いやー、もうびっくりしました。

すごいニュースですなー。
携帯用ブラウザの最大手のアクセスが、
palmOSのライセンスを持つパームソースを買収という話。

なんじゃこりゃ。と最初は思ったのですが、冷静に考えると、ものすごいかけ算になる超優良企業の誕生を感じさせますね。

まずアクセスの「ネットフロント」ですけど、携帯電話やネット家電などの組み込み型ブラウザでは最大のシェアを持っているのではないでしょうか。
で、はっきり言って、移動端末ものにおいては、IEよりネットフロントのほうが良くできてるし、各メーカーとのつながりも強固です。

それに加えて、PalmSourceです。

PalmSourceは、PDA、つまり電子手帳の「palm」のOS開発だけをやってる会社です。日本ではpalmはあまり知られてないけど、世界規模で見るとPDAの標準OSと言っていいと思います。(最近はちょっと不振だったけど。)

で、palmは、palmのハードを作っているpalm one とPalmSourceに、数年前に分社したんですが、PalmSourceは、OSの開発とライセンスを専門に行う会社、というわけです。

アクセスと一緒になると、それこそあらゆるハードメーカと直接つながれますから、これで本当の意味で名実ともに、「あらゆるハードウェアメーカーにpalmOSを提供する」というのが実現できます。

palmOSに対応する機種はSONYが撤退して以来、日本には皆無だったんですけどねー。これでいきなり、日本の携帯各社が、いきなりpalmOS対応になる可能性が出てきた。

すごいよー。私はpalmファンで、なおかつアクセスを応援してた人間なので、なおうれしい。ドリキャスでインターネットというのを、けっこうやってたんですけど、あのソフトもアクセスの「ネットフロント」だったしねー。

ああ、しかし、私がいつも使ってる、palm用フリーソフトのウクレレコードブックなんかが、そこいらで売ってる携帯でも動くかもって思うと実にうれしい。

携帯をそのままPDAにできて、なおかつあらゆるpalm用のアプリケーションソフト(マイクロソフトオフィスのデータをPDAで直接読み書きするソフトなんかも発売されてますからな。で、これの出来がいい。)も携帯で使える。

で、パソコンとのデータ連動もpalmのやり方がそのまま生かせる。

なんかすごいなー。

これから伸び盛りの携帯というか、スマートフォンというか、そういう市場に、いきなりフルラインアップを揃えた巨人が誕生して、しかもそれが日本企業って話。

やっぱ頭いい奴は、いいとこ見てるよなーとつくづく思う。

マイクロソフトと完全に対抗しますから、大戦争になるかもですけどね。がんばれアクセス。
これはすごいですよ。
ほんとに。

いやー、palmファンとして、この話には大注目だなぁ。
うーむ。

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