マスコミは市民の敵です。意識して徹底して疑いましょう。
マスコミは市民の敵です。意識して徹底して疑いましょう。
前回「政治のことは書かない」としておきながらも、やはりあまりにマスコミの恣意的な報道、捏造としか言いようのない情報「作成」の状況に、これはネット側の意見も知る人間として、少し書いておかないとアカンなぁと「義務」でちょっと書いておきます。

民主党の代表選の事ですが、あまりにマスコミとネット側での支持率が違いすぎるんですね。いくらなんでもこれはひどいなぁと思うので、その事を少し。

ネットで調べた人がいてるので、その画像を貼付けておきますが、それとは別に、僕なりに調べた結果も書いておきます。

まずマスコミ側。

(データ紹介開始)------------------------------
●共同通信 2010/08/28 19:21
菅氏69%、小沢氏15% 民主代表選で緊急世論調査

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●日経新聞社電子版 2010/8/29 21:41
「首相にふさわしい」菅氏73%、小沢氏17% 本社調査

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●読売新聞 2010/8/29
代表ふさわしいのは?菅氏67%・小沢氏14%

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●JNN 2010/9/6
動画: 新代表に菅氏66%、JNN世論調査

(データ紹介終了)------------------------------

という結果を出してます。

しかし、ここで明確にしておきたいのは、



●菅政権の「支持基盤」は、官僚+マスコミ(記者クラブメディア)である。



ということです。
いちいち細かいことは書きませんが、記者クラブに入っている5大紙+それに連なるテレビ局+NHKは、根本的に全員結託して小沢さんが提案している「改革案」が大嫌いです。自分たちの利権が食い荒らされてしまいますので。
だから、菅政権は、官僚+マスコミに支持されて政権維持をしているのです。
(それもまたひとつの政治勢力なので、そういう流れになってしまうのはある意味必然なのです。マスコミは絶対的に菅さんの味方につく、ということです。)

記者クラブメディアというのは、朝日・毎日・読売・日経・産経の5大紙とそれぞれが持つグループのテレビ局、プラスしてNHKのことです。(プラスして文藝春秋と週刊新潮も入ります。)

基本的には、これらの一派は「同じ釜の飯を食っている仲間」です。

さて、ネット側の調査も見てみましょう。

(データ紹介開始)-----------------------------------------
●ライブドア 2010年8月29日 (日)
ライブドアネット調査支持率 小沢氏61.8% ・ 菅首相 38.2%
【民主代表選】菅首相と小沢氏、どちらをより支持する?(公式)
(この質問作成時点・約9500回答で) 菅首相…38.2%・小沢氏…61.8%
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Infoseek 内憂外患アンケート2010年9月3日現在
菅直人首相 185票(5%)
小沢一郎議員 3865票(95%)
棄権する 29票(1%)
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きっこのブログ 2010.08.31
緊急アンケートです!
民主党の代表選、あなたは誰を支持しますか?
1.菅 直人
2.小沢 一郎
3.きっこ
2010年9月3日現在
2667票:菅直人
14680票:小沢一郎
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読売オンライン:みんなのYES/NO
菅氏26%
小沢氏74%
(データ紹介終わり)----------------------------

ネットの側は、小沢さんの圧勝です。あまりに差がありすぎます。

マスコミでも、スポニチのように縛りの少ないところでは、このネットとマスコミの予想の違いを取り上げたりはしてるようです。

(引用開始)--------------------------------------------
菅首相より小沢新首相…サイト調査で圧倒8割
スポニチ
スポニチは公式サイト「スポニチ・アネックス」で緊急アンケートを実施したところ、有権者からの支持では意外にも?小沢氏が圧倒的な強さをみせている。

 スポニチは26日の小沢氏の出馬表明を受け、同日午後4時からアンケートを実施。最終集計では一方的な結果が出た。

 1676人から回答があり、「菅首相と小沢氏のどちらが民主党代表(首相)としてふさわしいと思うか?」の問いに対しては、約80%にあたる1336人が小沢氏。「小沢氏が立候補を表明したことについてどう思うか?」の問いでは約82%の1371人が「出馬した方が良い」とした。
(引用終了)--------------------------------------------

