」とかは、問題を解決するための考える手法、みたいなところまで突っ込んでるし、そのあたりは、そういう名著の影響を受けた著者に受け継がれていたりするわけです。
プログラマーからSEになって、コンサルになったワインバーグの「コンサルタントの秘密」なんかも、繰り返し繰り返し読んでる本のひとつです。
あるいは、前から書いてますが、小室直樹さんの「痛快!憲法学」なんかも繰り返し読んでおります。
こういう名著には、まず、いろんなジャンルにあたるということをしないと、なかなか出会えないんですね。
どの本のどんなところで、名著が紹介されているかわからない。
だから、とにかくたくさん読まないとしょうがない。
だいたい、世間一般の「ジャンル分け」っていうのは、あまり役に立たないわけです。同ジャンルの本には同じようなことしか書いてないから。まぁ、入門的には役立つんですけどね。
特定ジャンルの知識を身につけるには同ジャンル多読が効果的で、入門書を読んで中級クラスの本を読んで、専門書まで読むと、大事なことは必然的に繰り返し読み直すことになるので自然と復習になりますし、とても速いスピードで特定ジャンルの知識が身に付きます。
一昨年、自転車を購入しようと思った時は、このやり方でやりました。一気に10冊くらい買ってきてドッと読む。短時間で深い知識を身につけるのに、とても効果的です。
で、ここで大事なのは、「読み比べ」ということなんですね。多読すると、本の善し悪しっていうのが分かってきます。これはたくさん読まないとわからない。特に特定ジャンルの知識とか、あるひとつのテーマについて、深く認識できるかどうかは、「本の側」に責任があるのではなくて、「自分の頭の中の知識」に責任があるわけです。
ある一定量の知識、常識、知見、良識、学識などがないと、理解できない種類の事柄というのはあるわけです。特定の人の意見の深さ、みたいなことも、多読をしてるかどうかで全然変わってきます。
そういう具合に、自分にとっての善し悪しと、社会一般を渡っていくために身につけるべき知識とを、ちゃんと身につけようと思ったら、やっぱりたくさん読まないとしょうがないんですね。騙されつつ、疑いつつ、いろんな反論と反論にぶつかりながら、自分自身の立場の意見を固めていくというような事です。
そういう具合に読んでいくと、それこそ100冊に一冊くらい、自分でも想像もしていなかった分野で、「なんて素晴らしい本なんだ!」と感激できる本に巡り会う事ができます。
これはもうたくさん読まない限り出会えないんです。その本の深みまで含めて理解出来る自分が創られているかどうか?なわけですから。
そして、そういう本に出会うと、繰り返し読みたくなるし、音読したくなったりもしてくる。
ようは、異文化に触れるというのは、そういう事なんですね。
自分とは違う立場の概念を理解する、ということです。多分。
本を読む、という行為自体に、その「他者への理解」という意志が含まれているんですね。
自分とは違う立場の人の考えを理解しよう。
そういう考えこそが、本当の平和と愛の道なんじゃないでしょうか。
で、それは、実は繰り返し読んだり、音読したり、多読したり、という事を続けていないと、どうしても視野は狭くなるし、素敵な出会いにもならないってことなんですよ。
で、そういう事を続けていると、その反動で、「自分の文化の見直し」ということも、キチンと体に落とし込んだ形でやりたくなってくるから、上方落語を暗唱してしゃべってしまう、というところまで行っちゃうんだろうなぁって思うわけです。
こういう事は、やればやるほど面白いんですね。
たとえば、楽器の演奏で、いままでできなかった演奏法が出来るようになるのと同じで、新しい楽しみ方がひとつ増えるという豊かさがあるわけです。
人生を豊かにする。そのためには、積極的に楽しんでいかない限り楽しめないわけです。
でも、人生には限りがあります。
すべてを楽しむことはできない。
だから、ムダな時間は省いて、速読でもなんでも取り入れたいよなぁって思うわけですね。
勉強もせず、世界の広さも知らず、世の中の面白さや広さも知らないような、視野の狭い人に限って、「速読なんてムダ」とか言うんですけど、まぁつまらんですな。
世界は出会いに満ちている。
そして、自分が思っているより、必ず、絶対、どんなことがあっても、圧倒的に広くて、想像以上に楽しいのが、この世なんですよ。
世間を知らないからこそ、グチグチと文句を言う。自分の想像の範囲で社会を批判して、それで自分の不勉強を正当化してるわけです。実につまらん。
ともあれ、落語をしゃべるのは、なかなかに楽しいのであります。
はい。
最近の政治動向とか、もろもろ。
2010年5月14日コメント (2)twitterをはじめてから、あんまりこっちに書かなくなりました。
というのも、ここでゴチャゴチャ書いてるよりも、ネット言論の方がはるかに先に進んでるから、そっちの読者になってしまう、ということがありますね。
で、いろいろ読んでると、まぁ恐ろしいことに、ネット言論とマスコミ情報が全然違う。
ほんとに日本のマスメディアはアカンなぁと、肩を落とすことしきり。
もう、どうしようもない。官僚にいいように操られてるよなぁと。
明らかにネット言論の方が事実に即した本道の情報伝達をやってるんですよね。
いやまぁ、これ、考えたら当たり前なんですけどね。twitterで事実に即さない事なんか書いたら「それおかしいよ」ってすぐにもっとも近いところの人からツッコミが入ってしまいますからな。
でも、マスメディアはそうじゃないわけです。だいたい、まず、記者クラブ制があって、閣僚の記者発表ですら、関係者以外は会見に入れないようにしてますからな。いくら大臣が国民のためになる重要な情報を流そうが、逆にとんでも無いことを言ってようが、そういうこっちが知りたい情報をメディアに載せることは全然なくて、自分たちの都合に合わせた発言だけを、ツマみにツマんで紹介してるだけですからな。
まぁ、既存のメディアだけで毎日を過ごしてたら、かなり歪んだ情報環境になってしまいますわ。
でも最近は、亀井大臣、岡田大臣、枝野大臣、小沢さんに鳩山さんと、オープンな記者会見を開いてますからねぇ。そういうのをネットで見てると、本当に面白い。新聞・テレビがいかに変なのかが、よーくわかってしまうのですよ。
小沢さんなんかは、もう、かなり前から記者クラブという閉ざされた環境ではなく、海外メディアから(だいたい記者クラブは海外メディアを閉め出してるんですよ?こんなおかしな話があるものか。)、フリージャーナリストなどなど、来る者拒まずで定例の記者会見を続けておられるそうです。まぁ、実にまともです。
で、そこは完全にオープンだから、記者クラブの記者もやってくるわけですな。
で、自分たちが自分たちの都合で取ったアンケートの結果をとりあげて、「いま支持率がこれだけ急降下してますが、どうお思いですか?」とか、アホ丸出しの質問をするわけです。
だいたいネット言論では、そういう大衆誘導的な新聞やテレビの一律のアンケート自体が「あれはイカンやろ」という事でやり玉に挙がってるわけですよ。
なんで、小沢さんが不起訴になった翌日に、大手新聞が一斉に同じような内容のアンケートを取るのか? しかも「小沢は悪い」という印象が生まれるように操作したようなアンケート内容なわけです。
だって、「小沢はやめるべきか?」という質問があって「そう思う、思わない、どちらとも言えない」とか、そういうアホ丸出しのアンケートしかやってないんですよ?で、どちらとも言えないを「そう思う」に含めるとかさ、そういうくだらない事をやっている。
この日本の大転換期に、そんな幼稚園児みたいな質問をしてどうすんねんと思いますけどなぁ。もっと民主党の個別政策の良い点、悪い点について、詳細なアンケートを取るとか、まともな仕事をせーよ!と言いたくなる。別に小沢であろうが無かろうが、国民のためになる政治家なら良い政治家で、ためにならないなら悪い政治家だって話しでしょうが。やめようが続けようが、それは支持者がいてるかどうかの問題だけですよ。新聞が世論でどうこうできるわけではないです。
で、そのアホな新聞記者に向かって小沢さんは「あんた、もっとちゃんと勉強してから質問しなさい。新聞の支持率なんて当たったことないよ。」と一喝されてお終い、って形でありました。
ほんまにその通りでっせ。そういうどうでもええことを聞くなよ、低脳やなーって思う。
そんなものね、すでに民主党は政府への陳情を幹事長室に一括してるわけですよ。だから、たかが新聞社の取材のためにタクシー代すらでないからと、電話でアンケートを取るような、(しかも質問の内容が低脳)、くだらないマーケティングリサーチより、数百倍正確な「民意」を小沢さんは知ってるわけです。
