最近は「怒りのコントロール」というのが課題です。
簡単なようでいて、なかなか難しい。

「怒りのコントロール」。僕はこれがとても苦手です。

怒りのコントロールというのは、決して「抑圧」して自分の不満を押さえつける事ではない。適切な表現で要求・要望を伝えていくという事ができなければ、それは「怒り」に自分が負けてしまっているということなわけです。

自分自身を本当に大切に思うなら、「怒り」という感情に頼らずに、自分の望みを実現しなければならない。これはけっこう難しいんですね。

で。

この半年、一年で、すごく当たり前なのに、いままで気付いていなかったなぁと思ったのが、「苦手克服」ということの意義なんですね。

人生において、何が達成感が大きいかと言っても、この「苦手を克服する」という事ができた時が、もっとも達成感が大きいのです。つまり喜びが大きい。

この事を僕は最近、とても深く実感していて、日々アイディアメモをつけているのですが、自分の苦手項目を整理しながら、どうやれば克服できるかを考えています。

(考えているだけで、実行できてないなぁと思う事の方が多いのですが、それでも何もしないよりはるかに良いです。)

でも、それは自分の欠点を自ら探していくことだから、けっこう辛いことではあるんですね。なので、あんまり他人にはお勧めしないのです。自分のダメな面、弱い点、失敗を繰り返しているところを自分で直視するのは、やっぱり辛い。

が、それでもやっぱり、身の回りの優れている人、尊敬に値する人は、自分の欠点・弱点を素直に認めておられるし、その「弱い自分」をスタート地点にされているからこそ、大地に足をしっかりつけて、生きておられるという気がするのです。

だから自分の欠点を直視して、それを克服課題にするというのは、とても重要な事なのだろうなと思います。

いやまぁ、実は「欠点・弱点を克服する」というのは、もの凄く高度な課題でして、本当はまず「自分の得意を伸ばす」ということをやらないといけないのですね。

もっと簡単に言うと「できることをちゃんとやる。苦手なことはやらない。」です。

まず自分のできる事をする。たとえば、好きな人がいてるのに、デートにも誘えないとしたら、まず「おはよう」と声をかけるとか、そういう「できる」事からはじめる。そういうことですね。

この「できることからやっていく」というのが幸せになるためのファーストステップで、ここを無理して「なんとかデートに誘うぞ」と考えると苦しいばかりなのですね。それは「できない事」をやろうとしているという事なわけです。

で、こういう具合に、自分の得意項目を伸ばして自分に自信をつけるというのが、「自分を愛する」ことでして、これができていない人は他者攻撃ばかりするようになってしまいます。相手を貶めることで、自分の能力が高くなったような勘違いをするわけです。

僕はなんとか自分の得意項目を伸ばすという事に関しては無理せずやれるようになって来たので、次のステップとして、苦手克服の達成感の大きさを味わうようにしようという事に目標が変わってきたのだと思います。

結局、それもこれも「得意を伸ばす」「できることを上手にやる」「自分を愛する」という基礎項目が、なんとか形なりにもできるようになってきたからよなぁ、とつくづく思うのです。

安心して自分を認められるだけの「自分」を作り上げることができたのかなと思う。

なんでもないことですが、ウクレレの演奏という趣味も、そういう過程の中でとても大きな位置を占めているんですね。ほんとうに5分、10分でおだやかな心を取り戻せる、素晴らしい「道具」を得られたなぁと感謝しているのです。

音楽というものは本当に素晴らしいです。

そういう基盤が固まってきたから、次は苦手項目の克服だよなと思うのです。がまんしたり抑圧するのではなく、怒りを交えずに、キチンと正しく主張していくというようなことですね。

実は、いま、この文章が「です、ます」なのも、その怒りのコントロールの一環なのです。

最近読んだ本の中に書かれていたのですが、「だである」は文章構造的に複雑なものになりがちなのだそうです。日本人ではない外国の人が読んで、理解しやすい文章が「ですます」なのだそうです。

じゃあ、「ですます」で文章を書こう。そう思うのですね。
それだけで相手に伝わりやすくなるなら、そうしましょう。
そう思うわけです。

ともあれ、まだまだ達成はしていないけれど、苦手は克服しようと思います。
自分のダメなところを直視して、それを直す、ですね。
がんばります。

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