ジャーナリストの黒木昭雄さんがなくなられました。
警察の誤認捜査などを徹底追求されていた方で、僕はあまり積極的に黒木さんの事を追いかけていた訳ではないですが、ツイッターでフォローだけはしてたのです。
ほかにもいろいろジャーナリストの方をツイッターでフォローしてるのですが、みなさん一様に「そんなバカな」「信じられない」という反応で、人によってはやはり「殺されたのではないか?」という憶測を語る人もいます。
とりあえず、記事はこれ。
(引用開始)-----------------------------
黒木昭雄さん自殺か 元警察官でジャーナリスト
2010年11月2日 19時06分
2日午前11時10分ごろ、千葉県市原市今富の寺の敷地内で、元警察官でジャーナリストの黒木昭雄さん(52)=市原市郡本=が乗用車内で死亡しているのを黒木さんの息子が発見、119番した。市原署は、車内に燃えた練炭があったことから自殺とみて動機を調べている。
市原署や消防によると、黒木さんは助手席に横たわり、救急隊員が現場に着いた時には既に亡くなっていた。練炭は後部座席に置かれていた。
黒木さんの事務所によると、1日に「仕事の打ち合わせに行く」と家族に言い残して外出し、帰宅しなかったという。
黒木さんは元警視庁巡査部長で、警察組織内部の問題や事件、防犯などをテーマに執筆活動していた。
(共同)
(引用終了)-----------------------------
言ったら悪いですけど、黒木さんが追いかけていたのは、地方の警察の不始末という種類のもので、僕自身あまり注視してなかったわけです。
でも、だからこそ、「殺してしまえばおしまい」になってしまう訳です。なんせ千葉でしょ? 司法解剖が義務づけられていないはずですからね。現場検証をした警察が「事件性なし」と言ってしまえば、それですべて闇に葬り去る事ができるんです。
こんなばかなことがあってたまるか、と思うので、法的な仕組みの杜撰さとあわせて、「疑い」は疑いとして、ここに明記しておこうと思います。
かなり疑わしい。だから僕は「警察が殺した」と踏み込んで疑義を強化して書き込んでおきます。権力はつねに監視されねばならない。その仕組みが不備なのだから、いくら「怪しい」と疑われても、警察に潔白を証明する力もないと言うことです。
あやふやな法処理は、つねに権力者に都合の良いように利用される怖れがあります。
だから、こういう場合は「警察がやったに違いない」と疑って責めまくるのが正しいというか、唯一の防護手段なのですよ。
それが見当違いであるなら、そういう見当違いが起こらない仕組みにしてもらうしかないでしょう。
そういうことです。
警察の誤認捜査などを徹底追求されていた方で、僕はあまり積極的に黒木さんの事を追いかけていた訳ではないですが、ツイッターでフォローだけはしてたのです。
ほかにもいろいろジャーナリストの方をツイッターでフォローしてるのですが、みなさん一様に「そんなバカな」「信じられない」という反応で、人によってはやはり「殺されたのではないか?」という憶測を語る人もいます。
とりあえず、記事はこれ。
(引用開始)-----------------------------
黒木昭雄さん自殺か 元警察官でジャーナリスト
2010年11月2日 19時06分
2日午前11時10分ごろ、千葉県市原市今富の寺の敷地内で、元警察官でジャーナリストの黒木昭雄さん(52)=市原市郡本=が乗用車内で死亡しているのを黒木さんの息子が発見、119番した。市原署は、車内に燃えた練炭があったことから自殺とみて動機を調べている。
市原署や消防によると、黒木さんは助手席に横たわり、救急隊員が現場に着いた時には既に亡くなっていた。練炭は後部座席に置かれていた。
黒木さんの事務所によると、1日に「仕事の打ち合わせに行く」と家族に言い残して外出し、帰宅しなかったという。
黒木さんは元警視庁巡査部長で、警察組織内部の問題や事件、防犯などをテーマに執筆活動していた。
(共同)
(引用終了)-----------------------------
言ったら悪いですけど、黒木さんが追いかけていたのは、地方の警察の不始末という種類のもので、僕自身あまり注視してなかったわけです。
でも、だからこそ、「殺してしまえばおしまい」になってしまう訳です。なんせ千葉でしょ? 司法解剖が義務づけられていないはずですからね。現場検証をした警察が「事件性なし」と言ってしまえば、それですべて闇に葬り去る事ができるんです。
こんなばかなことがあってたまるか、と思うので、法的な仕組みの杜撰さとあわせて、「疑い」は疑いとして、ここに明記しておこうと思います。
かなり疑わしい。だから僕は「警察が殺した」と踏み込んで疑義を強化して書き込んでおきます。権力はつねに監視されねばならない。その仕組みが不備なのだから、いくら「怪しい」と疑われても、警察に潔白を証明する力もないと言うことです。
あやふやな法処理は、つねに権力者に都合の良いように利用される怖れがあります。
だから、こういう場合は「警察がやったに違いない」と疑って責めまくるのが正しいというか、唯一の防護手段なのですよ。
それが見当違いであるなら、そういう見当違いが起こらない仕組みにしてもらうしかないでしょう。
そういうことです。
コメント
>こういう場合は「警察がやったに違いない」と疑って責めまくるのが正しいというか、唯一の防護手段なのですよ。
それが見当違いであるなら、そういう見当違いが起こらない仕組みにしてもらうしかないでしょう。
ここ、おっしゃるとおりだと思います。
書き込みありがとうございます。
>いやもう鉄板で消されたんじゃないですか?