ついこの間までの自民党政権だと、この業界団体などの「陳情」は、政治家経由で政府に届いたり、あるいは、いきなり官僚に陳情が届いたりして、情報がバラバラかつ、「国会審議」という正規ルートをすり抜けた形で政策に反映されたり、かなりひどい状態だったわけです。
で、本来立法に関わってはいけない官僚が「陳情=国民の声」という理屈で、いろいろ勝手に法律を作って、それを政治家に「これでいかがでしょうか」とかやって国を動かしてたわけです。
あるいは法律の解釈の幅を少し緩やかにしておいて、現場裁量でどうにかなるように調整したりしてたわけです。
その結果、日本における最高権力者は、「官僚」だったわけで、それがだいたいよろしくなかったんですな。
でも、いまや業界団体はどこであろうと、自民党にも官僚にも相談に行きません。だから官僚にも全然情報が入ってこないし、国民の意識なんかも全然わからん。
で、それで良いのです。三権分立なんだから。
小沢さんにしろ、鳩山さんにしろ、まぁテレビ新聞の支持率っていうのは、あんまり重視してないだろうなぁと僕は思う。少なくとも政務を預かる小沢さんは「どうでもよろしい」という立場でしょう。そら、陳情を全部把握してるんやから、その方がはるかに、圧倒的に「国民の声」を正しく把握してはりますがな。
だから、いまや官僚にリアルタイムな「日本の実情」に即した情報は入っていないわけです。
でもしかし、自分たちで取材するという力を失った大手マスコミ、新聞・テレビなんかは、いまだに官僚からもらう政策論議や情報に頼りまくってるわけですわ。
アホやなぁ。ほんまに。
公務員改革法案が6月に施行されて、おそらくより一層、役人に力はなくなるんやから、マスコミもええかげん、自分の力で取材するという事をやっていかなアカンのに、まだいまのところ、そういう流れにはなってない感じ。まぁ一部の記者とかは、キチンと動き出してるのかも、ですが。
普天間にしても、さて、どうなんでしょうね。だいたい、日本の記者は、海軍と海兵隊の違いも分かってないようなアホとかいてるんと違うか?って思うしなぁ。
海兵隊=マリーンっていうのは海軍やないですよ。いざという時の汚れ仕事をやる、軍隊の中でも一番のやさぐれ達ですから。荒くれ者が多いからこそ、沖縄でいろいろ問題を起こしたりしてるんやし。
普天間なんて、そういう海兵隊という、ある意味米軍にとってもお荷物な存在を、どう撤退させていくか?の問題なんやから、その視点から報道せなアカンのにねぇ。
(オバマ政権に変わってから、基本的に米軍はいろんな場所から「撤退」です。)
当然、嘉手納は重要な基地やから動かすわけにはいきませんが、普天間はどうでしょうな。どうにでもなるんじゃないの? まだ、いまだに鳩山さんの「腹案」っちゅうのが明らかになりませんが、もう5月末やしねぇ。それなりに「あ、なるほどね」って答えを出すんじゃないですかね。
だって「5月末」っていうのが、すごく気になるわけですよ、僕は。
参院選に突入する直前じゃないですか。
そのタイミングで「決着」ですよ。
それに公務員改革法案が施行されるのも6月なんよなぁ。
なんで、そのタイミングを半年も前から言い続けてるのか?って事です。
鳩山さんってスタンフォード大学を出てる人ですよ。
日本の大学みたいなのんべんだらりと過ごせるような大学じゃないですよ?
教授から、何百頁もの課題図書を週に何冊も指定されて、それについてレポートをまとめてこい、っちゅうのをえんえん続けるような事をちゃんとやった上で卒業してるわけですよ。
そういう人が、「5月末」ですからなぁ。
なんかありそうやなぁ、という気はしてます。(なんにもない、という場合もありますが、その時は参院選挙で民主党に入れなければいいだけの話。すごくわかりやすい。)
このあたり、小沢さんにしろ、鳩山さんにしろ、「世界基準」を知ってると思うんですよね。世界基準も考えた上で日本の土壌に合うように政権運営をするかどうかです。
そういう意味で「記者クラブ」は、ダメダメですわな。メディアを特定せず、記者個人の審査だけをしっかりやって(テロ犯とかが来たら困るから)、後は完全にオープンにするのが、欧米の標準的記者会見なんだそうで、それを普通にやってるだけなわけですよ、小沢さんは。
で、陳情を幹事長室に一括してるんだから、それこそ、どう言う陳情が多くて、どういう政策に反映するように考えてるのか?とかを、メディアは徹底的に質問せなアカンわけですよ。
なのに、そういう質問もせずに「支持率が20%を切りましたが、どうされますか?」とかやってる。ほんまにマスメディアはダメダメ。
お前なぁ、小沢の進退より、自分らテレビ・新聞の支持率を気にしろっちゅうの!何、パーな事やってんねん。アホか。
とにかく、マスメディアはダメダメですなぁ、ということだけは、はっきりしてます。はい。
というのも、ここでゴチャゴチャ書いてるよりも、ネット言論の方がはるかに先に進んでるから、そっちの読者になってしまう、ということがありますね。
で、いろいろ読んでると、まぁ恐ろしいことに、ネット言論とマスコミ情報が全然違う。
ほんとに日本のマスメディアはアカンなぁと、肩を落とすことしきり。
もう、どうしようもない。官僚にいいように操られてるよなぁと。
明らかにネット言論の方が事実に即した本道の情報伝達をやってるんですよね。
いやまぁ、これ、考えたら当たり前なんですけどね。twitterで事実に即さない事なんか書いたら「それおかしいよ」ってすぐにもっとも近いところの人からツッコミが入ってしまいますからな。
でも、マスメディアはそうじゃないわけです。だいたい、まず、記者クラブ制があって、閣僚の記者発表ですら、関係者以外は会見に入れないようにしてますからな。いくら大臣が国民のためになる重要な情報を流そうが、逆にとんでも無いことを言ってようが、そういうこっちが知りたい情報をメディアに載せることは全然なくて、自分たちの都合に合わせた発言だけを、ツマみにツマんで紹介してるだけですからな。
まぁ、既存のメディアだけで毎日を過ごしてたら、かなり歪んだ情報環境になってしまいますわ。
でも最近は、亀井大臣、岡田大臣、枝野大臣、小沢さんに鳩山さんと、オープンな記者会見を開いてますからねぇ。そういうのをネットで見てると、本当に面白い。新聞・テレビがいかに変なのかが、よーくわかってしまうのですよ。
小沢さんなんかは、もう、かなり前から記者クラブという閉ざされた環境ではなく、海外メディアから(だいたい記者クラブは海外メディアを閉め出してるんですよ?こんなおかしな話があるものか。)、フリージャーナリストなどなど、来る者拒まずで定例の記者会見を続けておられるそうです。まぁ、実にまともです。
で、そこは完全にオープンだから、記者クラブの記者もやってくるわけですな。
で、自分たちが自分たちの都合で取ったアンケートの結果をとりあげて、「いま支持率がこれだけ急降下してますが、どうお思いですか?」とか、アホ丸出しの質問をするわけです。
だいたいネット言論では、そういう大衆誘導的な新聞やテレビの一律のアンケート自体が「あれはイカンやろ」という事でやり玉に挙がってるわけですよ。
なんで、小沢さんが不起訴になった翌日に、大手新聞が一斉に同じような内容のアンケートを取るのか? しかも「小沢は悪い」という印象が生まれるように操作したようなアンケート内容なわけです。
だって、「小沢はやめるべきか?」という質問があって「そう思う、思わない、どちらとも言えない」とか、そういうアホ丸出しのアンケートしかやってないんですよ?で、どちらとも言えないを「そう思う」に含めるとかさ、そういうくだらない事をやっている。
この日本の大転換期に、そんな幼稚園児みたいな質問をしてどうすんねんと思いますけどなぁ。もっと民主党の個別政策の良い点、悪い点について、詳細なアンケートを取るとか、まともな仕事をせーよ!と言いたくなる。別に小沢であろうが無かろうが、国民のためになる政治家なら良い政治家で、ためにならないなら悪い政治家だって話しでしょうが。やめようが続けようが、それは支持者がいてるかどうかの問題だけですよ。新聞が世論でどうこうできるわけではないです。
で、そのアホな新聞記者に向かって小沢さんは「あんた、もっとちゃんと勉強してから質問しなさい。新聞の支持率なんて当たったことないよ。」と一喝されてお終い、って形でありました。
ほんまにその通りでっせ。そういうどうでもええことを聞くなよ、低脳やなーって思う。
そんなものね、すでに民主党は政府への陳情を幹事長室に一括してるわけですよ。だから、たかが新聞社の取材のためにタクシー代すらでないからと、電話でアンケートを取るような、(しかも質問の内容が低脳)、くだらないマーケティングリサーチより、数百倍正確な「民意」を小沢さんは知ってるわけです。
ついこの間までの自民党政権だと、この業界団体などの「陳情」は、政治家経由で政府に届いたり、あるいは、いきなり官僚に陳情が届いたりして、情報がバラバラかつ、「国会審議」という正規ルートをすり抜けた形で政策に反映されたり、かなりひどい状態だったわけです。