これらのことを見てもわかるように、とにかく、マスコミの側は、「一般市民を操作したい」わけで、とにかく恣意的な調査を行って、それで平気なんですね。

ネットで、実際に新聞社の電話調査を受けた人の話も載っておりましたが、もともとの世論調査のやり方自体にかなりの問題があるわけです。

「小沢一郎氏は政治とカネの問題で、検察に事情聴取を受けましたが、この問題に関してあなたは支持しますか」とかやってるわけです。

たとえば、ある調査を受けた人の話をまとめると、

●日本テレビからの質問内容

「アンケート対象年齢がありますが以下に該当しますか?
女性は20歳代~30歳代まで。
男性は30歳代(うろ覚えですが)~50歳代まで。」

(1)支持政党をお答えください
(2)菅内閣を支持しますか?
(3)総理大臣としてふさわしい人は?
(4)小沢一郎氏は日本の財政を立て直すことができると思いますか?
(5)代表選後に民主党が分裂するようですが、分裂した後も民主党を…


という内容だったようです。

この報告をしてた方は、最後の「代表選後に民主党が分裂するようですが」という前提に腹を立てて、日本テレビに抗議の電話をしたそうですが、まぁようするに、こういう恣意的な質問の仕方をしているということです。分裂するかどうかは分からないし、少なくとも菅さんも小沢さんも民主党の挙党態勢をアピールしているのに、こういう質問内容を立てているわけです。

質問の流れもかなりおかしい。代表選に菅さんと小沢さんが立ちました、「次の」民主党代表にはどちらがふさわしいですか?と聞くなら話もわかりますが、まず「菅内閣を支持しますか?」と聞いた上で、総理大臣としてふさわしい人は誰か?と聞いてます。この設問まで小沢さんの名前は出てきませんから、何も考えてない人は、反射的に「菅さん」と言うだろうし、小沢さんの名前もパッとは出てこない。
しかもその後に小沢さんの名前は出てくるけれども、いきなり日本の財政を立て直すことができると思いますか?と聞いてくる。景気じゃなくて財政ですからねぇ。とにかく、質問項目の立て方自体がものすごく偏ってるわけです。

まぁ、そういう仕組みがあって、「菅支持優位」という数字が出ているのだ、ということを、まずは頭に入れてください。

ネットの書き手として、かなり有名な「きっこ」さんの記事、

民意は小沢支持
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2010/09/post-7bfb.html

も、参考にぜひ読んでいただきたいです。
ぼく自身は、きっこさんという人は、少し感情論に走りがちなので、好きな人ではないのですが、この「民意は小沢支持」という一文には全面的に賛同します。

ようするに、ネットを通じて、自分の意志で情報を取得していくような人たちなら、多くは小沢支持だ、ということです。
「民意は小沢支持」というのは事実でしょう。

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と、ここまでは書きましたが、でも、この間から、僕が政治の事は政治に任せると書いてるのは、実はある意味、あきらめがあるからなのです。

はっきり言って、ここまでひどい情報操作をするなど、とうていまともなジャーナリストとは言えません。でもしかし、「権力者」というのは、そこまでの事をするものなのだ、ということです。

そういう権力者の無茶苦茶さを知らないままに操られてしまう人もまた、僕と同じ国民なのだよな、という嘆きがあるのです。

もちろん、できる限り、知り合いで「騙されている」人には、洗脳を解くように説得はするのですが、そればかりをやってることもできないわけです。
毎日新聞を読んで、それを「正当な情報源」と思って、ネットの情報などゴミための情報で信用ならん、と思っている人も多いわけです。そういう人たちを洗脳から解こうとしたら、日常生活において、ギスギスしたけんか腰の会話をしなければならなくなってしまいます。
それは決して幸福なことではありません。

だから、とりあえずは、自分のやるべきことをやって、人間関係を良くした上で、信用してもらってから、「僕はこう思うよ」と自分の意見として上記のような事を言うしかないわけです。