いやもう、鉄板で消されたと僕も思います。
多分、「たかが無名ジャーナリストくらい消えても、証拠がなけりゃ、どうにでもなる。」と思ってやったのに違いない。ところが、本当はネット、とくにツイッターではけっこうな有名人で、ツイッターで活躍している江川紹子さんとか岩上安見さんとか、ジャーナリスト仲間とのつながりもある人だから、こうしてまたたくまに、その怪しさが広範囲に伝わってしまったということです。
いままでにも、この手の事件はザラにあったんでしょうし、ザラにジャーナリストが殺されてたんでしょう。
それでも、現場の警官が「事件性なし」と判定すれば、それは殺人事件として扱われないという恐ろしさが、この事件の裏には潜んでいます。こんな野蛮な事は、監察医制度の整った欧米では考えられない事なんですけどね。
ここの日記のつい先日、10月1日分でも紹介しました「なぜ人は砂漠で溺死するのか?」という本にも書かれていたのですが、日本の監察医制度というのは、死体解剖保存法によって都道府県知事によって任命された監察医がすべての異常死体を検案または行政解剖して、その死因を特定しなければならない事になっているんですが、予算その他の都合で、実際に運用されてるのは、東京23区、大阪市、神戸市、横浜市、名古屋市だけなんですよ。
こんな事、本来、地域格差があってはならない事なんですよね。ところが、そういう格差がある。この記事によれば黒木さんは千葉在住だったようですから、行政解剖の有無まで見据えて殺された可能性も高いわけですよ。だから、黒木さんが東京23区に住んでいたら、こういう無惨な事にはなってなかった可能性もあります。
行政とか官僚たちの世界で、もっとも忌むべきは「忖度政治」というのがあって、「上が××を望んでいるだろうから」という忖度で、下の人間が勝手に動くという判断が横行しやすい事なんですね。もしかしたら、そういう程度の低い「忖度」があって、黒木さんが殺されてしまった、なんてことも起こりうるわけです。
(このあたりに「忖度」が何故おきるかというと、官僚機構が実力主義ではなくて年功序列機構だからなんですね。そこがかなり問題なんですが、それはまた別問題なので、またそのうち。)
病院や通院などで、医師に検診を受けていた人が死んだ場合は変死ではないわけですが、それこそ、自宅で風呂で溺死しただけでも、それは「異常死」でありまして、本来は憲法上の「平等の権利」という意味からも、日本国民全員が行政解剖を受ける権利を持っているわけです。
死体というのは医師などによる検死が行われて戸籍から消えてしまうまでは、れっきとした「日本国民」なんですね。ここが、かなり重要な、物の見方なんです。
●検死前の死体は、れっきとした日本国民である。
で、死因の特定というのは、それこそ保険金の授受等に関わりますから、その検死が受けられないというのは、明確に憲法違反なわけですよ。
でも、そういう事が問題視されていないわけです。
現状だと、東京23区や大阪名古屋とか以外の地方都市の人間は、全員、「尊厳ある死」が得られない、ということそのものなんですから。
ここをなんとかしないといけないわけです。
そんなものね、忖度ばっかりやってるような、40才以上の警官の棒給を一律半額とかにすれば、一切なんの問題もなく、監察医を育成して、国民全員がキチンとした権利を受け取れる仕組みができるはずだと僕は思うわけです。
まずそれをしてくれよ、警察。それをしやがれ警察。と思うしかないわけです。
警察は道路交通法も守らずに歩道を白チャリで走ってたりしますし、とにかくあまりに無能で役立たずすぎますからね。
ともあれ行政解剖を全国民が受けられる仕組みをこそ、充実させて欲しいと、心から願いますです。いや、本当に。
亡くなられた方をネタに頓珍漢な記事を書くのはよせ。
blogs.yahoo.co.jp/kuroki_aki/17860690.html
それは、全然意味をなさないのですよ。
「疑わしきは罰せず」を一度でも守らなかったら、権力が暴走したとみなされます。
つまり国民の信頼を失った、という事ですね。
その段階で、全てアウトなんですよ。
それが国家が持つ重い責任という事です。
たとえ、事実がどうであれ、疑わしい出来事が多過ぎたら、公権力は信頼を失う。
だから疑わしい事はずっと疑い続けていなければならない。
これは、国民の側の責任なんです。
亡くなった黒木さんの息子さんが何を言ったとしても、警察、司法の仕組みが変わったわけでもないし、他に山のように怪しい事件がある。
であるなら、それは永遠に徹底追求されなければならないのです。
当然じゃないですか。