で、本来立法に関わってはいけない官僚が「陳情=国民の声」という理屈で、いろいろ勝手に法律を作って、それを政治家に「これでいかがでしょうか」とかやって国を動かしてたわけです。
あるいは法律の解釈の幅を少し緩やかにしておいて、現場裁量でどうにかなるように調整したりしてたわけです。
その結果、日本における最高権力者は、「官僚」だったわけで、それがだいたいよろしくなかったんですな。
でも、いまや業界団体はどこであろうと、自民党にも官僚にも相談に行きません。だから官僚にも全然情報が入ってこないし、国民の意識なんかも全然わからん。
で、それで良いのです。三権分立なんだから。
小沢さんにしろ、鳩山さんにしろ、まぁテレビ新聞の支持率っていうのは、あんまり重視してないだろうなぁと僕は思う。少なくとも政務を預かる小沢さんは「どうでもよろしい」という立場でしょう。そら、陳情を全部把握してるんやから、その方がはるかに、圧倒的に「国民の声」を正しく把握してはりますがな。
だから、いまや官僚にリアルタイムな「日本の実情」に即した情報は入っていないわけです。
でもしかし、自分たちで取材するという力を失った大手マスコミ、新聞・テレビなんかは、いまだに官僚からもらう政策論議や情報に頼りまくってるわけですわ。
アホやなぁ。ほんまに。
公務員改革法案が6月に施行されて、おそらくより一層、役人に力はなくなるんやから、マスコミもええかげん、自分の力で取材するという事をやっていかなアカンのに、まだいまのところ、そういう流れにはなってない感じ。まぁ一部の記者とかは、キチンと動き出してるのかも、ですが。
普天間にしても、さて、どうなんでしょうね。だいたい、日本の記者は、海軍と海兵隊の違いも分かってないようなアホとかいてるんと違うか?って思うしなぁ。
海兵隊=マリーンっていうのは海軍やないですよ。いざという時の汚れ仕事をやる、軍隊の中でも一番のやさぐれ達ですから。荒くれ者が多いからこそ、沖縄でいろいろ問題を起こしたりしてるんやし。
普天間なんて、そういう海兵隊という、ある意味米軍にとってもお荷物な存在を、どう撤退させていくか?の問題なんやから、その視点から報道せなアカンのにねぇ。
(オバマ政権に変わってから、基本的に米軍はいろんな場所から「撤退」です。)
当然、嘉手納は重要な基地やから動かすわけにはいきませんが、普天間はどうでしょうな。どうにでもなるんじゃないの? まだ、いまだに鳩山さんの「腹案」っちゅうのが明らかになりませんが、もう5月末やしねぇ。それなりに「あ、なるほどね」って答えを出すんじゃないですかね。
だって「5月末」っていうのが、すごく気になるわけですよ、僕は。
参院選に突入する直前じゃないですか。
そのタイミングで「決着」ですよ。
それに公務員改革法案が施行されるのも6月なんよなぁ。
なんで、そのタイミングを半年も前から言い続けてるのか?って事です。
鳩山さんってスタンフォード大学を出てる人ですよ。
日本の大学みたいなのんべんだらりと過ごせるような大学じゃないですよ?
教授から、何百頁もの課題図書を週に何冊も指定されて、それについてレポートをまとめてこい、っちゅうのをえんえん続けるような事をちゃんとやった上で卒業してるわけですよ。
そういう人が、「5月末」ですからなぁ。
なんかありそうやなぁ、という気はしてます。(なんにもない、という場合もありますが、その時は参院選挙で民主党に入れなければいいだけの話。すごくわかりやすい。)
このあたり、小沢さんにしろ、鳩山さんにしろ、「世界基準」を知ってると思うんですよね。世界基準も考えた上で日本の土壌に合うように政権運営をするかどうかです。
そういう意味で「記者クラブ」は、ダメダメですわな。メディアを特定せず、記者個人の審査だけをしっかりやって(テロ犯とかが来たら困るから)、後は完全にオープンにするのが、欧米の標準的記者会見なんだそうで、それを普通にやってるだけなわけですよ、小沢さんは。
で、陳情を幹事長室に一括してるんだから、それこそ、どう言う陳情が多くて、どういう政策に反映するように考えてるのか?とかを、メディアは徹底的に質問せなアカンわけですよ。
なのに、そういう質問もせずに「支持率が20%を切りましたが、どうされますか?」とかやってる。ほんまにマスメディアはダメダメ。
お前なぁ、小沢の進退より、自分らテレビ・新聞の支持率を気にしろっちゅうの!何、パーな事やってんねん。アホか。
とにかく、マスメディアはダメダメですなぁ、ということだけは、はっきりしてます。はい。
誰にでも、「今すぐ!」できる<速読法>
2010年4月28日コメント (11)昨日、「最近はtwitterにばかり書いていて、こっちに書いてないなぁ」と言うことで、「あれも書きたい、これも書きたい」とリストアップしてましたら、リンクいただいている権之助さんから「速読法の話が聞きたい」とリクエストをいただきました。
で、ちょうどいいから、そのネタをtwitterの方に書きまして、それをそのままこっちに転載することにしました。権之助さん、どうぞお楽しみください。(笑)
140字制限を活かして、140字ごとに1パラグラフで完成させて、それをつないだだけなので、読み返しもしてなくて、粗々ですけど、そこはご容赦ください。
(以下twitterより転載)------------------------------------
twitterの他に、個人的に随分前からブログというか日記サイトに不定期に日記を書いています。最近は、twitterに書く事が増えたので、そちらの方にはあまり書いてないのですが、書きたいネタはいろいろあります。
なので、「書きたいネタとして、こんなこと、あんなことがありますよ」と項目だけ書いたら、その項目の中で、僕が考案した、「誰にでもすぐにできる速読法」に、読んでくださっている方から「ぜひ書いてください」と要望をいただきました。
ということで、「誰にでもすぐにできる速読法」について、ちょっと書いてみたいと思います。
とは言うものの、これはあくまで僕が独自に思いついたというか、編み出した手法なので、世間一般で話題の「速読法」とは、まったく違います。「速読法」というよりかは、「それ以前にやっておくべきこと」という程度の事かも知れません。
なので、一般的な速読法のように、「心を落ち着かせて」とか、「目の動きを速くして」とか、そういう訓練的な要素についてはまったく関係ない部分の話だけをします。そのあたりは、訓練も何も僕自身がやってないので、言及のしようもないですし。
で、僕が伝えたいのは、そういう「訓練をする」前に、やっておいた方がいいし、やるべきでしょ?という要素です。それは、大きく3つ。
(1)読まない
(2)計測する
(3)記録する
です。
順番に説明していきます。
●(1)読まない
まず速読と言っても、読みたくない本や、読む必要のない本なら、読んでもしょうがないんですね。だから、「こんな本読んでもしょうがねーよなぁ」という本を読まずに、その時間を有益な本を読む時間に割り当てる、という事が大事だと思います。
とは言うものの、この「何を読むべきか」というのはものすごく難しくて、こんな事は「誰にでも出来る速読法」にはなりません。で、そんな難しい事を解決する方法も、僕は編み出せません。
しかし、同じ一冊の本を読んでいる時間でも、集中して読める時と、集中して読めない時、というのはあるんですね。この時は同じ本でありながら、読書スピードがかなり違っています。
読書以外にやるべき事があるのに読書している、なんて言うときは、その「やるべきこと」を済ませてから読んだ方が、読書に集中できて、うんと速く読めます。考えたら当たり前のことなんですが、意外にこれをやっていません。
同じ行を何度も読んでしまう時とかないですか? 僕は時折あります。で、こういう時間は、本当にムダだから、まず、こういう「読書スピードが落ちている時間」を削ります。つまり「読まない」ということです。
体感速度で言えば、「同じところを何度も読む」ような時の読書スピードなんて、1分あたり、200字も行ってないと思います。そういう、ムダな時間を、まず真っ先に削るべきなんですね。
●(2)計測する
という事で、いま「1分あたり200字も行ってない」という表現をしましたが、この、自分の読書スピードを知るということが、(2)計測する という項目の意味です。
速読、速読と言いますが、果たしていったい自分がどの程度のスピードで読んでいるか把握してるでしょうか? こういうものは、実際に計測してみないと、全然わからないものなんですよ。
ということで、2)計測する という意味で、僕はストップウォッチで時間を計りながら読む、ということを最近始めました。これをすると、少なくとも「つい同じ行を二度読みする」というようなムダはしなくなります。