これは、とても時間がかかる方法なんですけど、でも、そうするより他に「うまく行く方法」がないんですね。
だからそうするしかないんです。

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おそらくは、まず間違いなく、官僚+マスコミの後ろには、アメリカ、あるいはニューヨークに拠点を置くユダヤ系金融グループなどの黒幕がいます。でも、そのあたりは、本当に証拠がない。だから、説得力を持って語る術が僕にはありません。

郵政の見直し法案も、この春まではなんとか可決すると思われていたのに、菅政権になって全部流産。ようは500兆円もの資金をアメリカの金融グループなどに貢げ!と言う声が大きいということなんでしょう。

100年に一度と言われた大不況がアメリカを襲っていて、とんでもないこげつきを出してしまった。それはパソコンとネットという発明によって、1995年以降、リーマンショックまで、えんえんと「金融バブル」を新技術によって膨らませ続けてきた結果でして、その実態のないバブルを、まだまだ膨らませ続けたい一群がいてる、ということなんですね。

本来は、そういう人たちは、「山と張って、目が出なかった」人なのだから、市場から退場しなくちゃいけないのに「もっと資金があったら取り返せるがな」と資金の要求をしているということです。

そういう人達が、「もう一度山を張るんだから」と500兆円の郵貯を狙っていて、とりあえず見直し法案の流産でなんとか外資が入る状態を維持できた、ということです。

金額が半端ではありませんから、この資金を確保するためには、それこそ何十億ものお金が投資される可能性があります。
しかも、その投資の仕方は、上のマスコミの恣意的な質問内容のように、すでに常軌を逸しています。つまり、


●目的のためには、なんでもやる。


という非情の世界に入っている、ということです。
裏の力でもなんでも使う、ということです。
バレなければ、何をやってでもやりとげると言うことです。
いや、「多少バレても、やってしまわねばならない」という事にまで至っています。
そこまで、いまの「世界不況」は深刻です。

だから、投票の数字というのも、実はまったくあてにはならないと思っています。

ブッシュが大統領になった時に「集計機のミスがあった」と話題になって、選挙の有効性が問われたりしましたが、それは時の流れの中でいつのまにか話題にもならなくなりました。
いまや投票の集計も機械でやるようになってますから、そのプログラムをどういじるかで、どうなるのか、わかったものではないのです。

で、実は、この間の参院選でも、けっこうな地域で集票機は使われていたんです。

だから、今度の民主党の代表選でも、数字がどうなるか、わかったものではないのです。
テレビや新聞が、ここまでうがった世論調査をあえてやるのは、そのための証拠づくりのためかも知れないのですよ。いや、本当に。

だからこそ、ネットでの支持率も、少なくとも僕は明確にしておきたいなと思いました。

官僚+マスコミには、この他にも、「邪魔な政治家を殺して、それを自殺として処理する」という得意技もあると言われています。警察と裏の世界の人間が手を結べば簡単なことです。

そこまでの最悪の事態も想定した上で、物事は見ないといけないし、日本でもとうとう、そういう見方でみていないとダメな状況になってきているようだな、というのが僕の判断です。


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とはいえ、これらは全部「かも知れない」という推測情報とか、当て推量の話ばかりです。

本当にしっかりと論議されねばならないのは、政策そのもののはず。

ですので、最後に、菅さんと小沢さんの政策に関する情報を、どちらに偏ることなく紹介しておくことにします。とくに、「民主党代表選候補共同会見」の動画は、とても面白いと僕は思いました。できればじっくりごらんいただきたいと思います。

では。


小沢氏の政権政策
http://www.ozawa-ichiro.jp/policy/policy_0611.htm

菅氏の立候補政見
http://kannaoto.jp/seiken.html


民主党代表選候補共同会見
http://www.ustream.tv/recorded/9279458


コメント

ミカエル
2010年9月7日4:48

小沢氏は、そんなに良い政策を持っていながら、
何故、今まで出さなかったの?
同じ民主党でしょう?
それは、自分が立候補する時のために、温存しておいたって事ですよね?

