ISBN:4844062042 単行本 岡本 浩一 ライオン社 2006/09 ¥830
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4844062042/249-9767057-8485143
ちょっと、「はてな」にもブログを持っていて、そっちで書いた内容をこっちにも転載しておきます。
もう半年も前の書き込みですけども、けっこう精神的にしんどかった時の日記なのに、冷静に自己分析していて、自分で感心してしまった。
ま、書籍紹介でもありますので、その意味でも一部修正してお送りします。
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ここしばらく、精神的に辛いと言うか、学びの大きい事とかあったので、その反動というのがあって、最近連続して書いてるんですが。
まぁ、それはそれとして、精神的に落ち着いてる人なら、仕事をして、お休みを取って、また仕事をしてというパターンで毎日を過ごされると思うのです。
で、これが大脳生理学的には、けっこう重要な事らしいんですね。
たとえば「勉強をしてからテレビを見る」のか、「テレビを見てから勉強する」のかとか、どういう順番で勉強するのがいいのかとかを、よく考えないといけないようです。
そんなこと、どっちでも同じように思えるんですけど、記憶の定着という意味からは、しっかり勉強してからリラックスする方が、勉強の記憶が定着しやすいらしいんですね。
このあたり、
「上達の型」を身につける―能力アップの実践心理学
という本をいま読んでいて、とても面白いです。
この岡本浩一さんの本はどれを読んでも、本当に面白くて好きなんですが、もう、何度も紹介していますが、上記の本とともに、
「上達の法則」―効率のよい努力を科学する
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4569621988/249-9767057-8485143
という書籍も、とてもおもしろかったので、おすすめしておきます。(この「ひとよみにっき」でも何度も紹介してます。)
で、この岡本さんのご本によれば、せいいっぱい頑張ったら、その後はすぐに休む、というのが良いみたいなんですね。
だから本当はここの日記も一週間書いたら一日休む、くらいの方がいいんだと思うんですね。運動なんかもマフェトン理論とか見ると3週間トレーニングして一週間を調整期間にするとか普通にありますしね。(マフェトン理論も面白いのですが。)
で、このあたり、「成長する」という事を頭に置いておきたいと思うのですよ。
勉強しても、忘れてしまっては単なる娯楽と変わりません。定着するから長期記憶になって人生に対する収穫になるわけです。
たとえば恋愛やら、仕事での人間関係のトラブルやらでも同じ事だと思うのですよ。何かうまくいかなかった出来事にぶつかる。そしたらそれをキチンと整理して記憶して、次の機会に活かす。
それが「成長する」ということで、つまりは「体験した出来事から学ぶ」って事なわけですね。
ということは、体験した出来事は、つねに自分なりに整理して、長期記憶として保管し、次の機会に活かせないと「学んだ」ことにはならないってことなんです。
自分の失敗をキチンと直視して、そこから逃げない。自分の「弱いところ」「弱点」「嫌なところ」を抑圧せずに、勇気を持って直視して、ありのままの「ダメな自分」を自覚して、そしてそれを受け入れる。
そういう事をした上でないと、自分の失敗の原因を把握できないし、そうやって、ありのままの原因把握さえすれば、そうそう同じ失敗を繰り返すこともないわけです。
で、この自己をありのままに見て整理するとかをせず、次の機会に活かせないのが「依存」なんですね。
たとえば、自分の嫌な現実を直視したくないから、お酒に逃げるとか、ギャンブルにはまるとか。自分を直視しないわけですよ。自分から逃げる。自分の弱点や弱みを直視しないためには、どんなごまかしでも活用してやるぞ! てなもんで、お酒やギャンブルだけじゃなく、恋愛(らしきもの)に逃げたり、子供に逃げたりという人間関係へ逃げたりする。
これ、実は当人は「休んでる」つもりなんですけど、全然休んでなくて、パンツのゴムひもみたいなユル〜いストレスをヒタヒタと感じながら、それを直視せずに代償行為でごまかしてるわけですよ。
でもやっぱり勉強するというのと同じで、心に少し負荷はかかるけれども、現実をはっきりと見つめて、それを受け入れる、という事をしないといけない。そうしてはじめて、自分というものがわかるわけで。
で、そういうしんどい事をしたら、やっぱりちょっと「休む」ってのが必要なんですね。その休み方は人それぞれでしょうけど、とにかく「判断の停止」=「アポケー」の状態に、いったんは自分を置かないとダメなんだろうなぁと思うのです。
ちょっとボーっとするというか。
無意識に身をゆだねるというか。
そういう、ある意味「考える事の放棄」とか「意志の遺棄」みたいな状態、ちゅうぶらりんの状態を、計画的に自分の生活に入れておかないとダメだよなぁと思うんです。
そういう「休み」があってはじめて、自分の現実を直視する力も復活するわけですしね。
なので、休んでない人は酒とかギャンブルとか、そういう代償行為に走りやすいと思う。依存して代償行為をするっていうのは、ようは、朝から晩まで、月月火水木金金、ストレスにさらされたままの状態って事だろうと思うし。
結局、休むっていうのは、自分を直視してるかどうか、って事なんだと思うんですよ。疲れている自分を、客観的に実感する、みたいな事だと思う。
それはもう、「全部お休み」でないとおかしいのよね。
酒も休む。ギャンブルも休む。子供依存も休む。全部休む。何もしない。わざと何もしない。考えない。ただ、この世に自分ひとりきりが存在している。そういう感覚かなぁ。そういうのを、まず感じないと休みにならないし、辛いことを乗り切る力にもならないって思う。