「計測しているんだ」「いま時間を計っているんだ」というプレッシャーがあるので、それだけで、けっこう速度はあがります。とくに何の練習も訓練も必要ないです。ただ読書をするたびに、ストップウォッチで時間を計ればいい。それだけです。
これで(1)読まない (2)計測する という2点について説明しましたが、人によって、この2点だけで、倍近いスピードアップが図れることは多いと思います。1分間に500字しか読めなかった人が1000字読めるようになる、程度の事は簡単に実現すると思います。
雑誌の編集者さんのように、もともと集中して文字を読むことをなりわいにされてる方の場合は、「もともと2000字/分ですよ。」なんて方もおられるでしょうし、そういう人には役立たないのですけれどもね。
でも、一般的な読書スピードは、600~700字/分程度だそうですので、この「読まない」「計測する」という2点だけで倍近いスピードになるのは、そう難しくはないということです。
速度が倍になれば、単純計算で、年100冊読んでいた人が200冊読めることになります。いやまぁ、それは「大量読書」のノウハウが別に必要なので、そう簡単ではないと思いますが、まぁムダな時間は減らせるということです。
念のために書いておくと、読書スピードの計測をするためには、書籍の文字数も数えておかないとダメです。一行に何字あって、一頁が何行かを数えて、ページ数で掛けます。それが全文字数ですから、それを何分で読んだのか?から1分あたりに読んだ文字数を控えておきます。
この「控えておく」というのが、次の(3)記録する の部分です。
●(3)記録する
ストップウォッチをつけながら一冊本を読んだら、必ず読書スピードがわかるわけですから、それをノートに記録していくわけです。この「読書記録」がまた、大変効果が高いのです。
とは言うものの、本当の速読は、多分、2000字/分を越えたところから始まるのでしょうから、こんな事は入り口にしか過ぎないのだろうという気はしますけどね。でも、ただダラダラと本を読んでいるよりは、はるかに効果が大きいと思います。
大事なことは、この「読まない」「計測する」「記録する」というのは、どれも一切の「修行」が不要だ、ということです。しかも、多分おそらく、この手法を導入した、その日から効果が出るはずです。だから「誰にでもできる速読法」と、僕は呼んでいるわけです。
この読書録をつけておくと、「今月はあまり読んでいないな、もっと読もう」とかのモチベーションアップにとても効果的なんですね。なので、この(3)記録する ということを、残り二つの「読まない」「計測する」とつなげてやると、少しずつ効果的に読書ができるようになります。
B5サイズのルーズリーフで、罫の細いものだと一頁に36行くらいあります。これを縦3段割りにすると36行×3で片面に108冊分のタイトルが記帳できます。表裏で216冊。まぁ一般的な読書スピードなら1年で一枚で済むはずです。
僕の場合は読書スピードはノートに書きとどめたりはしていませんが、それでも本のタイトルと読了日だけはノートにメモするようにしています。
僕の場合は、読書スピードは書籍の最終頁などに、読了日とともに書き込んでしまうようにしているのですが、たぶん専用のノートなどを用意して、そこに書籍のタイトルと読了した日、平均読書スピードなどを記録していくと、とても効果的だと思います。
他にもまだ「誰にでもできる」簡単なノウハウはあるんですが、それはまた今度。ともあれ、ライターをしていると、資料とか、たくさん読む必要もあるので自分の仕事のノウハウとして捉えております。またシェアできるネタとかあれば書きますね。では。
(twitterからの転載終わり)-----------------------------------
で、ちょうどいいから、そのネタをtwitterの方に書きまして、それをそのままこっちに転載することにしました。権之助さん、どうぞお楽しみください。(笑)
140字制限を活かして、140字ごとに1パラグラフで完成させて、それをつないだだけなので、読み返しもしてなくて、粗々ですけど、そこはご容赦ください。
(以下twitterより転載)------------------------------------
twitterの他に、個人的に随分前からブログというか日記サイトに不定期に日記を書いています。最近は、twitterに書く事が増えたので、そちらの方にはあまり書いてないのですが、書きたいネタはいろいろあります。
なので、「書きたいネタとして、こんなこと、あんなことがありますよ」と項目だけ書いたら、その項目の中で、僕が考案した、「誰にでもすぐにできる速読法」に、読んでくださっている方から「ぜひ書いてください」と要望をいただきました。
ということで、「誰にでもすぐにできる速読法」について、ちょっと書いてみたいと思います。
とは言うものの、これはあくまで僕が独自に思いついたというか、編み出した手法なので、世間一般で話題の「速読法」とは、まったく違います。「速読法」というよりかは、「それ以前にやっておくべきこと」という程度の事かも知れません。
なので、一般的な速読法のように、「心を落ち着かせて」とか、「目の動きを速くして」とか、そういう訓練的な要素についてはまったく関係ない部分の話だけをします。そのあたりは、訓練も何も僕自身がやってないので、言及のしようもないですし。
で、僕が伝えたいのは、そういう「訓練をする」前に、やっておいた方がいいし、やるべきでしょ?という要素です。それは、大きく3つ。
(1)読まない
(2)計測する
(3)記録する
です。
順番に説明していきます。
●(1)読まない
まず速読と言っても、読みたくない本や、読む必要のない本なら、読んでもしょうがないんですね。だから、「こんな本読んでもしょうがねーよなぁ」という本を読まずに、その時間を有益な本を読む時間に割り当てる、という事が大事だと思います。
とは言うものの、この「何を読むべきか」というのはものすごく難しくて、こんな事は「誰にでも出来る速読法」にはなりません。で、そんな難しい事を解決する方法も、僕は編み出せません。
しかし、同じ一冊の本を読んでいる時間でも、集中して読める時と、集中して読めない時、というのはあるんですね。この時は同じ本でありながら、読書スピードがかなり違っています。
読書以外にやるべき事があるのに読書している、なんて言うときは、その「やるべきこと」を済ませてから読んだ方が、読書に集中できて、うんと速く読めます。考えたら当たり前のことなんですが、意外にこれをやっていません。
同じ行を何度も読んでしまう時とかないですか? 僕は時折あります。で、こういう時間は、本当にムダだから、まず、こういう「読書スピードが落ちている時間」を削ります。つまり「読まない」ということです。
体感速度で言えば、「同じところを何度も読む」ような時の読書スピードなんて、1分あたり、200字も行ってないと思います。そういう、ムダな時間を、まず真っ先に削るべきなんですね。
●(2)計測する
という事で、いま「1分あたり200字も行ってない」という表現をしましたが、この、自分の読書スピードを知るということが、(2)計測する という項目の意味です。
速読、速読と言いますが、果たしていったい自分がどの程度のスピードで読んでいるか把握してるでしょうか? こういうものは、実際に計測してみないと、全然わからないものなんですよ。
ということで、2)計測する という意味で、僕はストップウォッチで時間を計りながら読む、ということを最近始めました。これをすると、少なくとも「つい同じ行を二度読みする」というようなムダはしなくなります。
「計測しているんだ」「いま時間を計っているんだ」というプレッシャーがあるので、それだけで、けっこう速度はあがります。とくに何の練習も訓練も必要ないです。ただ読書をするたびに、ストップウォッチで時間を計ればいい。それだけです。
これで(1)読まない (2)計測する という2点について説明しましたが、人によって、この2点だけで、倍近いスピードアップが図れることは多いと思います。1分間に500字しか読めなかった人が1000字読めるようになる、程度の事は簡単に実現すると思います。
雑誌の編集者さんのように、もともと集中して文字を読むことをなりわいにされてる方の場合は、「もともと2000字/分ですよ。」なんて方もおられるでしょうし、そういう人には役立たないのですけれどもね。
でも、一般的な読書スピードは、600~700字/分程度だそうですので、この「読まない」「計測する」という2点だけで倍近いスピードになるのは、そう難しくはないということです。
速度が倍になれば、単純計算で、年100冊読んでいた人が200冊読めることになります。いやまぁ、それは「大量読書」のノウハウが別に必要なので、そう簡単ではないと思いますが、まぁムダな時間は減らせるということです。