政策の良し悪しは別にして・・・。

もしくは、
その政策を民主党の中で党員を説得して、世に送り出す力が無かったって事ですよね?

ところで、どちらがどうって話はおいておいて、

小沢氏が総理になったら、国会は、小沢氏の金銭面でのいろんな事の追求に終始して、大切な審議が止まってしまう・・・。

それは、ライバル国には日本の国力を落とす事になって、すご~~~~く、都合が良い。

それだけは間違いありません、
日本の経済が大変な時に、ウチワモメでもある・・・。

シゲ
2010年9月7日11:10

>ミカエルさん
書き込みありがとうございます。
ご質問にいくつか答えていきましょう。

>小沢氏は、そんなに良い政策を持っていながら、
>何故、今まで出さなかったの?

小沢さんの政策のほとんどは、5年以上前から言っておられることです。もちろん、いまの緊急事態に対応して発案されてる政策もあるでしょうけど。また、その小沢さん自身の発案による政策が民主党のマニフェストにも採用されて、それで「国民の生活が第一」というスローガンにもつながっているのです。だから、コツコツとした民主党党員への政策の良さの訴えがあって、3年前の参議院選挙、昨年の衆議院選挙での民主党の躍進につながったのです。

>その政策を民主党の中で党員を説得して、世に送り出す力が無かったって事ですよね?

多くの民主党党員は、小沢さんの政策に納得していますが、一部の議員を中心に小沢さんの政策は蛇蝎の如く嫌われているのは事実です。なぜなら、小沢さんが、本気で官僚政治のあり方を、国民のための政治に改革しようとしているからです。

なぜ嫌われるかというと、議員の中には国民の立場を代表するのではなく、官僚の立場を代表している「過去官僚議員」という、やっかいな存在がいるからです。そういう人間からすれば、小沢さんの政策そのものが許せないわけです。官僚の権限を減らして、地方に権限を回す、なんていうのは嫌で嫌で嫌で嫌で仕方ないという、心から嫌われる政策なんです。自分たちの「権限」が減らされるのは、官僚にすれば「生きがい」を奪われるような事柄だからです。

しかし、現状の日本では、とにかく官僚政治のムダを省く以外に道筋はありません。そういう意味では官僚の側も生き残りに必死ですから、どんな汚い手を使ってでも「官僚政治の改革」自体を潰したいわけです。小沢さんだけが「政治とカネ」の問題をやたらと追求するのも、官僚がマスコミを使って小沢さんを攻撃しているからです。

>小沢氏が総理になったら、国会は、小沢氏の金銭面でのいろんな事の追求に終始して、大切な審議が止まってしまう・・・。

これは確かに起きるでしょう。なんせ小沢さんは、本気で官僚政治のあり方を変えようとしているわけですから。でも、それも承知で立候補されたんですし、僕はそのリスクを負ってでも、官僚政治の打破をしない限り、日本の未来はないと思っています。

官僚政治のあり方を変えようとした途端に、マスコミは一斉に政治家批判を始めます。それは日本のマスコミが「記者クラブ」という制度によって、完全に官僚の手下として飼い慣らされてしまっているからです。

>日本の経済が大変な時に、ウチワモメでもある・・・。

ということですので、こういう状況を「ウチワモメ」である、と矮小化すること自体が間違いです。その「ウチワモメ」という考え方をばらまいているのは、まさに官僚に支配されたマスコミのはずですよ?ちょっと思いだしてください。現下の状況を「民主党内のウチワモメ」などと矮小化しているのは、この代表選に興味を持ってもらいたくない官僚だけです。

我々国民がしっかりと、「これは官僚と国民との血で血を洗う戦いなのだ」と自覚しなければなりません。
官僚の武器は、マスコミによる国民洗脳であり、はっきりとミカエルさんは洗脳されてしまってるわけです。そこは自覚してください。

そこを自覚することこそが、我々国民の側の仕事です。


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