みんな、うまく休んでね。
いやほんと。
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4844062042/249-9767057-8485143
ちょっと、「はてな」にもブログを持っていて、そっちで書いた内容をこっちにも転載しておきます。
もう半年も前の書き込みですけども、けっこう精神的にしんどかった時の日記なのに、冷静に自己分析していて、自分で感心してしまった。
ま、書籍紹介でもありますので、その意味でも一部修正してお送りします。
--------------------
ここしばらく、精神的に辛いと言うか、学びの大きい事とかあったので、その反動というのがあって、最近連続して書いてるんですが。
まぁ、それはそれとして、精神的に落ち着いてる人なら、仕事をして、お休みを取って、また仕事をしてというパターンで毎日を過ごされると思うのです。
で、これが大脳生理学的には、けっこう重要な事らしいんですね。
たとえば「勉強をしてからテレビを見る」のか、「テレビを見てから勉強する」のかとか、どういう順番で勉強するのがいいのかとかを、よく考えないといけないようです。
そんなこと、どっちでも同じように思えるんですけど、記憶の定着という意味からは、しっかり勉強してからリラックスする方が、勉強の記憶が定着しやすいらしいんですね。
このあたり、
「上達の型」を身につける―能力アップの実践心理学
という本をいま読んでいて、とても面白いです。
この岡本浩一さんの本はどれを読んでも、本当に面白くて好きなんですが、もう、何度も紹介していますが、上記の本とともに、
「上達の法則」―効率のよい努力を科学する
http://astore.amazon.co.jp/kids1226-22/detail/4569621988/249-9767057-8485143
という書籍も、とてもおもしろかったので、おすすめしておきます。(この「ひとよみにっき」でも何度も紹介してます。)
で、この岡本さんのご本によれば、せいいっぱい頑張ったら、その後はすぐに休む、というのが良いみたいなんですね。
だから本当はここの日記も一週間書いたら一日休む、くらいの方がいいんだと思うんですね。運動なんかもマフェトン理論とか見ると3週間トレーニングして一週間を調整期間にするとか普通にありますしね。(マフェトン理論も面白いのですが。)
で、このあたり、「成長する」という事を頭に置いておきたいと思うのですよ。
勉強しても、忘れてしまっては単なる娯楽と変わりません。定着するから長期記憶になって人生に対する収穫になるわけです。
たとえば恋愛やら、仕事での人間関係のトラブルやらでも同じ事だと思うのですよ。何かうまくいかなかった出来事にぶつかる。そしたらそれをキチンと整理して記憶して、次の機会に活かす。
それが「成長する」ということで、つまりは「体験した出来事から学ぶ」って事なわけですね。
ということは、体験した出来事は、つねに自分なりに整理して、長期記憶として保管し、次の機会に活かせないと「学んだ」ことにはならないってことなんです。
自分の失敗をキチンと直視して、そこから逃げない。自分の「弱いところ」「弱点」「嫌なところ」を抑圧せずに、勇気を持って直視して、ありのままの「ダメな自分」を自覚して、そしてそれを受け入れる。
そういう事をした上でないと、自分の失敗の原因を把握できないし、そうやって、ありのままの原因把握さえすれば、そうそう同じ失敗を繰り返すこともないわけです。
で、この自己をありのままに見て整理するとかをせず、次の機会に活かせないのが「依存」なんですね。
たとえば、自分の嫌な現実を直視したくないから、お酒に逃げるとか、ギャンブルにはまるとか。自分を直視しないわけですよ。自分から逃げる。自分の弱点や弱みを直視しないためには、どんなごまかしでも活用してやるぞ! てなもんで、お酒やギャンブルだけじゃなく、恋愛(らしきもの)に逃げたり、子供に逃げたりという人間関係へ逃げたりする。
これ、実は当人は「休んでる」つもりなんですけど、全然休んでなくて、パンツのゴムひもみたいなユル〜いストレスをヒタヒタと感じながら、それを直視せずに代償行為でごまかしてるわけですよ。
でもやっぱり勉強するというのと同じで、心に少し負荷はかかるけれども、現実をはっきりと見つめて、それを受け入れる、という事をしないといけない。そうしてはじめて、自分というものがわかるわけで。
で、そういうしんどい事をしたら、やっぱりちょっと「休む」ってのが必要なんですね。その休み方は人それぞれでしょうけど、とにかく「判断の停止」=「アポケー」の状態に、いったんは自分を置かないとダメなんだろうなぁと思うのです。
ちょっとボーっとするというか。
無意識に身をゆだねるというか。
そういう、ある意味「考える事の放棄」とか「意志の遺棄」みたいな状態、ちゅうぶらりんの状態を、計画的に自分の生活に入れておかないとダメだよなぁと思うんです。
そういう「休み」があってはじめて、自分の現実を直視する力も復活するわけですしね。
なので、休んでない人は酒とかギャンブルとか、そういう代償行為に走りやすいと思う。依存して代償行為をするっていうのは、ようは、朝から晩まで、月月火水木金金、ストレスにさらされたままの状態って事だろうと思うし。
結局、休むっていうのは、自分を直視してるかどうか、って事なんだと思うんですよ。疲れている自分を、客観的に実感する、みたいな事だと思う。
それはもう、「全部お休み」でないとおかしいのよね。
酒も休む。ギャンブルも休む。子供依存も休む。全部休む。何もしない。わざと何もしない。考えない。ただ、この世に自分ひとりきりが存在している。そういう感覚かなぁ。そういうのを、まず感じないと休みにならないし、辛いことを乗り切る力にもならないって思う。
みんな、うまく休んでね。
いやほんと。
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