念のために書いておくと、読書スピードの計測をするためには、書籍の文字数も数えておかないとダメです。一行に何字あって、一頁が何行かを数えて、ページ数で掛けます。それが全文字数ですから、それを何分で読んだのか?から1分あたりに読んだ文字数を控えておきます。
この「控えておく」というのが、次の(3)記録する の部分です。
●(3)記録する
ストップウォッチをつけながら一冊本を読んだら、必ず読書スピードがわかるわけですから、それをノートに記録していくわけです。この「読書記録」がまた、大変効果が高いのです。
とは言うものの、本当の速読は、多分、2000字/分を越えたところから始まるのでしょうから、こんな事は入り口にしか過ぎないのだろうという気はしますけどね。でも、ただダラダラと本を読んでいるよりは、はるかに効果が大きいと思います。
大事なことは、この「読まない」「計測する」「記録する」というのは、どれも一切の「修行」が不要だ、ということです。しかも、多分おそらく、この手法を導入した、その日から効果が出るはずです。だから「誰にでもできる速読法」と、僕は呼んでいるわけです。
この読書録をつけておくと、「今月はあまり読んでいないな、もっと読もう」とかのモチベーションアップにとても効果的なんですね。なので、この(3)記録する ということを、残り二つの「読まない」「計測する」とつなげてやると、少しずつ効果的に読書ができるようになります。
B5サイズのルーズリーフで、罫の細いものだと一頁に36行くらいあります。これを縦3段割りにすると36行×3で片面に108冊分のタイトルが記帳できます。表裏で216冊。まぁ一般的な読書スピードなら1年で一枚で済むはずです。
僕の場合は読書スピードはノートに書きとどめたりはしていませんが、それでも本のタイトルと読了日だけはノートにメモするようにしています。
僕の場合は、読書スピードは書籍の最終頁などに、読了日とともに書き込んでしまうようにしているのですが、たぶん専用のノートなどを用意して、そこに書籍のタイトルと読了した日、平均読書スピードなどを記録していくと、とても効果的だと思います。
他にもまだ「誰にでもできる」簡単なノウハウはあるんですが、それはまた今度。ともあれ、ライターをしていると、資料とか、たくさん読む必要もあるので自分の仕事のノウハウとして捉えております。またシェアできるネタとかあれば書きますね。では。
(twitterからの転載終わり)-----------------------------------
アウトプット量はけっこう一定なのかもなぁ。
2010年4月27日コメント (2)えー、いろいろ書きたいなぁと思っていることはあるんですが、なかなかこちらに書けずにおりますな。
というのも、twitterでいろいろ書くようになってきたからであります。まぁ向こうは本名でやってるので、大まじめに仕事の話とかが多いので、こっちとは全然違うんですけど。
自転車で花見に行った話とか書きたいんですけどねぇ。大阪市を走る国道43号線、あるいは此花大橋みたいな「自動車専用道路」にしか見えない車道の下を走る、「自転車道」の話とか。
あるいは、このひと月で読んだ本の話とか。「未妊」「もしドラ」「暴走検察」あたりは、けっこう面白かったし。今年に入ってから40冊くらい読んでて、他にも紹介したい本はいろいろあるんですが。あ、「誰にでも、今日からすぐ出来る『速読法』」なんてのも僕なりに独自に発見したのだった。それも紹介したいんだけど。
まぁ、ネタはたくさんたくさんあるんですが、やっぱりアウトプット量はけっこう一定なのか、大まじめなネタを書いたら、そういう小ネタを書く気になかなかなれんかったりする。
不思議なもんです。
まぁまたいずれ。
というのも、twitterでいろいろ書くようになってきたからであります。まぁ向こうは本名でやってるので、大まじめに仕事の話とかが多いので、こっちとは全然違うんですけど。
自転車で花見に行った話とか書きたいんですけどねぇ。大阪市を走る国道43号線、あるいは此花大橋みたいな「自動車専用道路」にしか見えない車道の下を走る、「自転車道」の話とか。
あるいは、このひと月で読んだ本の話とか。「未妊」「もしドラ」「暴走検察」あたりは、けっこう面白かったし。今年に入ってから40冊くらい読んでて、他にも紹介したい本はいろいろあるんですが。あ、「誰にでも、今日からすぐ出来る『速読法』」なんてのも僕なりに独自に発見したのだった。それも紹介したいんだけど。
まぁ、ネタはたくさんたくさんあるんですが、やっぱりアウトプット量はけっこう一定なのか、大まじめなネタを書いたら、そういう小ネタを書く気になかなかなれんかったりする。
不思議なもんです。
まぁまたいずれ。
iPhone生活一ヶ月。
2010年4月20日正確には、まだ一ヶ月は経ってないんですがね。
でも、iPhoneは、なかなかに便利ですなぁ。感心してしまう。
「iPhone生活一週間」の時にも書きましたが、昔palmという機械を使ってた事があったので、その時の感覚がすごく蘇ってきて、実に楽しいのであります。
が。
しかし、どうにも、スケジューラーはあきませんなぁ。あ、Todoもダメかな? やっぱり紙の手帳やノートでやってたことをデジタル化すると、かなり勘が狂うというか、よろしくないです。
なので、実は今日からスケジュールに関しては紙の手帳に戻したのであります。というか併用ですかね?ベーシックなところは紙の手帳を使うのだけども、iPhoneの予定表も補足的に使う、という感じです。
ちょっとしたメモに単語帳を使ってるという話を書きましたが、やっぱり僕は、自分の手書きの文字の「勢い」とかを、けっこうビジュアルで覚えていて、なおかつメモした時の筆の動きというか、そういう感覚までひっくるめて体が覚えているという感覚があって、そういう「感覚」を使って、いろいろ判断してたんだなぁということを、iPhoneの予定表などを使ってると、しみじみと感じてしまうのですよ。
デジタルなフォントになると、そういう「感覚」の部分が全部すっ飛んでしまいますので、どうにも予定表を見ていても「ピン」と来ないんですな。
この間も、iPhoneのスケジューラーを見ていたら、同じ予定を4月と5月の両方に入れてたりしてるんですね。ページをめくったのを忘れて、そのまま入力してしまってたんですわ。
で、そういうちょっとした入力ミスがけっこうあったりするんですが、それになかなか気づかなかったりするんですね。デジタルフォントだと、どうもそうなってしまう感じがあります。
紙の手帳の場合、僕は予定はシャープペンシルで書いておいて、実際に実行したかどうかを、後から日記的にボールペンで上書きするというような事をしてるんですけど、そういう「確定」の感覚が、デジタルには少ないっていうのも、ちょっとイヤな感じ。デジタルだと修正訂正はずっとできてしまうので、どうにも現在・過去・未来の切り分けが、感覚的にできなくなってしまうんですね。
まぁ、スケジュールを例の書きましたけど、概ね、何事も全部、そういう感じはつきまといますな。
大事なことは手書きでやって、どうでも良いことを手早く済ませてしまうのに、デジタルを活用する、という感覚が一番近いかも。
--------------------
とは言うものの、じゃあ、iPhoneが「使えない」という訳ではありませんでね。これはまぁしかし、本当に、驚くほどに便利ですなぁ。いやほんま。こんなに便利とは思わなかった。
回りで、前々から使ってる人は多くて、僕がこういうデジタルガジェットがけっこう好きだという事を知ってる人は、良く勧めてくれてたんですよ。
「どうですかシゲさん、ほら!」とかいろいろ喜んで教えてくれるわけです。
ある若いデザイナー君なんかは、3GSになった時でしたか? キーボードが横打ちが出来るようになったとか見せてくれて「文章とかもけっこう書けますよ。」とか言ってくれてたわけです。
「あー、でも、ブラインドタッチができるわけでもないし、僕はいらんわ。」とか言ってたんですがね。
でも、ある日、iPhoneの「フリック入力」を見て、僕の気持は大きく変わったわけです。「あ、こら便利や!」と気づいた。
ようは携帯の文字入力方式の拡張版なんですけど、文字ボタンにタッチしたあとに上下左右どこにスライドさせるかで、あかさたなはまやらわ、各行の母音を変えられる、という入力方式なんですわ。「あ」の文字を打った後、すぐ左にスライドさせると「い」となり、上にスライドさせると「う」に、右にスライドさせると「え」、下で「お」となるわけです。
これだと、確実にひらかなを特定できるんですよね。こういうモバイル機器の入力っていうのは、「確実性」っていうのがかなり重要なんですよね。ちょっとした合間の時間で書き込まないといけないから、「間違いの修正」とかは、入力が完結しないので、とにかく避けないと実用的ではないんですな。
ということで、「フリック入力。こりゃいいわ。」とiPhoneを買って、まず最初に練習。
それから、前々から噂に聞いていたgoogleの音声認識アプリを導入。
これ、ようはgoogleの検索を声でできる、というものなんですがね、意外に正確で、かなり使える。これも真っ先に導入。
まぁ、概ね、この二つの入力方式で、iPhoneは、すぐに使える道具になってくれたわけです。いやー、ほんまに便利。
ちゅうことで、先日花見があった時も、みんなで持ち込んだギターやらウクレレやらで歌ったりしてたんですが、残念な事に「あの曲が歌いたいよー」というリクエストに、歌詞とかギターのコードとかが分からない。
で、誰かが「iPhoneで、歌手名+曲名+楽譜のキーワード検索してくれ!」という声が上がりまして、音声認識で検索したら、すぐにパッと出てきて弾くことができたわけです。
で、その時横を見ると、僕に「横打ち式のキーボードが使えるようになったんですよ!」と教えてくれた彼が、やっぱり横打ちで、歌手名+曲名+楽譜のキーワードを入力しようとして、間に合ってなかった事を発見。
うーん。導入1年の彼より、導入1か月の僕の方が使いこなせてるやん!と思ったわけですが、まぁ、このあたり、palmからずっとPDAを使い続けてきた経験の差かも知れませんなぁ。
やっぱり「PDAでは、何が実用的か?」というあたりの鼻が利くんですね。
で、だからやっぱり、スケジュールは紙の方がいいって言うのも、多分これは、けっこう正解なんだと思います。
いやまぁ、もう昔から、スケジュールはネットのサーバーなどに上げておくのが良いのだ!と思い続けて来た人なので、Googleカレンダーなんかと手軽に同期できるiPhoneの各種スケジューラは、実に素晴らしいと思うんですけどね。
でも、それも使い方ですわね。
とりあえず、上手に併用していきたいなと、しみじみ思います。
iPhoneには、他にもGPS機能はあるし、カメラもあるし、そういう性能をうまく生かした、すごく便利なアプリも満載で、それもいろいろ使ってるんですけどね。
まぁ、それはそれ。
で、これは、これ。
紙もデジタルも、うまく上手に使いこなしたいものであります。
はい。
でも、iPhoneは、なかなかに便利ですなぁ。感心してしまう。
「iPhone生活一週間」の時にも書きましたが、昔palmという機械を使ってた事があったので、その時の感覚がすごく蘇ってきて、実に楽しいのであります。
が。
しかし、どうにも、スケジューラーはあきませんなぁ。あ、Todoもダメかな? やっぱり紙の手帳やノートでやってたことをデジタル化すると、かなり勘が狂うというか、よろしくないです。
なので、実は今日からスケジュールに関しては紙の手帳に戻したのであります。というか併用ですかね?ベーシックなところは紙の手帳を使うのだけども、iPhoneの予定表も補足的に使う、という感じです。
ちょっとしたメモに単語帳を使ってるという話を書きましたが、やっぱり僕は、自分の手書きの文字の「勢い」とかを、けっこうビジュアルで覚えていて、なおかつメモした時の筆の動きというか、そういう感覚までひっくるめて体が覚えているという感覚があって、そういう「感覚」を使って、いろいろ判断してたんだなぁということを、iPhoneの予定表などを使ってると、しみじみと感じてしまうのですよ。
デジタルなフォントになると、そういう「感覚」の部分が全部すっ飛んでしまいますので、どうにも予定表を見ていても「ピン」と来ないんですな。
この間も、iPhoneのスケジューラーを見ていたら、同じ予定を4月と5月の両方に入れてたりしてるんですね。ページをめくったのを忘れて、そのまま入力してしまってたんですわ。
で、そういうちょっとした入力ミスがけっこうあったりするんですが、それになかなか気づかなかったりするんですね。デジタルフォントだと、どうもそうなってしまう感じがあります。
紙の手帳の場合、僕は予定はシャープペンシルで書いておいて、実際に実行したかどうかを、後から日記的にボールペンで上書きするというような事をしてるんですけど、そういう「確定」の感覚が、デジタルには少ないっていうのも、ちょっとイヤな感じ。デジタルだと修正訂正はずっとできてしまうので、どうにも現在・過去・未来の切り分けが、感覚的にできなくなってしまうんですね。
まぁ、スケジュールを例の書きましたけど、概ね、何事も全部、そういう感じはつきまといますな。
大事なことは手書きでやって、どうでも良いことを手早く済ませてしまうのに、デジタルを活用する、という感覚が一番近いかも。
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とは言うものの、じゃあ、iPhoneが「使えない」という訳ではありませんでね。これはまぁしかし、本当に、驚くほどに便利ですなぁ。いやほんま。こんなに便利とは思わなかった。
回りで、前々から使ってる人は多くて、僕がこういうデジタルガジェットがけっこう好きだという事を知ってる人は、良く勧めてくれてたんですよ。
「どうですかシゲさん、ほら!」とかいろいろ喜んで教えてくれるわけです。
ある若いデザイナー君なんかは、3GSになった時でしたか? キーボードが横打ちが出来るようになったとか見せてくれて「文章とかもけっこう書けますよ。」とか言ってくれてたわけです。
「あー、でも、ブラインドタッチができるわけでもないし、僕はいらんわ。」とか言ってたんですがね。
でも、ある日、iPhoneの「フリック入力」を見て、僕の気持は大きく変わったわけです。「あ、こら便利や!」と気づいた。
ようは携帯の文字入力方式の拡張版なんですけど、文字ボタンにタッチしたあとに上下左右どこにスライドさせるかで、あかさたなはまやらわ、各行の母音を変えられる、という入力方式なんですわ。「あ」の文字を打った後、すぐ左にスライドさせると「い」となり、上にスライドさせると「う」に、右にスライドさせると「え」、下で「お」となるわけです。
これだと、確実にひらかなを特定できるんですよね。こういうモバイル機器の入力っていうのは、「確実性」っていうのがかなり重要なんですよね。ちょっとした合間の時間で書き込まないといけないから、「間違いの修正」とかは、入力が完結しないので、とにかく避けないと実用的ではないんですな。
ということで、「フリック入力。こりゃいいわ。」とiPhoneを買って、まず最初に練習。
それから、前々から噂に聞いていたgoogleの音声認識アプリを導入。
これ、ようはgoogleの検索を声でできる、というものなんですがね、意外に正確で、かなり使える。これも真っ先に導入。
まぁ、概ね、この二つの入力方式で、iPhoneは、すぐに使える道具になってくれたわけです。いやー、ほんまに便利。
ちゅうことで、先日花見があった時も、みんなで持ち込んだギターやらウクレレやらで歌ったりしてたんですが、残念な事に「あの曲が歌いたいよー」というリクエストに、歌詞とかギターのコードとかが分からない。
で、誰かが「iPhoneで、歌手名+曲名+楽譜のキーワード検索してくれ!」という声が上がりまして、音声認識で検索したら、すぐにパッと出てきて弾くことができたわけです。
で、その時横を見ると、僕に「横打ち式のキーボードが使えるようになったんですよ!」と教えてくれた彼が、やっぱり横打ちで、歌手名+曲名+楽譜のキーワードを入力しようとして、間に合ってなかった事を発見。
うーん。導入1年の彼より、導入1か月の僕の方が使いこなせてるやん!と思ったわけですが、まぁ、このあたり、palmからずっとPDAを使い続けてきた経験の差かも知れませんなぁ。
やっぱり「PDAでは、何が実用的か?」というあたりの鼻が利くんですね。
で、だからやっぱり、スケジュールは紙の方がいいって言うのも、多分これは、けっこう正解なんだと思います。
いやまぁ、もう昔から、スケジュールはネットのサーバーなどに上げておくのが良いのだ!と思い続けて来た人なので、Googleカレンダーなんかと手軽に同期できるiPhoneの各種スケジューラは、実に素晴らしいと思うんですけどね。
でも、それも使い方ですわね。
とりあえず、上手に併用していきたいなと、しみじみ思います。
iPhoneには、他にもGPS機能はあるし、カメラもあるし、そういう性能をうまく生かした、すごく便利なアプリも満載で、それもいろいろ使ってるんですけどね。
まぁ、それはそれ。
で、これは、これ。
紙もデジタルも、うまく上手に使いこなしたいものであります。
はい。
単語帳(1穴リング・カード式)は、最小のバインダーノート。
2010年4月1日 ●ノート・文具 コメント (1)
みなさん、「メモ」をどうやって取っておられます?
とくに、街なかを歩いてる時や、混んだ電車の中で思いついたアイディアとか。
ノートどころか、システム手帳でも取り出しにくいというような時。
僕は、これを長年、名刺サイズの紙のカードでやってたんですよ。
このあたりの話は、前にも書きました。
●みんな冬に手帳を買ってるけど、夏の事も考えてる? 名刺サイズのカードなら夏場も乗り越えますぞ。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200910271206547657/
出先でのちょっとしたメモに、Yシャツなどの胸ポケットにも入る名刺サイズのカードが、けっこう便利っちゅう話でした。
で、このあたりの「歩きながらのメモ」については、最近では「携帯を使って、自分宛にメールしてます。」という人も多いんですね。うむ。それはそれで良いやり方です。
でも、僕の場合は、やっぱり紙でメモしないとヤダなぁと思ってたりするのです。
なんで、紙でないといけないのか?というと、
●文字の「勢い」に感情が表現されている。
●書いた途端に「見える化」処理がされている。
の二点なんですね。
アイディアというのは、思いついた時の、「気持ちのノリ」こそが重要で、それを忘れないようにすることが大事なんですね。表面上の言葉だけをみると、「どこにでもあるアイディアじゃん!」てなことになったりするんです。
でも、そうではなくて、「こんな事がしたい!」というようなモチベーションがあって、そのアイディアは生まれたわけですから、言葉になっていない部分の「気持ちのノリ」の方を思い出す事も、かなり重要なわけです。何故、そういうアイディアを思いついて、やってみようと考えたのか? その必然性の方が重要な事もあるわけです。
だから、メモは手書きでないと、そこが拾えなくなっちゃうんですね。デジタルな文字になっちゃうと、「筆の勢い」まではわからないので、「自分のノリ」がどんなだったかを思い出せないんですね。
とくに、この特性は、「書いたものを貼る」というような事をすると、如実に感じられます。
自分の字というのは、もう長年見続けているわけだから、落ち着いて書いたか、興奮して書いたかとか、筆致として体に入っているわけです。
だから、手書きのメモを身の回りに貼っておくと、そのメモした時の気分や感情まで思い出せるのでモチベーションの維持には、それなりの効果があるわけです。
●「文字」としてより「ビジュアル」として意味がある。
ということです。
なので、手書きのメモが大切なんですが、でも、この名刺カードには、その「特性」を活かせなくなる欠点がひとつあるんですね。
それは、
●閲覧に不便
という事なんです。
名刺サイズのカードをずっと使っていると、カードボックスに放りこんだり、ダブルクリップで留めたりして、「重ねて保管」することが増えるわけです。
ところが、このカードという奴を「重ねて」しまうと、とたんに、肝心の「手書き文字」が見れなくなっちゃうんですね。これが辛い。
見ないと忘れてしまうんですよ。意識に残らない。だからせっかくのカードも死蔵されてしまう、という事になるんですね。
この欠点を、なんとか克服する改善案はないものか?といろいろ悩みまして、名刺サイズのカードを、クリアブックという、手帳型の透明ポケットに収めて、本のようにページめくりをしてみたりしたんです。
クリアブックっていうのは、これ。
●コレクト・クリアブック
http://www.correct.co.jp/06cat/ip/ct_17.html
あるいは、このページに掲載した、写真にあるような「名刺整理ホルダー」みたいなものを使って、カードの一覧化ツールに使ったりもしてました。
まぁ、「名刺」というサイズは、定型サイズなので、こういうツールが揃っていて、それはそれで便利と言えば便利ですし、まぁそこそこ使えるアイディアではあるんですけど、それでも、どうにもイマイチ、ピンと来なかったところも多々あるわけです。
というのは、だいたい、いちいちホルダとかクリアブックに入れる、という段階で間違ってる気がしてしょうがないわけです。カードの便利なところは、廃棄・分類/グルーピング・順序の入れ替え(順位付け)が気軽にできる、ということだし、しかも、カードに書かれた情報を見ていて、ハッと気付いたことを書き加えたり、また新たなカードにしたり、ということができるところなわけです。
そういうカードの便利な要素が、ホルダーやクリアブックに入れることで、けっこう阻害されちゃうんですね。
おしい。
なので、まぁ、カードケースというのはカード使いにおいては、普通の使い方だし、ジョッターとかの存在も有名だしと、普段の持ち歩きでは、ごく普通に、前の書き込みでも紹介した「持ち歩き用カードケース」をしぶしぶ使ってたわけなんです。
でそんな事の矛盾を感じつつ、ふと文具店に出かけたら、この1穴のリング式「単語帳」が、やたらと目につきまして、
「ありゃ?もしかしたら、これでメモしたら、そういう問題がか~なり解決するんじゃないの?」
とか思いついたというわけ。ものは試しとやってみたんですよ。
そしたらこれが、大ヒット!
いやー、ほんとにね、仕組みがシンプルなだけに、実に使いやすい。
閲覧も、差し替えも、廃棄も、グルーピングも、歩きながらの書き込みも、全部オーケー。
それにカード特有の「広い机に広げて一覧する」というのもやろうと思えば簡単にできるし、言うことなしなんですね。
それに、市販の単語カードの場合、表紙・裏表紙用に、同サイズの厚紙もついてますから、カードの保護にもなって、単語カードの束を、そのままポケットに入れて持ち歩くのも簡単なんです。
とても気に入ったので「こりゃいいや!」とばかりに、とりあえず10冊ほど購入してストック。
カードを単体にバラして、自宅や事務所の机の上においてあるカードボックスにも白紙の束をほおりこみました。で、何かあれば、とにかく「1穴」の名刺カードにメモするというスタイルになりました。
それ以外にも、リングをつけたまま、とりあえず机の上やパソコンの横、あるいは寝床の枕元なんかにも、カード束として置いておくのも良い感じです。ちょっとメモしたい時にサッとメモできて、で、それをすぐに、いつも持ち歩いているカード束にまとめられます。
電車の中とか、打合せの合間とか、そういうちょっとした空き時間に、パラパラとめくって、順序づけしたりグルーピングしたりできるし、リングでひとつにまとめられてるので、すぐにそのままポケットに戻すこともできて、実に良いのです。
実際、この単語カードを使って感じるのは、1穴リング式の単語カードは、本当に最小の「バインダーノート」なんだなぁということです。
小さな小さな、最小の機能に絞った、ミニミニ・リングバインダーノートと言えます。当然リングですから、例のごとく「半分折り」で使える。小さくて可愛いメモノート、ということなんです。
実際、穴の数が、たったの1穴ですから、カードの付けはずしの手間も最小なんです。何穴もあるバインダーだと、それぞれの穴にリングの先を通すだけ手間がかかってしまうんですが、1穴だと、その手間が最小なんですよね。
本当に電車の中でも順序の入れ替えがストレスなくできます。
普通のバインダーノートでは、電車の中でのリフィルの差し替えはさすがにしんどいんですからね。いくら小さなバインダー手帳であったとしても、電車の中で、立ったままリフィルの入れ替えは、ちょっとしたくない。でも、単語カードなら、そう難しくはないんです。手の中で自在に組み替えができてしまう。
つまり、
●1穴リング式単語帳、持ち歩きメモとして最強!
という結論なのでありますよ。
ということで、単語帳が、いまや最上のメモ帳になっておる私なのですが、でもなぁ、iPhone買っちゃったからなぁ。
iPhoneでメモを取る、というのも、これまた、かなり便利でありまして、もしかしたら、単語帳でやってることが、そのまま大半iPhoneで置き換えできちゃうかも?とかも思って、いまかなりいろいろ工夫中なのであります。everenoteとか便利だしなぁ。
うーむ。なかなかに難しい。
まぁ、このあたりも、またそのうち、ご紹介しますです。
てなことで。
とくに、街なかを歩いてる時や、混んだ電車の中で思いついたアイディアとか。
ノートどころか、システム手帳でも取り出しにくいというような時。
僕は、これを長年、名刺サイズの紙のカードでやってたんですよ。
このあたりの話は、前にも書きました。
●みんな冬に手帳を買ってるけど、夏の事も考えてる? 名刺サイズのカードなら夏場も乗り越えますぞ。
http://hitoyomi.diarynote.jp/200910271206547657/
出先でのちょっとしたメモに、Yシャツなどの胸ポケットにも入る名刺サイズのカードが、けっこう便利っちゅう話でした。
で、このあたりの「歩きながらのメモ」については、最近では「携帯を使って、自分宛にメールしてます。」という人も多いんですね。うむ。それはそれで良いやり方です。
でも、僕の場合は、やっぱり紙でメモしないとヤダなぁと思ってたりするのです。
なんで、紙でないといけないのか?というと、
●文字の「勢い」に感情が表現されている。
●書いた途端に「見える化」処理がされている。
の二点なんですね。
アイディアというのは、思いついた時の、「気持ちのノリ」こそが重要で、それを忘れないようにすることが大事なんですね。表面上の言葉だけをみると、「どこにでもあるアイディアじゃん!」てなことになったりするんです。
でも、そうではなくて、「こんな事がしたい!」というようなモチベーションがあって、そのアイディアは生まれたわけですから、言葉になっていない部分の「気持ちのノリ」の方を思い出す事も、かなり重要なわけです。何故、そういうアイディアを思いついて、やってみようと考えたのか? その必然性の方が重要な事もあるわけです。
だから、メモは手書きでないと、そこが拾えなくなっちゃうんですね。デジタルな文字になっちゃうと、「筆の勢い」まではわからないので、「自分のノリ」がどんなだったかを思い出せないんですね。
とくに、この特性は、「書いたものを貼る」というような事をすると、如実に感じられます。
自分の字というのは、もう長年見続けているわけだから、落ち着いて書いたか、興奮して書いたかとか、筆致として体に入っているわけです。
だから、手書きのメモを身の回りに貼っておくと、そのメモした時の気分や感情まで思い出せるのでモチベーションの維持には、それなりの効果があるわけです。
●「文字」としてより「ビジュアル」として意味がある。
ということです。
なので、手書きのメモが大切なんですが、でも、この名刺カードには、その「特性」を活かせなくなる欠点がひとつあるんですね。
それは、
●閲覧に不便
という事なんです。
名刺サイズのカードをずっと使っていると、カードボックスに放りこんだり、ダブルクリップで留めたりして、「重ねて保管」することが増えるわけです。
ところが、このカードという奴を「重ねて」しまうと、とたんに、肝心の「手書き文字」が見れなくなっちゃうんですね。これが辛い。
見ないと忘れてしまうんですよ。意識に残らない。だからせっかくのカードも死蔵されてしまう、という事になるんですね。
この欠点を、なんとか克服する改善案はないものか?といろいろ悩みまして、名刺サイズのカードを、クリアブックという、手帳型の透明ポケットに収めて、本のようにページめくりをしてみたりしたんです。
クリアブックっていうのは、これ。
●コレクト・クリアブック
http://www.correct.co.jp/06cat/ip/ct_17.html
あるいは、このページに掲載した、写真にあるような「名刺整理ホルダー」みたいなものを使って、カードの一覧化ツールに使ったりもしてました。
まぁ、「名刺」というサイズは、定型サイズなので、こういうツールが揃っていて、それはそれで便利と言えば便利ですし、まぁそこそこ使えるアイディアではあるんですけど、それでも、どうにもイマイチ、ピンと来なかったところも多々あるわけです。
というのは、だいたい、いちいちホルダとかクリアブックに入れる、という段階で間違ってる気がしてしょうがないわけです。カードの便利なところは、廃棄・分類/グルーピング・順序の入れ替え(順位付け)が気軽にできる、ということだし、しかも、カードに書かれた情報を見ていて、ハッと気付いたことを書き加えたり、また新たなカードにしたり、ということができるところなわけです。
そういうカードの便利な要素が、ホルダーやクリアブックに入れることで、けっこう阻害されちゃうんですね。
おしい。
なので、まぁ、カードケースというのはカード使いにおいては、普通の使い方だし、ジョッターとかの存在も有名だしと、普段の持ち歩きでは、ごく普通に、前の書き込みでも紹介した「持ち歩き用カードケース」をしぶしぶ使ってたわけなんです。
でそんな事の矛盾を感じつつ、ふと文具店に出かけたら、この1穴のリング式「単語帳」が、やたらと目につきまして、
「ありゃ?もしかしたら、これでメモしたら、そういう問題がか~なり解決するんじゃないの?」
とか思いついたというわけ。ものは試しとやってみたんですよ。
そしたらこれが、大ヒット!
いやー、ほんとにね、仕組みがシンプルなだけに、実に使いやすい。
閲覧も、差し替えも、廃棄も、グルーピングも、歩きながらの書き込みも、全部オーケー。
それにカード特有の「広い机に広げて一覧する」というのもやろうと思えば簡単にできるし、言うことなしなんですね。
それに、市販の単語カードの場合、表紙・裏表紙用に、同サイズの厚紙もついてますから、カードの保護にもなって、単語カードの束を、そのままポケットに入れて持ち歩くのも簡単なんです。
とても気に入ったので「こりゃいいや!」とばかりに、とりあえず10冊ほど購入してストック。
カードを単体にバラして、自宅や事務所の机の上においてあるカードボックスにも白紙の束をほおりこみました。で、何かあれば、とにかく「1穴」の名刺カードにメモするというスタイルになりました。
それ以外にも、リングをつけたまま、とりあえず机の上やパソコンの横、あるいは寝床の枕元なんかにも、カード束として置いておくのも良い感じです。ちょっとメモしたい時にサッとメモできて、で、それをすぐに、いつも持ち歩いているカード束にまとめられます。
電車の中とか、打合せの合間とか、そういうちょっとした空き時間に、パラパラとめくって、順序づけしたりグルーピングしたりできるし、リングでひとつにまとめられてるので、すぐにそのままポケットに戻すこともできて、実に良いのです。
実際、この単語カードを使って感じるのは、1穴リング式の単語カードは、本当に最小の「バインダーノート」なんだなぁということです。
小さな小さな、最小の機能に絞った、ミニミニ・リングバインダーノートと言えます。当然リングですから、例のごとく「半分折り」で使える。小さくて可愛いメモノート、ということなんです。
実際、穴の数が、たったの1穴ですから、カードの付けはずしの手間も最小なんです。何穴もあるバインダーだと、それぞれの穴にリングの先を通すだけ手間がかかってしまうんですが、1穴だと、その手間が最小なんですよね。
本当に電車の中でも順序の入れ替えがストレスなくできます。
普通のバインダーノートでは、電車の中でのリフィルの差し替えはさすがにしんどいんですからね。いくら小さなバインダー手帳であったとしても、電車の中で、立ったままリフィルの入れ替えは、ちょっとしたくない。でも、単語カードなら、そう難しくはないんです。手の中で自在に組み替えができてしまう。
つまり、
●1穴リング式単語帳、持ち歩きメモとして最強!
という結論なのでありますよ。
ということで、単語帳が、いまや最上のメモ帳になっておる私なのですが、でもなぁ、iPhone買っちゃったからなぁ。
iPhoneでメモを取る、というのも、これまた、かなり便利でありまして、もしかしたら、単語帳でやってることが、そのまま大半iPhoneで置き換えできちゃうかも?とかも思って、いまかなりいろいろ工夫中なのであります。everenoteとか便利だしなぁ。
うーむ。なかなかに難しい。
まぁ、このあたりも、またそのうち、ご紹介しますです。
てなことで。